「キーワード」を使って、ブログやアフィリエイトサイトのアクセスを増加させる具体的なテクニックを解説!
さらに、筆者が普段からヘビロテで利用している、SEO対策やキーワード調査に役立つおすすめツールも紹介。
キーワードの検索ボリュームや競合性を調べる具体的な方法などを、初心者にも分かりやすいように解説します。
Webサイトにとってもっとも重要な集客(アクセス流入)経路は検索です。
特にブログやアフィリエイトなどの個人メディアでは、GoogleやYahoo!などの検索経由の集客が全アクセスの70~90%を占めています。
そして、検索対策(SEO)でもっとも重要となるのがキーワードです。
キーワードの活用のしかた次第であなたのブログやアフィリエイトサイトの検索順位、その結果としてのアクセス数は大きく変わります。
つまりキーワード対策をおこなうことが、成功に導く一番の近道なのですね。
今回はWebサイト(特にブログやアフィリエイトサイト)にとってもっとも重要となる
「キーワード」を使ったアクセスアップ術について解説いたします。
- キーワードとは?
- おすすめのキーワードツール
- キーワードを使ったサイト改善ノウハウ
- キーワードの調査・選定のコツ
キーワードとは?
一般的な意味でのキーワードとは、情報の内容をよく把握するために重要な役割を果たす言葉のことです。
SEOの世界でのキーワードとは、インターネット利用者がGoogleやYahoo!などの検索サイトの検索窓に入力する文言のことを指します。
厳密には後述のとおり「検索クエリ」と言うんだけど、本記事では「キーワード」で統一するね。
僕たちのブログやアフィリエイトサイトの検索順位を決めているのは検索エンジンです。
検索エンジンは検索アルゴリズム(計算式のようなもの)によって、検索結果ページに表示する順位を決めていますが、
その際にトップクラスに重要となる指標が「キーワード」なのです。
検索キーワードを意識せずに適当に書いた記事では、SEO効果を期待することはできません。
逆に、
- 「どんなキーワードで検索にヒットさせたいのか?」
- 「そのキーワードで検索する人がどんな情報を求めているのか?」
…など、キーワードを意識するだけでもSEO効果は格段に向上するのです!
一言でいうとつまり…
「キーワード」はめちゃくちゃ重要ってこと!
上のグラフは僕が運営するすべてのブログの確定収益と、PVの推移です。下のグラフは筆者のメインブログのアクセス内訳です。
アクセスの約9割がオーガニックサーチ(自然検索)なので、収益のほとんどを検索から生みだしているということになりますよね。
何度もいうけど…
「SEO」とその根幹となる「キーワード」って本当に大切なんだよね。
このブログは3日~7日に1回の更新というかなりスローペースでの運営スタイルではあるものの、それなりにアクセスと収益が伸び続けてきたのは、
やはりキーワードや検索クエリを意識しつつ記事を書いているからに他なりません。
キーワードや検索クエリというのは、それほどに重要なものなのです。
「キーワード」と「検索クエリ」の違い
さて、急に「検索クエリ」という言葉を放り込んでしまいましたが、「検索クエリ」とはなんでしょうか?
「キーワード」と「検索クエリ」の違いについて簡単に説明しておきましょう。
検索クエリ
ユーザーが検索をする際に検索窓に入力する単語やフレーズ(複合語)を「検索クエリ」と言います。クエリ(query)は英語で「質問」という意味です。
読者がどんな情報を求めて自分のサイトに来てくれたのか? 読者がどんな問題を解決したがっているのか? などを直接的にあらわす言葉です。
キーワード
メディア運営側(つまり僕たち)が、集客のために記事内に設置する単語やフレーズを「キーワード」と言います。
検索クエリを元に、サイトや記事の中にどんなキーワードを使い、どんな情報を提供するべきか?を考えることが大切です。
つまり整理すると下記の通りになります。
- 検索クエリ … ユーザーが実際につかった言葉
- キーワード … 僕たちサイト運営者がつかう言葉
ややこしいので、前述のとおり、本記事ではどちらも「キーワード」で統一するよ。
キーワードの選定
SEOに強いコンテンツ(記事)を作るためにまず一番はじめにやることは、
「キーワード」を意識すること、検索上位を狙う「キーワード候補」を選定することです。
たとえばダイエットに関するページを作る際には、「ダイエット」「痩せる」「やせる」「痩身」「太らない」…など
いくつかのキーワード候補が挙がりますよね。
どのキーワードを選ぶかで検索上位にあげる難易度や、集まるアクセス数も変わってくるので、
どのキーワードにするのか?というキーワード選定はとても重要な要素となるのです。
キーワードの選定方法・キーワードの選び方は、下記の4つの点に注目してください。
- 検索数(検索ボリューム)を調査
- 競合性(難易度)を調査
- ロングテールからコツコツと
- キーワードとページ内容の整合性
検索キーワードの選び方については、下記の記事にもくわしく解説しています。
キーワードの検索数(検索ボリューム)を調査
そのキーワードが月にどのくらい検索されているか?のことを、キーワードの検索数(検索ボリューム)と言います。
もちろん検索数が多ければ多いほど、上位表示できた際のアクセスが多くなります。
ただし検索数の多いキーワードは、ライバルが多く上位表示が難しい場合がほとんどなので、
次に説明する競合性や難易度を考慮にいれて選ぶ必要があります。
検索数の調査方法はのちほど説明するよ。
キーワードの検索ボリュームについては、下記の記事にくわしく解説しています。
キーワードの競合性/難易度を調査
「競合性」「難易度」とは、そのキーワードでの上位表示を狙っている競合(ライバル)がどのくらいいるのか?を表す指標です。
競合性が高ければ高いほど上位表示させることが難しくなりますので、
同程度の検索数のキーワードなのであれば、もちろん競合性(難易度)の低いキーワードを選ぶべきですよね。
競合性・難易度の調査方法ものちほど説明するね。
ロングテールからコツコツと
ロングテールキーワードとは上図のとおり、
検索数は少ないが競合性が低く、上位表示の難易度が低いキーワードのことを指します。
あなたのブログやアフィリエイトサイトがすでにSEOに強い場合はビッグワードを選べばいいのですが、
そうでない場合やまだブログを始めたばかりの場合は、
まずはロングテールキーワードからコツコツと攻めるようにしましょう。
将来的にミドルワードやスモールワードで上位表示されるページが増えてくると、
結果的にビッグワードにも強いブログに育ちます。
SEOに強いサイトを作るには、まずはロングテールから!
キーワードとページ内容の整合性
そのページに書いてある情報の内容と、狙うキーワードに差異があると、SEO効果はありません。
たとえば「ラーメン」というキーワードで検索上位に表示させたいのに、アフリカの政治情勢についての情報を書いても意味がないですよね。
当たり前ですが、「ラーメン」というキーワードを狙うなら、ラーメンに関する情報を書かなくてはなりません。
そのキーワードで検索するユーザーがどんな情報を求めているのか? どんな悩みや問題を解決したいと考えているのか?
そのキーワードの「検索意図」を考えることがとても大切なのです。
キーワードをツールで調査
キーワードの検索数や競合性・難易度を調査するためには、さまざまなツールを目的に合わせて使いこなすことが大切です。
本章ではキーワードを使ってSEO対策に使える、おすすめのツールをいくつか紹介します。
ちなみに、筆者がおすすめすするのは「Ubersuggest」と「OMUSUBI」の2つ。
どちらも無料ツールですが、それぞれ有料ツール級の機能をもった超便利なキーワードツールです。
キーワードプランナー
競合性を調べるツールとしては、Google広告(旧Google AdWords)運用ツールのなかのキーワードプランナーが有名です。
Google公式のリスティング広告用管理ツールですが、アカウントを取得すれば誰でもキーワードのおおまかな検索ボリュームと競合性を調べることができます。
キーワードプランナーは無料で利用することができます。
- キーワードプランナーにログイン
- 「新しいキーワードを見つける」をクリック
- キーワード候補を入力し開始する
- キーワードの月間平均検索ボリューム
- キーワードの競合性
ただし、キーワードプランナーで調査できる競合性はあくまでリスティング広告のものなので、
SEOの競合性とは必ずしも一致するわけではありません。その点はご注意ください。
またキーワードの検索ボリュームも「10万~100万」みたいな超ザックリな表示に変更されてしまったので…
正直、個人的には「キーワードプランナーは使えない」という印象です。
次にご紹介するUbersuggestのほうがおすすめだよ。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、キーワードを意識したサイト作成を行うためにとても役に立つツール(無料)です。
- キーワードの検索ボリューム
- 関連キーワードの検索ボリューム
- キーワードの難易度
- ドメインの自然検索状況の調査
個人的にもっともお気に入りのポイントは、キーワードをその関連語までふくめて検索ボリュームを一発で調査できること。
この機能は有料ツールでしか見たことないので、無料だなんて正直おどろきです…。
Ubersuggestで検索数が多く難易度が低いキーワードを選び、コンテンツ制作に役立ててみてください。
無料版だと制限があるけど、個人的には無料ツールのなかでは一番のお気に入り!
OMUSUBI(オムスビ)
OMUSUBI(オムスビ)はキーワードマップを作成してくれるツールです。
キーワードマップとは、調査対象のメインキーワードとその関連キーワードをツリーマップ状に視覚化したもの。
そのキーワードが他のどんな言葉と組み合わせて検索されているのか?を分かりやすく表示してくれます。
キーワードのグルーピングをぱっと把握したい時に便利だね!
関連キーワード取得ツール
ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール)はキーワード探しにとっても便利な無料ツールです。
関連ワードを探したいメインのキーワード(上記の例でいえば脱毛)と打ち込んで検索すると、
「Googleサジェスト」「教えて!goo」「Yahoo!知恵袋」など複数のサービスから候補ワードをひっぱり出して一覧化してくれます。
ちなみにサジェストとは、検索窓に文字を打ち込んだときに検索候補として表示されるキーワードのことです。
サジェストはよく検索される文言を元に表示させているので、これを見れば候補となるキーワードが見つかるはずです。
共起語検索ツール
共起語検索ツールはGoogleの検索結果TOP50サイトより「共起語」をピックアップしてくれるツール(無料)です。
共起語とは、あなたが狙っているキーワードと“頻繁に一緒に書かれている文言”のことです。
キーワードアドバイスツール
キーワードアドバイスツールは、Yahoo!プロモーション広告のなかのキーワードツールです。
利用するにはYahoo!のビジネスアカウントが必要となります。
前述したGoogleのキーワードプランナー同様にリスティング広告用のツールですが、
Yahoo!利用者の多いサイト(ちょっぴりネットリテラシー低めの客層)の場合は活用をおすすめします。
キーワードファインダー
キーワードファインダーは、SEO会社のディーボが提供しているSEOキーワードに関するあらゆる機能を搭載したツール(有料)です。
- キーワードの月間検索数・SEO難易度
- キーワードマップ機能
- おすすめキーワードの提案
- キーワード順位の取得
大変便利なツールですが、有料ですのでお金に余裕があるひとは検討してみてください。
これら以外にもSEO対策に使えるツールはたくさんありますので、興味のある方は下記の記事を参考にしてみてください。
キーワードを使って記事を書く
次はキーワードを活用したコンテンツ(記事)の作成についてです。
下記の点を意識しながら、ユーザーにとって有意義なコンテンツを作りましょう。
キーワードは1記事1つ
狙うキーワードは、1つの記事にたくさん盛り込もうとせずに、1記事に1個キーワードくらいを目安とします。
多くても2~3キーワードまでにしよう!
あまり欲張りすぎるとコンテンツの趣旨がブレますし、
検索エンジンからの評価(それぞれのキーワードの重み付け)が割れてしまいます。
読者の顔を想像する
そのキーワードで検索するユーザーは、どういう問題を抱えていて、何を知りたがっているのか?を想像しましょう。
どこに住んでいる何歳くらいの人で… 男なのか女なのか… どんな職業でどんな顔をしているのか…
などを色々と想像してみましょう。
読者がどんな人間なのかを意識するのとしないのとでは、記事を読んだ時の説得力や印象が大きく違ってしまいます。
残念ながらあまり実践している人は少ないですが、この作業はとても大切です。
文章の骨格を作る
まずは仮の記事タイトルを考えましょう。
記事タイトルは時間の許す限り何個でも候補を挙げて、じっくり悩みながら決めてください。
仮で決めておいて、本文を書き終えてから確定させる流れで構いません。
タイトルを仮に決めたら、次に見出しを考えていきましょう。
「記事タイトル」「見出し」の2つが文章の骨格となるので、
矛盾が生じないよう、相手に正確にわかりやすく伝わるよう、しっかりと文章構成を考えてください。
タイトル・見出しにキーワードを入れる
タイトルや見出しなどは検索エンジンへの影響力が大きいので、
ここにキーワードを自然な形で入れ込むようにしましょう。
ただし、無理やり入れたことで読みにくくなっては元も子もないので、
最優先すべきは読者(に伝わるかどうか)であることをお忘れなく。
本文はいちばん最後でOK
本文を書くのはいちばん最後で大丈夫です。
上記で確定させたターゲットキーワードを意識しつつ、タイトルと見出しに沿って記事を書いていきます。
キーワード出現頻度/含有率
キーワード出現頻度(またはキーワード含有率)とは、そのページ内に含まれるキーワードの数や、全体に対する割合を指します。
出現頻度や含有率は、検索順位(ランキング)に直接的な影響をあたえるものではありません。
逆に、無理矢理キーワードを増やしたりすると、読者の体験を阻害し逆効果になる場合もあるので注意が必要です。
ただしそのページがしっかりとキーワードを意識したものになっているかの判断基準にはなるよ。
ohotuku(オホーツク)というキーワードの出現率をチェックできる無料ツールがありますので、気になる方は利用してみてください。
キーワードを見直す
ブログやアフィリエイトサイトは、記事を書いて公開すれば終わり…ではありません。
むしろそこからの方が大切です。
最後にGoogleサーチコンソールの検索パフォーマンス(検索クエリなどのレポート)を眺めながら、
仮説・検証・分析を行いつつブログを改善させていきましょう。
狙い通りにいった記事は何が良かったのか? 狙い通りにいかなかったのは何が悪かったのか?
…などを考えながら、次のキーワード戦略を考えていくのです。
つまりPDCAを回すという作業ですね。
下記に、よくある状況とそれに対する対応例をまとめておきますので、参考にしてみてください。
検索数の多いキーワードは?
- そのキーワードに関する記載をもっと増やす。つまりそのキーワードの出現率を増やして検索順位を上げる。
- そのキーワードを、カテゴリー名やタグ名に配置する(含まれていなかった場合)。
- そのキーワードに関連するキーワードで、ページを新しく追加する。
想定外のキーワードから流入があったら?
- そのキーワードに関する記載を増やす。記載位置を上に上げる。
- そのキーワードを、カテゴリー名やタグ名に配置する(含まれていなかった場合)。
- そのキーワードに関連するキーワードで、ページを新しく追加する。
検索表示が多いのにCTRが低い/クリックが0のページは?
- SERP表示(検索結果ページへの表示)を改善する。具体的にはtitleとmeta discriptionを修正して魅力的な見せ方にする。
- あまり重要なページではないのであればページを削除したりno indexに設定してもいい(低品質なページはドメインの評価に悪影響をあたえる可能性があるため)。
狙ったキーワードの検索順位が低い場合は?
- その記事はキーワードの検索意図を満たしているのか?を見直す。
- そのキーワードで検索上位にいる(=検索エンジンに評価を受けている)ページがどんな内容かを調査する。
- 上記を元にリライトする。
検索意図については下記の記事でもくわしく解説しています。
すでに検索上位/クリックの多いページは?
- おなじジャンルの関連キーワードを使い、新規記事を増やす。
- こまめに最新情報にメンテナンスして検索順位をキープする。
- 他の関連ページへ遷移する内部リンクを増やす。
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