みなさん「被リンク」ってご存知ですか?
あなたのサイトが、他のサイトからリンクを受けることを「被リンク」というのですが、
「被リンク」は数あるSEO対策のなかでも特に検索順位への影響度が大きい要素の1つで、とても重要です。
つまり良質な「被リンク」をたくさん増やすことができれば、
あなたのサイトの検索順位は上がり、毎日たくさんのアクセスが自然と集まってきて、
何もしなくても広告収入がチャリンチャリンとはいってくる、何ともウハウハな状態になるということですね!
…しかし被リンクというのは「相手あってのこと」ですので、自分の努力や根性だけではどうにもなりません。
つまりアンコントーラブル(自分で制御が難しい)で難易度が高いんですよね。
お金の力でリンクを購入(ペイドリンク)したとしても、Googleから手痛いペナルティを食らう可能性もありますし…。
で、そんな今回は「被リンク」を獲得するもっとも効果的で、かつ唯一の方法をご紹介しようと思います。
先に言っときますけどズルしてリンクを得るブラックな方法ではないですよ。
今回ご紹介するのは、めちゃくちゃホワイトな正攻法ですからね。
「被リンク」とは?
そもそも「被リンク」とは何かについて、もう少しくわしく解説しましょう。
リンクには下記の3つの種類があります。
被リンク
前述のとおり、あなたのサイトが他のサイトからリンクを受けることです。別名バックリンクとも言います。
発リンク(外部リンク)
被リンクの逆で、あなたのサイトから他のサイトへリンクを貼ることです。読者のメリットを重視した適切な発リンクは、検索エンジンからも評価されます。
内部リンク
あなたのサイトからあなたのサイトの別のページにリンクを貼ることです。ユーザーのサイト内回遊を促進する役割を果たします。
いずれもSEO対策として一定の効果があり、ユーザーが快適に情報を探すためにも役立ちます。
そのなかでも「被リンク」は、検索エンジンが“このページはたくさんの人に支持されている良質なコンテンツだ”ということを判断する指標になるため、
結果的にSEO的にとても重要な要素となっているのです。
被リンクを増やすもっとも有効な方法とは?
しかし、「被リンク」を獲得するのは簡単ではありません。
他サイトからリンクを貼ってもらうわけですから、自分の努力だけではどうにもならないんですよね。
無理矢理リンクを貼ってもらっても、ページ同士に関連性がなければSEO的にはあまり意味はありません。
また、お金をはらって被リンクを購入するようなブラックな手法(ペイドリンク)は、すぐにGoogleにバレてペナルティ(順位を大幅に下げられる)を受けるリスクもあります。
なので、被リンクってどうやって増やせばいいの?という質問に対しては、
「質の高いコンテンツ(記事)をコツコツ増やし、自然的に被リンクが増えるのを待つしかない」……と答えるのが通例となっているんですよね。
まぁこれは大前提として正しい解答ですし、まさしく良い記事を増やしていくことこそが被リンクを得る最良の方法です。
しかし、これだけだとちょっと情報不足かなぁと思っていて、
もう少し具体的に「被リンクを獲得するためにはどのような記事を増やすべきか?」を知らないといけないと思うんですよね。
その具体的な方法というのが「一次情報」になることです。
一次情報になることは、被リンクを増やすもっとも有効な方法で、かつ唯一の方法とも言えるでしょう。
被リンクを増やす「一次情報」とは?
「一次情報」というのはつまり、引用などの大元(おおもと)になる情報元のことです。
なんらかの統計データ、実験や検証結果、理論や考え方、名言や名セリフ、グラフや図解、写真やイラスト…などなど。
他のサイトに引用されたり参考リンクを貼られるような貴重で役に立つ情報を、一番最初に発信した情報元のことを「一次情報」と言います。
一次情報はとても貴重で便利な存在ですので、たくさんの人が引用したり、参考情報や出典として使ってくれます。
当然「被リンク」も増え、あなたのサイトにはたくさんのアクセスと、検索エンジンからの高い評価が期待できます。
一次情報になる条件としては、以下のようなものが考えられます。
あなたが最初の情報元 / オリジナルの情報である
「一次情報」というくらいですから、その情報はあなたが一番最初に世の中に発信したもの、
もしくはあなたがその一次情報を最初に解釈したり加工したり批評した立場である必要がありますよね。
また、オリジナルの情報であり、類似の情報がないことも重要です。
調査や検証に手間がかかる
似たような情報がたくさん出回ってしまっては優位性がなくなってしまいますので、
他の人が簡単に真似したり追随したりできない情報である必要があります。
調査や検証に手間がかかっているというのも、簡単にはマネできない情報という意味で大切な要素なのですね。
信頼できる情報・発信者である
さらに、その情報や、情報の発信者である筆者自身(あなた)が信頼できるかどうかというのも大切です。
根拠や検証内容が不明だったり、実績や評価がない執筆者だったり、そもそも書いていることが間違っている場合は、なかなか信用されるのが難しいですよね。
最近は検索エンジンもE-A-T(専門性・権威性・信頼性)をとても重視しているので、E-A-Tが低いコンテンツや執筆者が書いた記事は、SEOで評価されません。
E-A-Tについては下記の記事でくわしく解説しています。
「一次情報」の例とは?
では、どんな情報が「一次情報」になるのかというと…
たとえば官公庁が調査した統計情報や、大手アンケート会社が調査したアンケート結果などが分かりやすいですかね?
いずれも信頼性が高く、調査母数も多いので、引用する情報としては100点満点です。
でも、そんなすごい情報なんて個人じゃ無理でしょ!って思いますよね。
まぁこれは100点満点の事例ですので、私たち個人サイトの場合はそこまで完ぺきにする必要はありません。
あくまで個人レベルでも、そこそこ気合いを入れて調査したり運用の工夫をすれば、それなりの効果は期待できます。
例えば下記のような例です。
- みんなが気になることを手間暇かけて調査
- 定期的にリライト、内容の充実をおこなう
- オリジナリティの高い意見・考察
みんなが気になることを手間暇かけて調査
たとえばこのマクサンでいうと、SEOと文字数の関係について調査した下記の記事なんかが良い例になるかと思います。
この記事は、文字数が検索順位に影響しているかどうかを手作業でコツコツと調べて検証した記事なのですが、
公開と同時にたくさんのシェアをいただき、「SEO 文字数」などのキーワードで長い期間検索上位に表示されていました。※執筆時点
こういう面倒くさいけどみんなが気になっていることを手間暇かけて調査した系の記事は、
一次情報になりやすく被リンクを集めるのに最適です。
定期的にリライト、内容の充実をおこなう
また、下記の記事はマクサンのなかでもっともアクセスがある記事の1つで、おすすめの「無料ブログ」を紹介しています。
こちらもコツコツと各無料ブログのサービスについて調査した情報であるとともに、読者から寄せられたコメントを参考に追記・リライトを繰り返しており、
つねに読者の役に立つ参照元でいられるように、定期的に情報更新を行なっています。
それが功を奏してか、「無料ブログ」や「ブログ おすすめ」などのキーワードで上位表示をキープできています。※公開時点
オリジナリティの高い意見・考察
もちろん調査・検証情報だけが一次ソースになるわけではありません。
たとえば下記の記事はマクサンでも3本の指に入る人気記事なのですが、特に精度の高い調査・検証はしていません。
(各職業ごとの年収については、さまざまなソースを調べ参考にしましたが)
この記事は「日本にもカースト制度があるよ」というオリジナリティ(独自性)の強い意見(というか偏見に満ちた持論?)を勢いにまかせて書いたネタ記事です。
でもなぜかバズって、Facebookいいねが1560以上つき、長年当ブログの人気記事としてランクインしています。
※追記:後日よく調べたら、「NewsPicks」に取り上げられており、それがキッカケでバズっていたみたいですね。
バズること=被リンクを得ることではないですが、バズによって多くの人の目に触れることで、結果的に被リンクに繋がる可能性が高くなると言えるでしょう。
これも「カースト 日本」などのキーワードで検索順位の1ページ目に入っています。※執筆時
「被リンク」のSEO効果について
では最後に、「被リンク」のSEO効果について解説しておきましょう。
検索エンジンがサイトの検索順位を決めるために使っている要素は、200項目以上あると言われています。
「被リンク」はその200項目以上ある要素のなかの1つです。
けっして「被リンク」だけで検索順位が決まるわけではありません。
しかし、その数ある要素のなかでも「被リンク」は、比較的 検索順位に与える影響が大きいと考えられています。
なぜなら「被リンク」というのは第三者の“人間”が客観的にそのサイトにくだしたリアルな評価だからです。
Googleの検索エンジンは非常に優秀で、現時点でもその記事のなかに書かれた内容をほぼ正確に読み取ることができるそうです。
しかし、実際に人間であるユーザーがその記事を読んで満足したのか?心が動かされたのか?までは読みとることができません。
あたりまえですよね。だってロボット(プログラム)なのですから。
そういう生身の人間のリアルな評価や感情みたいなものを判断する指標として、
「被リンク」という分かりやすい指標をランキングのアルゴリズムのなかに取り入れているのですね。
ちなみに、一口に「被リンク」と言っても、リンクの数だけで評価しているわけではありません。
下記のようなさまざまな点を総合的にみて、その被リンクが内容的に質の良いものなのかどうかも評価基準に入れているのです。
- 被リンクの数
- リンク元サイトの内容/質
- リンクまわりの文章
- リンクが貼られた場所
- リンク元サイトの発リンク数
- 話題の関連性、親和性
…などなど
つまり、被リンクされた数はもちろんのこと、リンクを貼ってくれたサイトがどんなサイトなのか? どんな文脈でリンクを貼っているのか? 親和性(関連性)があるかどうか? …などもふくめて判断しているのです。
ですからおなじ1本の被リンクであっても、サイトが変わればその価値も変わります。
また、関係ない分野のサイトに関係のない文脈で無理矢理リンクを貼ってもらっても無駄です。
繰り返しで恐縮ですが、お金を払ってリンクを購入しても、そういうブラックなことをしているサイトからリンクがあると判断されれば、
逆に評価が下がる(ペナルティを受けて検索順位を大幅に下げられる)ことにつながってしまうリスクもあるのです。
良い子のみなさんは、絶対に被リンクをお金で購入するなんてことはしないで下さいね。
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