ブログでやるべきSEOについて、最新の状況を踏まえて29個のトピックにまとめています。
内部SEOと外部SEO、SEOライティングとコンテンツ展開、ユーザー体験の改善など、
計5つの分野ごとに2023年を生き抜くためのブログSEO対策を徹底解説します。
一般的なブログのアクセスの8~9割は、GoogleやYahoo!などの「検索エンジン」からの流入です。
つまりブログで成功できるかどうかはSEO次第ということになりますよね。
ブログ運営において、SEOはもっとも重要!
そこで今回は、2023年を生き抜くための「ブログSEO」と題し、SEOまわりの最新トピックや、引き続き注力すべき重要トピックをまとめてみました。
次のコアアプデがいつ来るかわかりませんが、やれることはすべてやった上で、万全の体制を整えておきたいですよね!
わりとざっくりとした説明が多いけど… 参考サイトも紹介しているのでぜひ合わせて読んでみて!
下記表の項目をクリックすると該当箇所までスキップするよ!
ブログSEO 1:内部SEO対策
内部SEO対策とは、各種タグなどのソースコードや、WordPressなどCMSの各種設定など、
おもにWebサイト内部に施策をほどこす種類のSEO対策です。
Core Web Vitalsに備える!
しょっぱなから難しい横文字ですみません。
Core Web Vitals(コアウェブバイタル)とは、ユーザーに優れたUX(ユーザー体験)を提供するための指標・シグナルのこと。
GoogleはCore Web Vitalsを2021年5月から検索順位を決める要素に追加しました。
Core Web Vitalsの3つの指標は下記のとおりです。
- ページ表示速度(LCP)
- ユーザー操作への応答性(FID)
- レイアウト崩れなどの少なさ(CLS)
これらに対する改善策を今のうちから準備、対策しておきましょう。
また、Core Web Vitals以外の既存の指標の改善も、もちろん引き続き重要となります。
- モバイルフレンドリーへの対応
- HTTPS化(SSL化)の対応
- コンテンツの安全性の担保
- インターステシャル(全面広告)の排除
- 邪魔なポップアップ表示の排除
Google Developers Japanには、Core Web Vitalsについての説明が掲載されています。
Core Web Vitalsについては下記の記事が詳しいので、詳細を知りたい方は参考にしてみて下さい。(※外部サイトに遷移します)
強調スニペットへの表示を狙う!
強調スニペットとは、検索結果ページの最上部に表示されるハイライトのこと。
強調スニペットは、ユーザーが各サイトへ遷移することなくすぐに検索意図を満たすことができるため、
今後もGoogleは多種多様な強調スニペットを実装していくでしょう。
自分のブログの情報が強調スニペットに表示されれば、より露出が増えアクセス増を期待することができます。
逆にブログがクリックされなくなる可能性もあるけどね…
強調スニペットを表示させるには、下記のようにいくつかの条件があります。
- そもそもの記事が上位表示されること
- 強調スニペット内に表示されるような端的な回答を書くこと
- 正しいHTMLマークアップを用いること
強調スニペットについては下記の記事が詳しいので、詳細を知りたい方は参考にしてみて下さい。(※外部サイトに遷移します)
クロールバジェットを意識する!
クロールバジェットとは1つのサイトに与えられているクロール量の上限値のこと。
検索エンジンが自分のブログをクローリングしてくれる量は決まっており、
クロールバジェットを無駄使いせずに有効活用することで、SEO的なメリットを享受することができるのです。
Googleの公式発言では「コンテンツ量が圧倒的に多い大規模サイトでない限りはあまり気にしなくて良い」と言っていますが、
一方でクロール頻度の高いコンテンツは検索上位に表示されやすいという事例も散見されます。
また、クローリングを最適化することは、記事の新規追加や修正やリライトをおこなった際に、いち早く検索順位に反映されることにもつながります。
低品質な記事を減らし、リンクエラーや重複コンテンツをなくすことで、最適なクローリングが行われるように意識しましょう。
画像の軽量化、次世代配信フォーマットに対応する!
前述のCore Web Vitalsにも影響しますが、画像の最適化も以前として重要です。
とくにサイトの表示速度が遅い場合、画像に原因があることが大半なんですよね。
まずは画像をしっかりと軽量化するとともに、次世代配信フォーマットにも対応させましょう。
WordPressを利用している場合は、プラグインを使ってWebp(次世代配信フォーマットの1つ)に対応させることが可能です。
プラグインを使ったWebp対応についてはこちらの記事をご参照ください。
画像検索を意識する!
最近は画像検索の絶対量も増えてきているので、漏らさずに対応をおこないましょう。
具体的にはalt 属性や画像キャプションなどのテキスト情報で対応すること。
その画像の内容を端的に表す情報を、altに記載してください。
画像認識の技術開発も進められていますが、まだまだ認識レベルは低く、
リンゴとバナナの違いを認識できる程度とのことなので、現時点ではそれほどやれることはありません。
適切なメタディスクリプションを設定する!
メタディスクリプション (meta description)はその記事の説明文を検索結果ページに表示させるためのものです。
メタディスクリプションは検索順位に直接的な影響を与えないと言われており、ここ数年はあまり重要視されることが少なかったと思います。
ただしメタディスクリプションは検索結果上に表示されるため、ユーザーのクリック率に少なからず影響を与える大切な要素です。
特に2020年5月のコアアップデート以降の個人ブログが検索上位に上がりにくくなった状況では、
少しでもCTRを高めて検索流入を稼ぐためにも、しっかりとメタディスクリプション を設定し、チューニングしていくことが大切です。
メタディスクリプションについては下記の記事が詳しいので、詳細を知りたい方は参考にしてみて下さい。
ブログSEO 2:外部SEO対策
外部SEOとは外部サイトからバックリンク(被リンク)を得る施策を指しますが、
ここでは被リンクはもちろん、サイテーションやレピュテーションなどについても含めて解説します。
新鮮で質の良い被リンクを増やす!
検索エンジンからの評価に被リンクが大きな影響を与えていることは周知の事実だと思います。
被リンクは「量」と「質」で語られることが多いですが、個人的には「鮮度」も影響していると予測しています。
つまり古い被リンクよりも、新しい被リンクが評価されるのではないか?ということです。
古い被リンクはリンク元サイトの更新が途絶えていたり、リンク元ページの情報鮮度も古くなっているはずなので、
被リンクの評価自体も低くなるのも当然だろうと。
実際に、たくさんの古い被リンクを有するブログよりも、新しい被リンクを受けているブログのほうが上位表示される事例をいくつも見ています。
これは、ドメインパワーが強い競合サイトがあっても、新鮮な被リンクを集めることで勝てる可能性があるということですよね。
権威性を証明し、著者情報を加える(E-E-A-T)!
直近の検索アルゴリズムにおいて、E-E-A-Tはとてもウェイトが重い要素になっています。
※Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)
現状の「企業や公式が優遇されてつらい!」という状況も、単純に企業だから優遇されているわけではなく、E-E-A-Tが評価されているからに他なりません。
個人メディアであったとしてもE-E-A-Tを担保できれば上位表示は可能です。
ただしこれらの要素をGoogleに伝えるのは簡単ではありませんよね。
私たちにできる対策としては、自分が保有する資格・免許・経験・実績・評判・SNS・出版物・メディア露出・運営法人・所属団体…などを有効活用すること。
これらをプロフィールや著者情報や運営者情報に記載し、さらに相互にリンクを結ぶことです。
※例:自サイト内に「○○○の資格を持っており15年以上の実績があり、△△△協会に所属」と記載し、協会ホームページへ発リンク→協会ホームページ側からも自サイトにリンクを貼ってもらう(被リンク)など
ただ単純に著者情報にテキスト記載することにはあまり意味がないので、エビデンスとなるものとリンクをつなぎ合うことがポイントですね。
もし自分で権威性を示すことが難しい場合は、権威者に執筆をお願いするという方法もあります。
ただしその場合であっても、前述のとおりのエビデンスは必要です。
E-E-A-Tについては下記の記事にもくわしく解説しています。
サイテーションとレピュテーションも重要だ!
E-E-A-Tに関するトピックでもう1つ。
僕はE-E-A-Tには以下の3つの要素が影響していると考えています。
- 被リンク
- サイテーション
- レピュテーション
「被リンク」はご存知のとおり、外部サイトからあなたのサイトへ向けて貼られたリンクのこと。
「サイテーション」とは、リンクを伴わないあなたのサイトやあなた自身への言及のこと。
「レピュテーション」とはいわゆる評判・世評のことです。
これらはそれぞれ単体ではなく、組み合わせで考える必要があります。
例えば、サイテーションでは、あなたやあなたのサイトが好意的に言及されているのか? 批判的に言及されているのか? によってSEO的な影響は変わるはずです。
また被リンクについては、リンク元にどのようなアンカーテキスト(リンクが貼られている文字列)が使われているのか? 好意的か批判的か? によってSEO的な評価が変わるはずです。
つまり被リンク・サイテーション・レピュテーションは複合的に考えつつ、それぞれを最適化していく必要があるのですね。
ブログSEO 3:コンテンツ展開
コンテンツ展開とは、ブログに公開する記事をどのように展開していくべきか?
どんなジャンルを攻めるべきか?などの戦略のことです。
トピッククラスターで攻める!
トピッククラスターを超簡単に説明すると、
検索順位を上げたい幹記事(ピラーコンテンツ)を、たくさんの房記事(クラスターコンテンツ)で支えるコンテンツ展開の手法です。
幹と房を内部リンク(枝)でつなぎつつ、ブログの中にトピック(話題)のクラスター(集団・塊)をいくつも作っていくということですね。
狙っているキーワードを、1つの記事単体で上位表示させるのはなかなか厳しいので、
複数記事で団体戦で上位表示を狙おうというのがトピッククラスターによるコンテンツ展開なのです。
ほかにも色々メリットがあるけど
長くなるからここでは省略するね。
必要な子記事(クラスターコンテンツ)の数量は、キーワードの難易度や市場的な話題ボリュームによって違う印象がありますが、
少なくとも5〜10、理想では20〜30が目安になると思います。
トピッククラスターについては下記の記事が詳しいので、詳細を知りたい方は参考にしてみて下さい。
ブログ全体で高品質記事の割合を増やす!
ブログに存在する記事の中に、どのくらいの割合で高品質な記事が存在するのか?も重要な指標です。
逆にいうと低品質な記事をどれだけ減らすことができるのか?ということですね。
まずは、1つ1つの記事を丁寧に作りこむこと。
さらに過去記事の検索評価を分析し、低品質の記事をリライトによって改善していくことが大切です。
こまめに更新し情報を新鮮に保つ!
既存の記事をこまめに見直して、つねに情報をフレッシュな状態に保ちましょう。
情報は鮮度がとても大切です。
執筆当時には最新情報を書いたつもりの記事であっても、時が経って情報が古くなってしまったら、それは間違った情報になる可能性もありますよね。
何よりユーザーはつねに最新の情報を求めています。
特にすでにある程度の記事数があるブログの場合、
新規記事をむやみに増やしていくことよりも、古い記事を順次見直していくことの方がブログ全体に良い影響を与えるはずです。
記事数よりも1記事ごとの質を高める!
つまり、記事は「量よりも質」を優先すべしということ。
これは当マクサン内でも繰り返し主張してきたことなので目新しさはないですが、
最近はとくにその傾向が強まってきていると感じています。
記事量を増やしていくことはもちろん大切ですが、
それよりも読者の検索意図をストライクで満たせるような高品質な記事を1つ1つを丁寧に仕上げていくことの方が430倍くらい大切。
読まれない・役に立たない低品質な記事をいくら増やしても意味はないんですよね。
雑記ではなく専門特化型に!
最近ではメディアの専門性がとても重要になってきたと感じています。
つまり専門性を評価されたほうが検索上位に上がる可能性が高いということですね。
また、専門性だけではなくE-A-Tすべての面において、雑記ブログよりも特化ブログの方が有利と言えます。
雑記ブログが100%ダメとは言いませんが、特定の分野をとことん追求したブログのほうが、ユーザーも安心して情報を参照できると思います。
YMYLには手を出してはいけない!
当マクサンではブログコンサルを承っているのですが、
「ブログがうまくいかない…」「アクセスも収益も増えない…」という方の半分以上は、
YMYL分野に向かって竹槍で無謀な突撃をくり返している人なんですよね。
- ニュース・重大イベント
- 政治・公的機関・社会サービス
- 資産・決済・住居・教育・職業
- 健康・医療・薬・病気・症状
- 栄養・美容・フィットネス・防災
- 人種・民族・宗教・障害・ジェンダー
YMYL分野で個人メディアが大成功するのは限りなく無理に近いので、個人的にはおすすめしません。
おなじ時間と労力を注ぎ込むのであれば(悪いことは言わないので)別の分野を選ぶべきですね。
YMYLに関しては下記の記事にくわしくまとめていますので、ぜひ合わせてお読みください。
もしYMYLを攻めるなら事業者になれ!
それでもYMYL分野で頑張りたいという方は、その分野における事業者になることをおすすめします。
現在YMYL分野で検索上位に上がっているサイトのほとんどは企業や専門機関などの事業者です。
つまりその分野で専門性をもって実のある事業を展開しているということ。
ならばあなたも事業者になればいいのです。
もちろん事業者になったからといって急激に検索エンジンから評価されるわけではありません。そんな単純なものではありません。
その分野で恒常的にE-A-Tを高めていく努力が必要ですし、そのためにはメディアだけではなく実業面での努力も必要です。
でも、同じ努力をするにしても(あくまで現在の検索アルゴリズムでは)事業者の方が有利であることは間違いないですね。
ブログSEO 4:ライティング
ここではSEOライティング(SEOを意識した記事執筆)について解説します。
SEOライティングについては、今までどおり「検索意図を理解し、それを解決できる良質な記事を書くこと」が重要です。
検索意図を重視して書く!
検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索した目的・ニーズのこと。
ユーザーが求めている情報が具体的にどんなものなのか?を考え、
そのニーズ(悩み・問題・欲求)を解決する記事を作ることが大切です。
検索意図は以前からとても重要な要素でしたが、
検索エンジンの性能がどんどん進化しさらに精緻になっていくなか、より正確に検索意図に応えられるコンテンツ作りが求められています。
検索意図については下記の記事にくわしくまとめているので、ぜひまとめてお読みください。
記事の冒頭で検索意図に応える!
検索意図の重要性については前項で解説したとおりですが、
検索意図はなるべく記事の冒頭で解決するようにしましょう。
「結論をまず先に!」ということですね。
これはもちろんユーザーのニーズになるべく早い時点で応えるというメリットがあるとともに、
検索エンジンにその記事の概要を記事の冒頭という重要箇所でいち早く伝えることで、
検索順位の上昇や強調スニペットへの反映にも期待することができます。
テキストだけではなくビジュアルでも伝える!
テキストだけで伝えられる情報には限界があります。
とくに難しい説明をする場合や、入り組んだ複雑な解説、感覚的なニュアンスなどはテキストだけでうまく伝えることは難しいので、
ビジュアル要素を最大限に活用して説明するようにしましょう。
ビジュアル要素とは、下記のようなものを指します。
- 写真やイラスト
- 図解
- グラフや表
- 箇条書き(リスト)
- 囲み(ボックス)
…これらのビジュアル要素はテキストよりもユーザーの理解を促進するとともに、熟読率が上がり滞在時間も長くなります。
結果的にSEO的な効果も期待できるでしょう。
音声検索を意識してコンテンツを作る!
音声検索は、われわれサイト運営者が想像するよりもはるかに急速に利用が広がっています。
アメリカのPwC社が実施した調査によると、
「1日に1回以上音声検索などを利用する」と回答した人の割合は25〜49歳で65%、50歳以上でも57%にのぼります。
参考:The impact of voice assistants on consumer behavior: PwC
これは「Siri」や「Googleアシスタント」などのAIアシスタントのほか、
「Amazon Echo」や「Google Nest」などのスマートスピーカーの普及が原因に挙げられるでしょう。
将来的にさらなる拡大が見込まれなか、私たちサイト運営者も音声検索への対応を無視することはできません。
また、音声検索と従来のテキスト検索では、検索クエリの文言にも違いが出てくるはずですよね。
音声検索のSEO対策については下記の記事が詳しいので、詳細を知りたい方は参考にしてみて下さい。(※外部サイトに遷移します)
上位競合との差分を埋める!
自分の書いた記事に何が不足しているのか? どうすればもっと改善できるのか?
ブログコンサルでもよく聞かれる質問の1つです。
答えは2つあります。
1つ目は「上位表示されている競合記事をチェックして、競合にはあって自分にはないトピックを探し差分を埋める」こと。
2つ目は「そこにさらに自分だけのオリジナリティを加える」ことです。
上位表示を狙うには、少なくとも今上位にある記事よりも素晴らしい記事を作らなくてはなりません。
まずは検索で1位~10位(最低でも1位~5位)の競合記事にあるトピック(の中で検索意図を満たしているであろうもの)は必ずチェックしましょう。
それだけではただの模倣でしかないので、それにさらに自分だけのオリジナリティや一次情報を加えてください。
そのキーワードで「No.1の記事を書くんだ!」
ってくらいの意気込みで作りこんでね!
企業サイトがやれない攻め方をしよう!
最近は企業の公式サイトやオウンドメディアがやたら強くて嫌になっちゃいますよね。。
でも企業にはできないけど、個人メディアならできる攻め方もいっぱいあるんですよ。
たとえば…
- ランキングコンテンツ
- 比較コンテンツ
- ネガティブ訴求やデメリットの表記
- 感情的でエモい表現
- 一見マネタイズに遠い分野の開拓
…などなど。
僕も本業で今までにたくさんの企業メディアを運営してきましたが、こういうコンテンツは企業では作れません。
総力戦ではなく局地戦。
正面突破ではなく隙をつくこと。
2021年の個人メディアの勝機は、運営者のアイデアや創意工夫にかかっていると言えます。
一次情報(オリジナルの調査結果など)を増やす!
息の長いコンテンツを作るためには、まずはスピード感が大切です。
コンテンツマーケの世界にも先行者優位はあって、
新しい単語でいち早く検索上位を取れれば、なかなか競合に追い抜かれない強い記事になります。
あとは一次情報になることも重要。
一次情報とは、自分がいちばん最初の情報源である情報のことを言います。
一次情報になれば、たくさんのWebサイトから引用され、たくさんの被リンクを得ることができます。
一次情報とはたとえば下記のようなものが考えられます。
- オリジナリナルの研究結果
- オリジナルの調査結果
- オリジナルのアンケート調査
- 専門性のある意見や主張
- 他人とは違う視点からの意見や主張
こう書くとものすごく難しいことのように思えますが…
下記のようなコンテンツだって一次情報になり得るんですよね。
これらの記事は筆者独自の調査研究を元に書いた、わりと勝手なコンテンツではありますが、
一次情報としてたくさんの被リンクを受け、長いあいだ検索上位をキープできています。
発リンクもけっこう重要だ!
被リンクの重要性については説明するまでもないと思いますが、実は「発リンク」もめっちゃ重要なんですよね。
発リンクとは自分のサイトから他の外部サイトへリンクを貼ることです。
自分の記事だけでは説明しきれない場合に関連性&信頼性の高い外部サイトへ参照リンクを飛ばしたり、権威ある専門家の発言を引用リンクすることは、
ユーザーにとって有意義であるとともに、SEO的な効果も期待することができます。
記事のCTRを改善する!
前述のとおり2020年5月のコアアップデート以降、
個人ブログ(正確にはE-A-Tが充分でないサイト)は検索上位になかなか上がりにくくなってしまいました。
この状況は今後も大きくは変わらないでしょうね。
しかし、多少の順位の差であれば、CTRを改善することでトラフィックを担保することは可能です。
また、記事のCTRが高まれば、検索順位自体を押し上げることもできます。
ここまでに説明したメタディスクリプションの改善はもちろん、記事タイトルの試行錯誤によってCTRの改善をめざしましょう。
下記の記事にもCTRの改善方法をくわしく解説しているので、ぜひ合わせてお読みください。
ブログSEO 5:ユーザー体験&コミュニケーション
ユーザーが快適にあなたのブログを利用できること、使いやすくストレスのないブログであることが大切です。
また、ブログの内外でユーザーと積極的にコミュニケーションを取ることも重要です。
ユーザーからのメンションを増やす!
メンションとは「名前を挙げる」「言及する」こと。
多くはSNSやコミュニケーションツールにおいて特定の個人について発言したり、オープンの場で話しかけたりする際に使われる機能です。
メンションは前述のサイテーションと同様に、あなたとあなたのサイトの評判・世評につながります。
あなたへのポジティブなメンションを増やすことによって、
ファンの醸成という効果以外にも、SEO的な効果も期待できるということですね。
とにかくユーザー体験を高める!
近年、Googleは一貫してユーザー体験(UX、ユーザーエクスペリエンス)を高めることを推奨しています。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
引用:Google について | Google – Google
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。
具体的にユーザー体験が高いサイトとは、下記のようなものを指します。
- ユーザーが探している情報を見つけやすい
- ユーザーを待たせない、表示速度が速い
- ユーザーが使いやすい、操作性が高い
- ユーザーが読みやすい、デザインが優れている
- ユーザーのストレスがない、崩れやエラーが少ない
- ユーザーの満足度が高い、問題を解決できる
前述したCore Web Vitalsについても、これらのユーザー体験を検索ランキングを決定する要素に組み込むという目的です。
つまり2021年に我々がまず取り組むべき重要課題はユーザー体験だということになりますよね。
空白
UX、ユーザーエクスペリエンスについては下記の記事が詳しいので、詳細を知りたい方は参考にしてみて下さい。(※外部サイトに遷移します)
過剰な広告は見直す!
ユーザー体験を改善するための1つの手段として、過剰な広告を見直すというアプローチがあります。
ちなみにGoogleは広告自体を否定していません。
とは言え、サイト内に広告が多いことでユーザーがストレスを感じたり、読み込み速度が遅くなることはよくあります。
収益を無視できるなら、もちろん広告が入っていないサイトの方がユーザーの満足度は高いはずですよね。
ただ私たちは収益を目的にしているのですべての広告を排除するわけにはいけません。
最低限、少なくともユーザーに不快感を与えるような過剰な広告設置をしている場合は、見直すことをおすすめします。
SNSはブログへの貢献度が高い!
SNSからのリンクはほとんどがno followなので、正確には被リンクにはなりません。
ただし直接的な集客を増やすことができますし、
何よりもサイテーションとレピュテーションの向上に貢献してくれます。
また、SNSからのリンクはno followですが、
SNSであなたのブログを知った人が自分のサイトにリンクを貼ることで、do followの被リンクは増えていきます。
結論、SNSをブログと並行して運用することは、ブログに多くのメリットをもたらすことになります。
ブログSEOまとめ|3つの最重要ポイントとは?
今回は2023年を生き抜くためのブログSEOについて解説しました。
個人的に最重要ポイントは以下の3つだと考えています。
- ユーザー体験を改善すること
- 実のある権威性を証明すること
- 検索意図をより完璧により素早く解決すること
これらは今までも大切な要素でしたが、Google検索の進化によってより精緻な評価がおこなわれるようになりました。
それに合わせて、私たちブロガーも進化を求められています。
今回ご紹介した内容を参考に、さらなるブログの成長を目指していただければ幸いです。
分類 | 項目 | 重要度 |
---|---|---|
内部SEO対策 | Core Web Vitalsに備える! | ★★★ |
強調スニペットへの表示を狙う! | ★★ | |
クロールバジェットを意識する! | ★ | |
画像の軽量化、次世代配信フォーマットに対応する! | ★★ | |
画像検索を意識する! | ★ | |
適切なメタディスクリプションを設定する! | ★★ | |
外部SEO対策 | 新鮮で質の良い被リンクを増やす! | ★★★ |
権威性を証明し、著者情報を加える(E-E-A-T)! | ★★★ | |
サイテーションとレピュテーションも重要だ! | ★★ | |
コンテンツ展開 | トピッククラスターで攻める! | ★★ |
ブログ全体で高品質記事の割合を増やす! | ★★ | |
こまめに更新し情報を新鮮に保つ! | ★★ | |
記事数よりも1記事ごとの質を高める! | ★★ | |
雑記ではなく専門特化型に! | ★★ | |
YMYLには手を出してはいけない! | ★★ | |
もしYMYLを攻めるなら事業者になれ! | ★ | |
ライティング | 検索意図を重視して書く! | ★★★ |
記事の冒頭で検索意図に応える! | ★★ | |
テキストだけではなくビジュアルでも伝える! | ★★ | |
音声検索を意識してコンテンツを作る! | ★ | |
上位競合との差分を埋める! | ★★ | |
企業サイトがやれない攻め方をせよ! | ★★ | |
一次情報を増やす! | ★★ | |
発リンクもけっこう重要だ! | ★ | |
記事のCTRを改善する! | ★★ | |
ユーザー体験 コミュニケーション |
ユーザーからのメンションを増やす! | ★★ |
とにかくユーザー体験を高める! | ★★★ | |
過剰な広告は見直す! | ★ | |
SNSはブログへの貢献度が高い! | ★ |
SEOについては、私サンツォも参加する「マクサンラボ」のYouTube動画でも解説していますので、ぜひ合わせてご確認ください。
コメント
コメント一覧 (10件)
ブログランキングからお邪魔しています
こるぼと申します。
かねてからキーワードの重要性を
聞いてはいましたが、実際には
良くわからない、、、ということで、
もやもやしていましたが、
この記事で、さらに注意事項がわかり易く
開設されているので、とても参考に
なりました。ありがとうございます。
こるぼさん、コメントありがとうございます!
そうですね、キーワードは重要ですね。
SEOの方にやりがちな失敗例としては、以下の2点です。
●キーワードをいっぱい詰め込む。
●検索されないキーワードを選んでしまう。
一つの記事の中で「これは検索にひっかけたい!」と思うキーワードは、1~2個に絞り込むようにしましょう。よくばって何種類も狙おうとしたり、タイトルや見出しにいっぱい詰め込もうとしても効果は分散するだけです。
また、せっかくキーワードを選定してもそのキーワードの検索数が少なくては意味がありません。ユーザーが検索窓に入力するであろう文言を選ぶことが大切ですね。
SEOはそんなに難しいことではありませんので、頑張って勉強していきましょう!わたしも頑張ります!
はじめまして、勉強させてもらってます。
記事を読ませてもらい
大ファンになりました。
本当に無料で良いのかなと思う内容に
神様の様に見えてきます。
ただ、お礼を言いたくてコメントしました。
有難うございます。本当に有難うございます。
アガイさん、コメントありがとうございます!
こういうシンプルな感想がいちばん嬉しいです♪
あれ?涙で画面が見えない…(´;ω;`)ウゥゥ
先達の方が、導きを与える。
どの分野でも美しい光景です。
文化の一新は、道具立て込みのいろいろな約束事ですから
よってらしゃい、みてらっしゃいも。
インターネット環境での方法論の詳細
有り難く拝聴致しました。
感謝。合掌。
お、おう。
ランキングからきました。
分かりやすかったです。
有難うございました。
ゆうさん、コメントありがとうございます!
概要しか書いてなくて恐縮ですが、ぜひ参考にしていただければ幸いです!
勉強になります。
ありがとうございます!
ぜひお役立ていただければ嬉しいです!