ブログの検索順位を上げる方法を解説!
ブログのアクセス流入の80~90%は検索から。つまり検索順位を上げること=ブログの成功につながるのです。
この記事ではキーワードの「検索意図」を知りそれをブログに反映させることで、ブログの検索順を大きく改善する方法(SEO)を説明します。
Yahoo!やGoogleなどの検索結果に表示される順位を上げる方法、つまりSEO(検索エンジン最適化)にはたくさんのやり方があります。
しかし… 僕たちブロガーがもっとも大切にすべきなのは、実はたった1つだけです。
それは検索意図(ユーザーが検索した目的)を知り、それを解決するための記事を書くこと。
今回は次の3点ついて、初心者ブロガー向けにくわしく解説いたします!
- 検索順位が決まるしくみ
- ブログで検索順位の上位をとるコツ
- ユーザーの検索意図を調べる方法
気になるところまで移動
検索意図については、下記の記事にもくわしく解説しています。
ブログの検索順位が決まるしくみ
あなたのブログを検索上位に表示させるには、まずは検索順位が決まるしくみを知らなくてはなりません。
この章ではどのようにブログの検索順位が決まるのか? 上位表示させるためには何が必要なのか?を解説します。
そんなの知ってるよ!という方は次の章までスキップしてね!
検索順位は「検索エンジン」が決める!
ブログに限らず、世の中にあるWebサイトの検索順位は、すべて検索エンジンが決めています。
そのなかでも圧倒的に利用者が多く、注目すべきなのがGoogleの検索エンジンです。
ちなみにYahoo!もGoogleの検索エンジンを使用しているんだよ!
Googleは利用者がその検索結果に満足することをもっとも重要なゴールにしています。
なので、Googleの検索エンジンは世の中に無数にあるサイトの中から、次の要素を判断基準としてさまざまサイトをピックアップし、ランキング(順位づけ)をおこない、
1位から順に検索結果ページに表示していきます。
- 利用者の目的を達成させられる情報
- 利用者が知りたいと思っている情報
つまり検索結果の1ページ目の1番上(つまり1位)に表示されているサイトは、
Googleから「このサイトが一番のおすすめだよ!」という高い評価を受けているということですね。
検索した目的に近い情報が高く評価されるわけだから、その目的を知らないと検索上位は狙えないよね!
検索上位を狙うには「検索意図」がポイント!
検索意図とは、Yahoo!やGoogleなどで検索をしたユーザーがそのキーワードで検索した目的を意味します。
- どんな情報を知りたくてそのキーワードで検索したのか?
- どんな問題や悩みを解決したくてそのキーワードで検索したのか?
ブログの検索順位を上げるには、この検索意図を把握したうえで記事を書くことがとってもとっても大切なのです!
検索意図(インテント)とは何か、検索意図の調べ方については、下記の記事にもくわしく解説しています。
その記事、検索意図を反映させてる?
例えばあなたが「おいしいカレーの作り方」というキーワードで検索したとしましょう。
検索結果ページにはカレーのレシピを紹介するサイトが並びます。
おいしいカレー屋さんを紹介する記事や、おいしいキムチの作り方を紹介したサイトは表示されません。
そりゃそうでしょ。
検索者が知りたいのは「カレー屋」「キムチ」の情報じゃなくて「カレーの作り方」だもんね。
なんでこんな当たり前のことをわざわざ書いたかというと…
こんな当たり前のことができていないブログがとても多いからなんですよね。
つまり、本来の検索意図ではない情報を記事に書いてしまっている人が多いということ。
ユーザーが望んでいない情報を書く人が多いということです。
「ブログが検索上位に表示されない…」という場合はほぼ100%が、
検索意図を反映していない情報(または競合に比べて検索意図から遠い情報)を記事に書いてしまっているからなのです。
狙うキーワードを決め検索意図を調べる!
なので、ブログの検索順位を上げるコツは次の3つの手順になります。
- まずは狙うキーワードを決める
- キーワードの検索意図を調べる
- 検索意図に沿った内容で記事を書く
まずは狙うキーワードを決める
ブログ初心者は狙うキーワードを決めずに記事を書き始く方が多いです。
それはゴールを決めずに大海原に船を漕ぎだしちゃうようなものです。つまり無謀。
検索エンジンに評価されるためには、どのキーワードで検索順位を上げたいのか?をまずは決める必要があるのですね。
そのキーワードがどのくらいの検索回数があるのかも必ず調べよう!
少なすぎると上位表示されてもアクセスが発生しないもんね。
キーワードの検索意図を調べる
選んだキーワードの検索意図を調べます。
そのキーワードで検索したひとが何を求めているのか?を正確に把握して記事を書くことが大切です。
検索意図の調べ方は後ほどくわしく解説するよ!
検索意図に沿った内容で記事を書く
検索意図を把握したら、それに応えられるような情報をブログ記事に書いていきます。
- ユーザーが求めている答えが明確に示されている
- 探している情報を素早く見つけられる
- 記事タイトルと本文内容に一貫性がある
…などの点を意識して記事を書きましょう。
求められているものを把握して、それに応える回答を書く!
シンプルだけどすごく重要ね!
Googleは検索意図を重視してる!
Googleの検索エンジンが検索順位を決めるロジックのことを検索アルゴリズムと言うのですが、このアルゴリズムはたびたびルールが変更・更新されています。
これをアップデートと言います。
2019年から2020年にかけては大きなアップデートが頻繁に発生しています。
そのアップデートの中でも特に重要視されているものの一つが、何を隠そう検索意図なんですよね。
つまりユーザーの検索意図に応えられているか?というのは、今後もとても重要な要素になってくるのです。
検索意図の調べ方は?
ブログの検索順位を上げるには「検索意図」を知ることが重要だということはここまでに説明した通りです。
では検索意図はどうやって調べれば良いのでしょうか?
まずは検索意図を想像してみる!
まずは、あなたが上位表示を狙いたいキーワードについて、検索したひとがどんな目的で検索したのかを想像してみましょう。
想像力を鍛える意味でも、まずは自分の頭で想像してみることが大切!
仮に「ブログ SEO」というキーワードで記事を書く場合を想定してみましょう。
「ブログ SEO」というキーワードの検索意図は、
- ブログのSEO対策について知りたい
- 自分のブログの検索順位を上げたい
- SEOに強いブログサービスやツールを探している
- ブログのSEO業者を探している
などなど、さまざまなニーズを想像できますよね。
たぶん上記の2つが正解なのではないかと思いますが、ただこれはあくまで想像ですので根拠もなにもありません。
間違ったまま記事を書いても無駄になってしまうので、検索意図を正しく把握するためさらに詳しく調べてみましょう。
背景&ペルソナを知る!
これ以降は、検索意図をよりくわしく調査する作業に入ります。
具体的にはペルソナと背景を把握することが最終的なゴールです。
- ペルソナ(どこの誰が?)
- 背景(どんな状況・環境で?)
この2点をいろいろなツールや実際の検索結果を見ながら分析していきます。
サジェストキーワードを見る!
まずはサジェストキーワードを見てみましょう。
サジェストキーワードとは、GoogleやYahoo!などの検索窓に文言を入力した際に、予測変換として出てくる候補ワードのことです。
GoogleではGoogleサジェスト(現在はオートコンプリート)とよびます。
サジェストは単なる予測変換ではなく、そのキーワードと一緒に検索されやすい語句が表示されます。
単純に検索回数の多いワードだったり、話題のワードだったりが多いね。
住んでいる地域に関係するワードだったり、あなたが最近検索したワードが表示されることもあるよ。
つまりサジェストを見ればそのキーワードが他のどんな文言と組み合わせて検索されているのかが分かるので、
ユーザーの検索意図を知る大きなヒントになるのです。
サジェストは図のように実際に検索窓にキーワードを入力して調べてもいいのですが、便利なツールがあるのでいくつか紹介しましょう。
例として「ブログ SEO」というキーワードでサジェストを抽出してみます。
Ubersuggest
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)の良い点は、検索数の多い順にサジェストを表示してくれること。
あとはSD(SEO難易度)を表示してくれたり、実際にどんなサイトが上位に表示されているか?そのサイトのドメインパワーは?
…なども表示してくれる超便利な無料ツール(一部有料)です!
僕も超フル活用しているのですが… 2020年2月から一部機能が有料化してしまったんですよ。残念。
まあ月1,000円なので、けして高くはないけどね。
ラッコキーワード
ラッコキーワードはGoogleサジェストに加えて、
Q&Aサイト(教えて!goo/Yahoo!知恵)の質問内容や、キーワードの検索ボリューム、競合サイトの見出し構成などを表示してくれる便利なツールです。
一部有料(たとえば検索ボリュームの表示など)ではありますが、さまざまなキーワード調査に使える人気のツールです。
OMUSUBI
OMUSUBIは、サジェストワードを上図のように視覚的にマッピングしてくれる無料ツールです。
サジェストをグルーピングしてくれるので、検索意図がよりわかりやすい点が特徴です。
実際の検索結果ページを見る!
検索エンジンが膨大なデータを精査した結果、「これが求めている情報っしょ?」って出した答えが検索結果ですよね。
だから検索意図を知るには、実際に検索結果ページをのぞいて見るのが一番なのです。
例として「ブログ SEO」というキーワードの検索結果について、
1位~10位のサイトが、それぞれどんな検索意図に応える内容なのか?を調べてみましょう。
これを見ると、検索上位10サイトのうち8サイトは、ブログSEOに必要な要素について書かれた記事でした。
つまり「ブログ SEO」というキーワードを検索した人のほとんどは、ブログSEOに必要な要素を知りたいのですね。
予測した通りの検索意図だったね!
ちなみに、この1位~10位までのサイトの記事タイトル・目次・要点などをエクセルシートなどにまとめ、より詳しく検索意図を調査&分析するという方法もあります。
僕はそこまでやってませんが… プロのSEOコンサルなどはそのくらい徹底的にやるようですね。
関連ワードを見る!
関連ワードとは、検索されたキーワードと関連性の高い語句のこと。
そのキーワードと一緒に検索されることの多いワード(の中でも特に検索頻度の多いもの)が表示されています。
Googleであれば上のように検索結果の一番下に表示されるよ!
Yahoo!では虫眼鏡とよばれていて、下のように検索結果の上下に表示されるよ!
関連ワード(または虫眼鏡)は、ユーザーの再検索の入力の手間を省くために表示されているのですが、逆に考えると再検索されやすいキーワードが表示されているということですよね。
これもユーザーの検索意図を知るとても重要な手掛かりとなるのです。
Q&Aサイトを見る!
Q&Aサイトとは、教えて!gooやYahoo!知恵袋などの、インターネット上で質問&回答のやりとりをするサービスのこと。
Q&Aサイトにはネットユーザーからの具体的な質問(=生の声)が書かれているので、どんな人が・どんな状況で・何に悩んでいるのか?を知る大きなヒントになるのです。
実際に教えて!gooやYahoo!知恵袋を覗いて見るのもいいですが、前述したラッコキーワードでも質問内容を見ることができます。
クリックすると実際の質問ページに飛ぶことができるので、どんなやり取りが行われているかをチェックしてみてください。
検索意図を踏まえて記事を書く!
ここまでにご紹介した
- サジェストワード
- 実際の検索結果ページ
- 関連ワード(または虫眼鏡)
- Q&Aサイト
この4つを参考にしつつ、
- ペルソナ(どこの誰が?)
- 背景(どんな状況・環境で?)
の2つを想像し検索意図を考えてみましょう。
例えば「ブログ SEO」というキーワードであれば、下記のような感じでしょうか?
- ブログを始めて3ヶ月〜半年くらいまでの初心者ブロガー。
- ある程度記事が貯まってきたが、アクセスが伸びきらず収益も上がっていない。
- やはりSEOの知識がないとダメだと思い、いろいろ勉強している最中。
- なので具体的なブログのSEO対策を知りたいと思い検索した。
ちなみに、これらの検索意図やペルソナを踏まえ、
実際に「ブログ SEO」というキーワードでの検索上位を狙って書いた記事が下記です。
狙い通り現時点で検索結果の1ページ目(5位~8位の間くらい)に入ることができています。※執筆時点
今回の内容を参考に、みなさんもぜひ検索意図を踏まえた記事作成に取り組んでみてください!
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