ブログの主役といえばやはり記事ですよね。
アクセスが増えるかどうか・収益が発生するかどうかは、記事の出来次第です。
ブログにとって記事とは命そのものなのだ!
でも、ブログ記事ってどう書くのが正解なの?
本記事では、必ずマネすべき「ブログ記事の書き方」を基本的なテンプレートをまじえつつ解説します。
ブログ記事の書き方がわからない初心者だけでなく「読まれるブログ記事」の書き方に悩む中級者にも参考になるはずです。
ブログ記事を書く際は、読者の顔を思い浮かべる
ブログ記事は「読者の顔」を想像しながら書きましょう。
- この記事をどこの誰に届けたいのか?
- 読者はどんな顔をしているか(どんな人物なのか)?
- 彼(彼女)にどんな言葉で伝えれば理解してもらえるか?
ブログ記事を読んでくれる「読者の顔」を思い浮かべてから書けば、言葉のチョイスや細かな表現が無意識に洗練され、ターゲットの心に響く文章になるはず。
逆に、伝えたい相手を想像せずにブログ記事を書いてしまうと、工夫も特徴もない、どことなくよそよそしい文章になってしまいます。
伝えたい相手がわかれば、それにあわせた言葉使いになるもんね!
本章では、読者像をイメージしてブログ記事を書くポイントを2つ解説します。
読者の悩みを解決する
読者の悩みや問題を解決し、読者が目的を達成できるようなブログ記事を書きましょう。
読者は必ず何らかしらの目的があってブログ記事を読みます。
- 悩みや問題を解決したい
- 調べものや欲しい商品を探している
- 暇つぶしに面白いニュースを探している
……このように読者の目的はさまざまですが、その目的が分からないまま記事を書いてはダメですよね。
読者のニーズを具体的に把握し、読者の悩み・問題・欲求を解消できる記事を作成しましょう。
読者の求める情報を書くこと!
読者に「幸せな未来」をイメージしてもらう
2つめは、あなたのブログで読者に「幸せな未来」をイメージしてもらうこと。
あなたのブログ記事を読んで、あなたが提案する解決方法を実践すれば、読者にはどんな「幸せな未来」が待っているのか?
そんな具体的な未来像を読者にイメージしてもらうことがとても重要です。
専門用語で「ベネフィットライティング」と言うよ
あなたがブログを収益化したい場合、読者にあなたが紹介する商品・サービスを購入してもらう必要があります。
でも、ただ商品の特徴や魅力を紹介するだけでは購入してもらえません。
その商品を買うことで、読者にどんな幸せな未来が訪れるのかをイメージしてもらうことが商品購入への近道なのです。
あなたのブログ記事から商品やサービスが売れれば、読者が支払った代金の一部は、広告報酬となってあなたに支払われます。
読者を幸せにすればするほど、あなたも幸せになるというということですね。
読者の幸せが自分の報酬につながるんだね
ブログ記事は、タイトルと見出し構成が重要
記事タイトルと見出し構成は、ブログ記事を書く上でとても重要な要素です。
本章では記事タイトルと見出し構成のポイントを解説します。
記事タイトルの付け方
「記事タイトル」はあなたのブログ記事が読まれるかどうかのカギを握っています。
なぜならば、読者が初めに目にするのが記事タイトルだからです。
検索結果でも、ブログのTOPページでも、各記事ページでも、読者の目に最初に触れるのは記事タイトルですよね。
タイトルに魅力がなければ中身を見てもらえないもんね
ブログ記事を書く際は、最初は仮タイトルにしておき、本文を書き終わってからタイトルを確定するのがおすすめです。
そのほうが記事の要約や結論をふまえた、より良いタイトルになるからです。
また、記事タイトルはなるべく多くの候補案を考え、その中から一番良いものを選ぶようにしましょう。
僕は最低でも5案、多い時は10案以上考えるよ
読まれる記事タイトルを作るポイントは下記のとおり。
- キーワードをなるべく前半に入れる
- 検索されやすいフレーズ・表現にする
- 具体的な数字を入れる
- 難易度・レベルがわかるように
- 読者のニーズが解決できることがわかるものにする
- 検索上位にいる競合ページと差別化する
- タイトルは30~35文字程度に
- 最低5〜10パターンくらい考える
たくさん挙げましたが、もっとも重要なのは「検索キーワードを含める」ことと「なるべく前半に含める」こと。
また、読者の検索意図(そのキーワードで検索した目的、つまり読者のニーズ)が解決されることがわかるタイトルにすることです。
タイトルの付け方の詳細は下記の記事を参考にしてください。
見出しで文章を区切る
ブログ記事を書くときにはかならず「見出し」を作り、整理された論理的な文章構成を意識しましょう。
見出しとは記事の章ごとのタイトルのことで、「目次」と考えていただいて構いません。
見出しってなに?
すごく簡単にいうと「目次」だね
なにも知らない初心者は、見出しがない本文だけのブログ記事を作ってしまう人もいます。
日記ブログなどの短い記事の場合は見出しがなくても問題ないでしょう。
しかし、収益化を見座すような長文のブログ記事は見出しなしでは読みづらく、必要な情報がどこにあるのかもわかりにくいです。
下図の文章Bのような見出しのあるブログ記事にしましょう。
また、見出しにはSEO効果もあります。
見出しに使われる見出しタグ(h2・h3・h4…)は、検索エンジンに正しい文章構造を伝える大切な要素です。
見出しはレイアウト面でも、SEOの面でも重要だよ
ブログ記事の文章構成テンプレート
似たようなテーマのブログ記事であれば、文章構成をテンプレート化することができます。
テンプレート化しておくと、ブログ記事の執筆スピードが上がり、ブログ運営に時短につながります。
たとえば、商品レビュー記事ならこのテンプレート、まとめ記事ならこのテンプレート、お悩み解決記事ならこのテンプレート……みたいな感じです。
ブログの文章構成とテンプレートについては、下記の記事が参考になります。
ブログ記事を書く上で意識すべきこと
記事タイトル・構成が決まったら、いよいよ「ブログ記事の本文」を書きましょう。
本章では、ブログ記事を書く際に意識すべきポイントについて解説します。
セールスライティングを意識
セールスライティングを意識して、ブログ記事を書きましょう。
セールスライティングとは、読者の行動を促す文章術で、ブログの収益化には必須のスキルです。
この場合の行動とは、商品購入やサービス申し込みなど、アフィリエイトの成果となるユーザーアクションを指します。
たとえば下記のようなセールスライティングがあるよ
- 読者の悩みに共感する
- 読者に明るい未来を想像してもらう
- 読者の代わりに選んであげる
- 読者の不安を取り除く
- 読者の背中を押してあげる
- わかりやすく比較する
- デメリットまでちゃんと伝える
- 購入までの距離を短くする
- 読者から信頼してもらう
まずは読者に寄り添い・共感し、読者の悩みを解決できるような文章を心がけましょう。
商品購入などの具体的なアクションを起こしてもらうためには、読者との信頼関係を築くことが重要です。
さらにその商品が読者にもたらしてくれる幸せな将来の姿(ベネフィット)をイメージしてもらい、
最後に購入への不安・疑問と取り除き、読者の背中を押す一言を添えれば、読者は商品を購入してくれるでしょう。
う~ん、具体的な文章例がないとわからない……
具体的なセールスライティングについては、下記の記事で文章例も一緒に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
どうせ読まれない!
「読者は読んでくれない」ことを前提として、ブログ記事を書きましょう。
読者はあなたのブログ記事をじっくりと読んでくれるわけではありません。
ほとんどの場合はなにか調べものをしている (=急いでいる)ので、むしろ必要な部分だけをザッと流し読みしていることがほとんど。
探していた答えが書かれてなさそうだったり、なんとなく難しそうな印象だったりしたら、すぐに検索結果ページに戻って他サイトに行ってしまいます。
せっかく書いたのにほとんど読まれないなんて……
読者は僕らが思うよりも10倍はせっかちで、面倒くさがりなんだよ
読まれなくても結果(読者の満足度や収益)を残すためには、次の3点がポイントとなります。
結論から先に書く
ブログ記事で伝えたい結論や答えは、なるべく記事の前半に書くようにします。
ビジネスシーンでもよくいわれる「結論ファースト」ですね。
急いでいる読者には結論のみで満足してもらえればいいし、よりくわしく知りたい人には記事の後半で詳細を説明すればいいのです。
結論や答えがどこにあるかわからないブログ記事、まどろっこしくて冗長なブログ記事に付き合ってくれる読者はいません。
たしかに、先に結論がないとイライラする
導入文や、最初の見出しに結論を書くべきだね
要点を箇条書きなどでまとめる
だらだらと普通の文章(テキスト)が続くと、読者は要点を理解できません。
流し読みが中心なので、当然ですよね。
なので、大切な部分は箇条書きにして枠(BOX)で囲むなど、わかりやすくまとめましょう。
たとえば下記のような感じです。
- なるべく短い文章にまとめる
- 重要な情報だけをまとめる
- 箇条書きの数は5±2くらいが理想的
同じ内容を普通の文章で書くよりも、箇条書きBOXのほうが目にも止まりやすいですし、内容もすぐに頭に入ってくるはずです。
確かに目立つしわかりやすい!
見出しと文字修飾だけでわかるように
ブログ記事は流し読みされることがほとんどなので、流し読みでも伝わるように書かなくてはなりません。
そのためには「見出し」と「強調」の部分だけで概要がわかるようにすること。
強調とは文字装飾(太字・マーカーなど)のことで、その文章でもっとも重要なフレーズに対し、なるべく最小の範囲で装飾をおこないます。
- なるべく短い範囲にする
- 本当に重要な部分だけに限定する
- 装飾パターンはなるべく少なくする
- 装飾パターンはブログ内で統一する
装飾が多いと、逆にゴチャゴチャ読みにくくなるから気を付けて!
この他にも、文章の書き方テクニックやネットやスマホ向け文章の書き方をたくさん紹介しているので、ぜひ下記の記事もあわせて読んください。
書かない勇気を持つ
どうせ読者はほとんど読んでくれないのだから、不要なものはバッサリと削除でいいでしょう。
僕もつねづね反省しているのですが、文章を書くのが好きな人ほど冗長で長文の文章を書きがちなんですよね……。
でも読者からしてみると、読みにくく探している情報を見つけにくい「やっかいな文章」でしかありません。
長文の押しつけは迷惑なのでやめよう!
特に最近では、検索意図(読者が検索した目的)に沿った短くシンプルな構成の記事のほうが、検索エンジンに好かれる傾向にあります。
ブログ記事を書き終わったら何度も文章を読み返し、大切な部分だけがシンプルに伝わるように、余計な文章を削除しましょう。
競合と同じでは読まれない!
検索エンジンは、オリジナリティ(独自性)も重視します。
他の記事とおなじことしか書いていないブログ記事では検索結果に表示されにくいため、アクセスが得られません。
読者にとっても、他と同じ情報をわざわざ読む意味はありませんよね。
SEO的にも読者的にも、マイナスなんだね
差別化できるオリジナルコンテンツを作るためには、以下のような点に注意しましょう。
- 実際に購入し、自分で体験する
- 検証や実験をおこなう
- 独自のアンケート調査をおこなう
- 他サイトが面倒くさくてやらない事までやる
- 他と違った発想・目線で書く
- 常に最新の情報にアップデートする
60点の法則で書け
ブログはいきなり100点満点を目指すのではなく、60点の出来でOKなので公開してしまいましょう(60点の法則)。
- 100点を目指さず、60点でまずは世に出してみる
- リライトで少しずつ100点満点に近づけていく
- モチベーションが下がるようなら、アクセス解析や収益を見ない
- アクセスや収益以外の目標をもつ
- 他人と比べない、他人の実績を見ない
ブログ成功の一番のポイントは継続です。
ブログが結果が出るようになるまでには平均6ヶ月~1年以上の時間がかかりますが、ほとんどの人はそこまで続かずにブログを辞めてしまいます。
理由としては「アクセスが伸びない」「稼げない」「誰も見てくれない」「他のブロガーと比べてしょぼすぎる」など。
数字や他人の目を意識し、モチベーションを失くしてしまうからなんですよね。
最初からそんなに力んじゃうと続かないよね
モチベーションの低下を防ぐためには「100点満点ではなく60点で妥協する」という意識が必要です。
いろいろ気にしてモチベーションが下がるならば「とりあえず60点でいいんじゃない? あとからいくらでも修正やリライトができるじゃん!」くらいの意識でよいと思います。
適切に手を抜くことが大切だよ
小5でもわかる文章で書く
僕は「小学校5年生でもスラスラ読める文章」がブログ記事に最適だと思います。
ブログ記事にとっての「良い文章」は、正しい文法や文学的な表現にこだわり、難しい表現・難しい漢字を使うことではありません。
「読者に言いたいことが伝わる」「読みやすく理解しやすい」ことがブログ記事にとっての「良い文章」です。
簡単でシンプルな文章がいいんだね
本当に文章が上手な人とは、難しいことを簡単に説明できる人のことだよ
また、難しい文章だと読者にストレスを与え、最後まで読んでもらえずに離脱される可能性があります。
読者にとって読みやすくストレスのない文章を作成するため、下記の違いを意識しましょう。
- 漢字がやたら多い
- 難しい言い回しや専門用語が多い
- 延々と長文が続く
- 改行や文字修飾(太文字・色文字など)がない
- 過剰に改行や文字修飾されている
- 専門用語はなるべく使わない
- 漢字は全体の20%以下に
- 具体例や言い換えで補足する
- 難しい漢字には読み仮名を
- 一文は50文字以内にする
- スペース(空白)を上手く使う
- 句読点の使い方に注意
最適な漢字・ひらがなの比率などは、下記の記事を参考にしてください。
句読点の使い方については下記の記事にくわしくまとめています。
ブログ記事はひと手間かけてSEO対策をする
ブログ記事ではSEO対策にも注力しましょう。
一般的なブログのアクセスのうち、80%~90%は検索からの流入です。
SEOはぶっちぎりで重要!
キーワードを意識する
ブログ記事を書く際は、キーワードをかならず意識しましょう。
キーワードってなに?
キーワード(検索キーワード)とはGoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索ボックスに入力する語句のこと。
キーワードには読者の目的やニーズ(読者の知りたいことや悩んでいることなど)が反映されており、読者がどのような気持ち・検索意図で検索しているかの判断材料となります。
読者のニーズを想像して記事作成することが大事!
「読者を満足させる」ことはブログ記事の最優先事項です。
読者のニーズや検索意図を満たす記事を書くと、SEO評価も上がる(アクセスや収益も増える)ため一石二鳥です。
キーワードを意識したSEOライティングは、下記の記事で解説しています。
オリジナリティ(差別化要素)を含める
検索結果で上位表示を狙うなら、競合を超える優れた記事が必要です。
そのためには、自分の経験や一次情報などのオリジナリティ(独自性・差別化要素)が求められます。
オリジナリティは検索エンジンの評価基準の一つでもあり、具体的には下記のような点を取り入れましょう。
- 実際に購入し、自分で体験する
- 検証や実験をおこなう
- 独自のアンケート調査をおこなう
- 他サイトが面倒くさくてやらない事までやる
- 他と違った発想・目線で書く
- 常に最新の情報にアップデートする
けっこう面倒くさいのね……
面倒くさいけど、絶対に必要!
オリジナリティは、SEO面以外にも「印象に残り、覚えてもらいやすい」ことや、そのため「ファンがつきやすい」などのメリットがあります。
ぜひ、積極的に取り入れてください。
内部リンクでサイト内回遊を促す
関連記事がある場合、内部リンクを貼り読者のサイト内回遊を増やしましょう。
読者のサイト内回遊はSEOにも好影響を与えるとともに、読者になるべくたくさんのページを見てもらう(接触回数を増やす)ことでファン化にもつながります。
内部リンクってけっこう重要なのね
でも関連性のない記事は貼っちゃダメだよ
内部リンクも含めたSEOに強い記事を書くためのテクニックは、以下の記事でくわしく解説しています。
YMYLに触れない
YMYLに触れるジャンルは避けるようにしましょう。
ブログ全体のテーマとして避けるのはもちろんのこと、各記事単位でもできる限り避けるようにしてください。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略称で、お金・資産運用・病気・症状・健康・法律・災害など「人々の生活や健康に重大な影響をあたえる情報ジャンル」のこと。
YMYLジャンルは情報の品質はもちろん、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を厳しく求められているため、ブログなどの個人メディアがYMYLジャンルで戦うことは得策とはいえません。
知らないで書いちゃってたかも……
めっちゃ難しいから絶対避けるべき!
YMYLに関しては下記の記事でくわしく解説しています。
また、最新のブログSEO施策については以下の記事でまとめていますので、ぜひ合わせてお読みください。
ブログ記事の書き方まとめ
本記事ではブログ記事の書き方のノウハウについて解説しました。
ブログ記事を作成する際のコツは下記のとおりです。
また、実際にブログ記事を書く際には、下記の6つのポイントを取り入れてください。
テクニックが目立ちますが、ブログ運営のモチベーションをキープするため「60点の法則」も重要です。
「ブログが読まれるかどうか」「ブログから収益が発生するか」はブログ記事のクオリティ次第です。
まずはできることから取り入れてみてくださいね。
コメント