句読点の使い方、ルールについてわかりやすく解説!
読点(、)は6つ、句点(。)は3つのルールを、実際の文章例をお見せしつつ説明しています。
句読点は文章の読みやすさや理解度を高めることのできるとっても重要な要素です。
これを読めば、もう句読点を打つ位置や場所に悩むことはなくなりますよ!
あなたは句点(。)読点(、)の正しい使い方を意識したことはありますか?
実は、最後まで読まれる文章、読んでいてストレスにならない文章を作るために、句読点はとても大切な役割を担っています。
今回は句読点の使い方・句読点のルールを、9個のトピックにまとめてみました。
※ちなみに、句読点は「くとうてん」と読み、「くどくてん」と読むのは誤りです。
句読点を間違うと離脱の原因に!
ブログ記事をはじめ、あらゆる文書を作成するうえでとても大切なポイントとなる句点(くてん)[。]と読点(とうてん)[、]の使い方。
普段なにげなく使っているこの句読点ですが、正しい使い方を知っているという方は意外と少ないのではないでしょうか?
句読点が変な位置にある文章って、なんか気持ち悪いよね。
句読点を極めるだけでも、最後まで読んでもらえる率がグッと上がるんだよ!
句読点のルールが無視された文書は、とても読みにくく内容が頭の中に入ってきません。
これでは読者に余計なストレスを与えてしまい、直帰率を高めたりリピート率を下げてしまう原因にもなるでしょう。
逆に、正しいルールに則ってつくられた美しい文書は、すいすいと読み進めることができ内容もスムーズに伝わります。
ストレスを感じないため、記事を最後まで読んでもらえますし、他のページへ移動してくれる率も高まるでしょう。
読点のルール | 長い主語の後に |
重文・複文の区切りに | |
接続詞・副詞のあとに | |
並列関係にある単語の区切りに | |
誤解釈を防ぐために | |
漢字・カナの連続を防ぐために | |
読点を打たない場合は? | |
句点のルール | 句点はカッコの後に |
カッコの前に打つ例外も | |
感嘆符・疑問符の後には打たない |
読点の使い方・ルール
では具体的な句読点のルールを解説していきましょう。
まずは読点(、)のルールからです。
長い主語の後に
読点(、)は通常、文章の「主語」「主題」のあとに打つのがルールです。
特に長くなってしまった主語のあとに打つことで、「ここまでが主語ですよ」と分かりやすく読者に伝えることができます。
逆に短い文章の場合は、読点がないほうが読みやすい場合が多いです。
文章の読みやすさや意味の伝わりやすさを考慮し、上手に読点を使いこなせるようにしましょう。
- 戦いに疲れた悟空は、ブルマと一緒にお風呂に入った。
- 白い筋斗雲に乗った少年が、家の前を横切っていった。
主語が明確になるので、とたんに読みやすくなるよね!
重文・複文の区切りに
ひとつの文章の中に[主語+述語]のかたまりが複数あるものを、「重文」または「複文」と言います。
重文では途中で読点(、)で区切りをつける方が読みやすくなります。
- 悟空は明日の天下一武道会のため早めに寝たが、クリリンは夜の街にくりだした。
これも主語をハッキリさせるために役立つね!
接続詞・副詞のあとに
接続詞(しかし・だから・また・あるいは 等)や一部の副詞(もし・なぜなら・決して 等)、
またはこれらと似たような働きをする語句の後に打ちます。
必ずしも必要なわけではないですが、意味が強調されるため文章の意味が伝わりやすくなり読みやすい文章になります。
- 実はクリリンだってそれなりに強い。しかし、サイヤ人の前ではなすすべがない。
文章にテンポが生まれ、読みやすくなるよ!
並列関係にある単語の区切りに
並列関係にある語句をいくつか並べる場合、その区切りに使う場合があります。
- これはクリリン、天津飯、ヤムチャの分!
ちなみに、私は上記のように単語をいくつか並べる場合、読点ではなく中黒(なかぐろ)[・]を使う方が好きです。
好みの問題ですが、要は読者にとって読みやすいように配慮されていればOKだと思います。
おなじ文の中に並列以外に読点を使っている場合は、中黒のほうが分かりやすいかもね!
誤解釈を防ぐために
読点(、)を打つ位置によっては、同じ文章がまったく違う意味に変わってしまうことがあります。
修飾語と修飾される語句との関係が分かりやすいように読点を打つ必要があります。
例: ベジータは嬉しそうに闘うトランクスを眺めた。
↓
意味1: ベジータは、嬉しそうに闘うトランクスを眺めた。
意味2: ベジータは嬉しそうに、闘うトランクスを眺めた。
このように、読点の位置によって文章の意味が変わることもあります。
伝えたい内容が正しく伝わるように注意しましょう。
これも主語を分かりやすくするための工夫だね!
漢字・カナの連続を防ぐために
漢字・ひらがな・カタカナなど、同種類の言葉が連続すると読みにくくなってしまいます。
この連続を避けるために読点を打つことがあります。
- そのためには、ただただこのカリン塔を登るしかないのだ。
- その瞬間、桃白白の顔色が変わった。
読者がスラスラとストレスなく読めるように工夫しよう!
読点を打たない場合は?
ここまでは読点を打つ場合を説明しましたが、逆に読点を打たない場合も紹介しましょう。
主語が短く、明確な場合
主語が長かったり、主語がわかりにくい場合には、読点を打たないと文章の意味が伝わりにくくなります。
しかし主語や文章そのものが短く、主述関係が明確な場合は、特に読点を打つ必要はありません。
- 悟空はサイヤ人だ。
- 悟空は、サイヤ人だ。
かっこの前後
かぎかっこ(「」)やかっこ(())の前後には基本的に読点を打ちません。
- カメハウスに戻った亀仙人は「ぱふぱふ」と一人つぶやいた。
- カメハウスに戻った亀仙人は、「ぱふぱふ」と一人つぶやいた。
句点の使い方・ルール
次に句点(。)のルールです。
句点は基本的にその文章の終わりに使いますが、それ以外にも下記のようなルールがあります。
句点はカッコの後に
文章の最後にカッコ()を使うときには、カッコの後に句点を打つのが基本的なルールです。
- 孫悟空の師は亀仙人である(亀仙人の別名は武天老師)。
カッコの前に打つ例外も
参照元、筆者名などを文章の最後に記載するときは、カッコの前に句点を打つこともあります。
前述のとおりカッコの後に句点を打つのが基本ルールですが、例外のパターンとして覚えておきましょう。
- へっ!きたねぇ花火だ。(ドラゴンボール名言集より)
感嘆符・疑問符の後には打たない
感嘆符[!]や疑問符[?]の後ろには句点は打ちません。
- クリリンのことかーーー!!!!
句読点のルールでよくある質問
句点・読点に関するよくある質問にお答えします。
句読点の種類を教えて!
実は、句読点の種類にはさまざまなものがあります。
読点の種類には点(、)とコンマ(,)があります。
句点の種類には丸(。)とピリオド(.)があります。
これら以外にも、なかてんや中黒(・)、括弧(())や鉤括弧(「」)、つなぎ記号(…)(~)(ー)(=)、感嘆符(!)や疑問符(?)なども含めて句読点と呼ぶこともあります。
種類 | 名称 | 符号 |
---|---|---|
読点 | 点(てん) | 、 |
コンマ | , | |
句点 | 丸(まる) | 。 |
ピリオド | . | |
その他の句読点 | なかてん、中黒(なかぐろ) | ・ |
括弧(かっこ) | ()[]など | |
鉤括弧(かぎかっこ) | 「」『』など | |
つなぎ記号 | … ~ ー = など | |
コロン、セミコロン | : ; | |
引用符 | “ ” | |
感嘆符(かんたんふ) | ! | |
疑問符(ぎもんふ) | ? |
ただし、これは広義で考えた場合の句読点の種類です。
一般的な文書やビジネス文書を書く際には、読点(、)句点(。)の2種類を「句読点」として覚えておけば問題ないでしょう。
公用文における句読点のルールは?
公用文における句読点のルールについては、文化庁の「公用文作成の考え方」について(建議)のなかで以下のような記載があります。
5 符号を使う際は、次の点に留意する
(1)句読点や括弧の使い方
ア 句点には「。」(マル)読点には「、」(テン)を用いることを原則とする。横書きでは、読点に「,」(コンマ)を用いてもよい。ただし、一つの文書内でどちらかに統一する。
イ 「・」(ナカテン)は、並列する語、外来語や人名などの区切り、箇条書の冒頭等に用いる。
ウ 括弧は、()(丸括弧)と「」(かぎ括弧)を用いることを基本とする。()や「」の中に、更に()や「」を用いる場合にも、そのまま重ねて用いる。
例)(平成 26(2014)年) 「「異字同訓」の漢字の使い分け例」
エ 括弧の中で文が終わる場合には、句点(。)を打つ。ただし、引用部分や文以外(名詞、単語としての使用、強調表現、日付等)に用いる場合には打たない。また、文が名詞で終わる場合にも打たない。
例)(以下「基本計画」という。) 「決める。」と発言した。
議事録に「決める」との発言があった。 「決める」という動詞を使う。
国立科学博物館(上野) 「わざ」を高度に体現する。
オ 文末にある括弧と句点の関係を使い分ける。文末に括弧がある場合、それが部分的な注釈であれば閉じた括弧の後に句点を打つ。二つ以上の文、又は、文章全体の注釈であれば、最後の文と括弧の間に句点を打つ。
カ 【 】(隅付き括弧)は、項目を示したり、強調すべき点を目立たせたりする。
例) 【会場】文部科学省講堂 【取扱注意】引用:「公用文作成の考え方」について(建議) | 文化庁
キ そのほかの括弧等はむやみに用いず、必要な場合は用法を統一して使用する。
つまり、公用文であっても句点は(。)読点は(、)を使うことを原則としています。
横書きの文章では、読点にコンマ(,)を用いてもよく、どちらの場合であっても一つの文書内ではどちらかに統一せよということです。
また、括弧の文章である場合には句点(。)を打ちますが、引用の文章や名詞・単語(または単語的な使われ方をする場合)などは句点(。)を打ちません。
本記事内で解説したルールとほとんど同じだね。
実は、以前までの公用文では、読点は点(、)ではなく、コンマ(,)が使われていました。
これは昭和27年に発行された「公用文作成の要領」のなかに、コンマ(,)を使うように定められていたからです。
しかし、この読点のルールは「時代に合わない」として見直され、前述のようなルールに変更されたという経緯があります。
文化審議会国語分科会は、昭和26年に当時の国語審議会が建議し、翌27年内閣官房長官依命通知によって政府内に周知された「公用文作成の要領」の見直しについて検討し、「新しい「公用文作成の要領」に向けて」(令和3年3月)を報告した。この国語分科会報告に基づき、この度、文化審議会は「公用文作成の考え方」を取りまとめ、今後、公用文作成に当たっての新たな手引とするよう、文部科学大臣に建議した。 「公用文作成の要領」は、既に通知から70年ほどを経ており、内容のうちに実態と合わなくなっている部分があった。昨今のSNSによる広報等も含め、一般の人々に直接向けた情報発信にも対応できるよう改める必要性が指摘されていた。
引用:文化審議会建議「公用文作成の考え方」について | 文化庁
昔の学校の教科書で句点にコンマ(,)が使われていたり、高齢の人が「正しくはコンマを使うんじゃ!」と力説するのは、たぶんこんな経緯があるからです。
なんか言われたら「そのルールは古いですよ!」と教えてあげてね。
ちなみに、論文や技術文書やなどでは、今でも句点をピリオド(.)読点をコンマ(,)を使用することもあります。
多くは、一般向けの文書やビジネス文書と同じように点(、)と丸 (。)が使われるようになっていますが、大学や機関によってはピリオド(.)読点をコンマ(,)が指定されている場合もあるので注意しましょう。
原稿用紙(横書き)の句読点ルールは?
小学生の作文など、原稿用紙に文章を書く場合も多いと思います。
原稿用紙の横書きに句読点を書く場合は、1マスを使います。
句点(。)読点(、)でも、記号(! ? 「」 ())でも、小さい平仮名(っ ゃ ゅ ょ)でも、原稿用紙の場合は1マスを使います。
例外として、行の冒頭には句読点を打ちません。
行の冒頭にきてしまう際には、前の行の最後に文字と一緒に1マスのなかに入れます。もしくはマスの外の欄外に表記してもOKです。
また、行の最後に括弧( 」 や ))がきてしまう場合には、括弧と一緒に表記します。
句点と読点の覚え方は?
どっちが句点でどっちが読点だったけ……?となかなか覚えられない人も多いです。
この記事を書いている僕でさえいまだに混同しちゃいますからね。
句点と読点を覚え方は以下の図をイメージすると簡単です。
ちょっと強引だけど…
でも以外と覚えやすいから試してみて!
最適な文章の“黄金比”とは?
句読点のルールを踏まえたうえで、最適な文章の黄金比について解説しておきましょう。
1つの文(文頭から句点[。]まで)における最適な文字数と、最適な読点[、]の数についてです。
上手な文章テクニックは文章のプロに学べ!ってことで、プロのライター・記者が書いた美しい文章をいくつか選び、
それぞれ「一文の文字数」と「一文の読点の数」について計測し平均値を出してみました。
それが下記です。
- 一文の文字数 = 52.2文字
- 一文の読点数 = 1.49個
つまり、1つの文は約50文字で書かれており、1つの文中に1〜2個の読点が使われているということですね。
(↑ちなみにこの一文がその黄金比率になっています。)
50文字の文はスマホで見ると2~3行なので、ストレスなく読めるちょうどいい文字数でもあるんだよ!
重文(複文)を避けるために、句読点は1つずつくらいが理想かな!
最後に|句読点の使い方と文章の鉄則
以上、句読点に関するさまざまなルールをご紹介させていただきましたが、
その上で読者の皆さま方には是非とも守っていただきたい文章作成の鉄則があります。
それは「読者にとって読みやすい文章にすること」です。
当たり前ですみませんが、これめっちゃ重要!
つねに「読者にとってどうか?」の視点を忘れないでね!
さまざまなルールの目的はすべてこの「読みやすい文章」に帰結します。
ルールを何がなんでも遵守するのではなく、読者にとって最も読みやすく理解しやすい文章を最優先で意識するようにしたいですね。
本記事は動画でも解説しているよ!
コメント
コメント一覧 (46件)
× みなさんは、句点[、]読点[。]の“正しい使い方”
○ ↑のは逆よね
× こんにちわ
○ こんにちは
松永さま、はじめまして!
ご来訪&ご指摘ありがとうございます!
ですね…大変失礼いたしました。
該当箇所を修正させていただきました。
はい、その通りです。
こちらは…敢えてそう書いておりますが、
今後は直すように致しますね!
ご指摘まことにありがとうございます。
今後ともよろしくお願い致します!
すごく為になりました。
何より、例文がDBというのがとてもわかり易く、頭に入ってきやすかったです。
↑ 読点の使い方は大丈夫でしょうか?(笑)
ありがとうございます!
そうですね、DBだと分かりやすいかと思いまして…(⌒-⌒;
はい、句読点はぜんぜん大丈夫だと思いますよ!笑
コメントありがとうございました!また遊びに来てください!!
凄く分かりやすかったです。これを書いた人がDBのファンだと言うことが!(名推理)
コメントありがとうございます!
dbというよりも、鳥山氏のファンですね。
こんにちは。
とても簡潔にまとめられていて、大変参考になりました。
そうですよね、読みやすいことが鉄則ですね。
ただ、残念だったのは、すいませんと書かれてることでした。
すいませんは会話での口語として許されているものと理解しています。
書き言葉ではすみませんだと思います。
シドニィ・シェルダンの超訳と呼ばれる作品では、こんにちはは敢えて
こんにちわと打たれています。これは音の響きを意識しての選択なのだろう
と勝手に察しております。私は普段、こんにちはに拘ってはおりますが、
近い将来はこんにちわ表記が標準になるかも知れませんね。
吊さん、ご指摘ありがとうございます!
「すみません」に直しておきました!
「こんにちわ」はそうですね、私は「わ」の方が好きなのでこちらを使うことが多いですね。
「…あたり前ですいません。」
× すいません
○ すみません
出口さん、ご指摘ありがとうございます!
修正しておきました!
句読点から外れますが、”?”の後には必ず空白で1文字空けましょう。
いくら句読点に注意しても初歩的な間違いひとつで見透かされます…
ゴーストライターさん、コメントありがとうございます!
> ”?”の後には必ず空白で1文字空けましょう。
ほう?そういうルールがあるのですか?
長年この世界で生きてきましたが初めて聞きました。。
「」内の台詞の最後に”。”をつけないルールはご存知でしたでしょうか?
○「こんにちは」
×「こんにちは。」
これらは物書きとして最初に教わる基本ルールです。
著名な作家先生の小説をご覧になれば、私の指摘を理解いただけるかと存じます。
なるほどなるほど、勉強になります!
まあ、あんまり過去の人間の文章を踏襲するのもつまらないと思いますので…
いまの時代にマッチしたものに柔軟に変えていけばいいんじゃないスかね♪
こんな記事を書いといてナンですが、あまり古いルールにしばられ過ぎた文章もつまらないですから。
関連記事に記述されるもので「そのブログ、読まれていますか?読みやすい文章を書くための9つの鉄則」
「文章が下手なひと、読まれないブログに共通する10の悪癖。」上記の2例で「。」を打つのと打たないの違いはなぜですか?
気分です!
時々、こういうふうに、読点だらけの、文章を、ネットで見ますが、とても、とても、読み辛い!ですよね、、、
コメントありがとうございます!
そうですねこのように読点がまったくないのも読み難いですが読点だらけなのも読み難いですよね。やはり適切な場所に適切な句読点を打てるようにしたいですね。
句点の使い方で質問したいのですが、
「故に、私はそう思う」 この使い方は正しいですか?
コメントありがとうございます!
句点の役割を考えると、100%間違いだとか100%正解だとかって言い切れないと思うんですよね。
最終的には書き手がどういう意味合いやニュアンスを表現したいのか?にもよると思うので。
その前提でお答えすると、「故に、私はそう思う」の場合は一般的に句点を使わないほうが自然だと思いますよ。
でも書き手が強調したい場合や、前後の文脈によっては使っても間違いではないと思います。
テーマから外れますが……
「ぜんぜん大丈夫」
という表現はNGです。
コメントありがとうございます!
いえいえ、「ぜんぜん大丈夫」は使ってもぜんぜん大丈夫なんですよ。
「ぜんぜん」+肯定系は間違いで、「ぜんぜん」+否定形が正解だ、と間違った認識を持っている人がいらっしゃいますが、
最近の研究では、実はどちらも間違いではないと言われています。気になる人は調べてみてくださいませ。
ちなみに夏目漱石をはじめとする明治の文豪も、「全然」+肯定系という使い方をしています。
…と言うか、言葉遣いなんて時代とともに変化していくものなんで、伝わればいんぢゃね?と思います。個人的にはね。
“を”の後には読点付けないのでは?
そんなことありませんよ。
たしかに旧文部省の「国語の書き表し方」などの刊行物のなかで基本的には使わないとしている例もありますが(そしてそれを鵜呑みにしている国語教師などもいますが)、
「を」の後に読点を用いてはいけない!ではなく、用いなくとも誤解をされる可能性が極めて少ないので使う必要はない、という意味ですね。
「を」の後に読点がないと誤解されやすい文の場合は、使っても何ら差し支えありません。というか使うべき。
教えて下さい。括弧の前に句読点は、付けても付けなくても良かったんでしたっけ?例えば、★先週のテレビ番組で「一番旨い店」と紹介されてから、全く予約が取れない。★先週のテレビ番組で、「一番旨い店」~とすべきでしょうか?
文章に句読点は余り多くせず、ぎこちない感じを避けたい気持ちがあります。
宜しくお願いします。
昔の学生さん、コメントありがとうございます。
>括弧の前に句読点は、付けても付けなくても良かったんでしたっけ?
私個人的には付けないことが多いです。
付けないほうが読みやすいし、冗長になるのを避けるためです。
一般的にどう推奨されているのかは知りません。ごめんなさい…。
でも別に正誤なんて気にせずに、良かれと思ったほうでいいんじゃないですかね?
文章なんて、書き手が王様でありルールですから。
お答え、有り難うございます!外国人の文章を校閲することになり、一応学習者向けということで神経質になっています。更に調べたら、学校教育では括弧の前に点が付いていますね。でも一文中に点がふたつ以上になってしまうようなときは、個人的には点はなくしたいところです。また悩むことになりそうですが、また質問させて下さい。宜しくお願いします。
初めましてkamemusi といいます。
マクサンいつも拝見させていただいてます。
「雨のちアフィリ」のサイトをしています。
こちらの記事、大変参考になりましたので、紹介させて頂いてます。
事後報告になり失礼しました。
kamemusiさん、ご丁寧にご連絡いただきありがとうございます!
はじめまして。記事を読ませていただきました。
私は出版社に勤めていた者です。編集のみならず、執筆の方も行っておりました。
「◎〇です。」と”。”を括弧内に書く人は、本当に多いですね。
私は常に外側に打っておりますが、以前、数名の方に「内側に打つというのが正しい」と
指摘されました。そう信じ込んでしまっているのでしょうね。
また、
これは、「間違いです」
これは「正しいです」
“、”の後に「括弧」を使わないというのもそうですね。
「こんにち”わ”」は確か文部省が「それでもOKにする」と改定を考えている、といった
ニュースをかなり前に見た気がしますが、それがどうなったかは分かりませんが….
私個人としては、ネット上においては良いのではないかと思っています。
ネットでは、書き手の表情・感情は伝わりにくく、読み手の受け取り方によっては
誤解が生じる事もあると思うのです。
ですので「こんにちわ」というのは、絵・顔文字的な、自分の表情・感情を伝える手段として
有効なのではないかと。
ただし「こんにちは」が正しい、という事を知った上での話になるとは思いますが。
こちらのコメントには、あなたの文章に対しての「指摘」がいくつかあるようですが
私としては少々そちらの方が、あなたのミスよりも心地の良いものではなかったように思います
(あなたの真摯な返信・回答は除いて、です)。
他人の間違いを指摘する場合、やはり「ものの言い方」というのが、
その文章の正しさ・正確さよりも大切なのではないかと感じました。
長文失礼しました。
あなたの文章と説明を読んで、私はそのミスに気づかない程、テンポよく読めましたよ。
ありがとうございました。
maleeさん、コメントありがとうございます!
そうですね、正しくは「」内には句点を打ちません。
ただし私も「」内に句点を打つことがあります。字面としてその方が気持ち良い場合はそうしますね。
他にもそういう人が少なくないと思います。だからいつのまにかルールが混同されてしまっているのでしょう。
ただまぁ言葉というのは時を得るにつれ変化していくものですから… あまりそこに拘り過ぎるのも良くないんですよね。
はじめまして、今ちょっとわたしが投稿したコメントにいちゃもんを付けられて調べていたのですが、
>正しくは「」内には句点を打ちません。
と言うのは間違っていませんでしょうか?
学校教育の指導や公文書では文部省が作成した「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)」に従って「」内の末尾に句点を打つことに成っているようです。
出版業界では「」内に句点を打たないのが慣例になっているようですが、これは元々は新聞などの印刷の際に活字の禁則処理を頻繁に行うのが面倒であった為に生まれた慣例のようですね。
日本語としてどちらが正しいのかと言えば「」の中にも句点を打つ方ではないでしょうか?
わたしも気分で変えてますけどね。
キムコさん、コメントありがとうございます!
>学校教育の指導や公文書では文部省が作成した「くぎり符号の使ひ方〔句読法〕(案)」に従って「」内の末尾に句点を打つことに成っているようです。
>出版業界では「」内に句点を打たないのが慣例になっているようですが、これは元々は新聞などの印刷の際に活字の禁則処理を頻繁に行うのが面倒であった為に生まれた慣例のようですね。
なるほど。「」内に句点を打たないというのは印刷業界の慣例なのですね。
そもそも本文では「」内の句点の有無に関しては論じていませんし、あくまで読者様から寄せられたご意見なので、私はそのルールについては知りません。お役に立てず申し訳ございません。。
ですが、文部省が作成したルールがそうなっているのであれば、それが一応は正しいと言えるのでは?と思いますよ。そもそも印刷業界の慣習なんてWEB文章には関係ないですしね。
ちなみに私は、「」内が会話などの文章であれば句点を打ちます。「」内が単語(強調、引用、固有名詞など)の場合は句点は打ちません。
でもまあ、別に法令で定められているわけではありませんし、どちらが100%正しいかは言い切れないですけどね♪
これは、「ルール」ではないですよね。この中でルールなのは文末のマルだけです。
言葉が間違っている人の「ルール」は信頼性がないですよ。
信頼できないならそのままそっと閉じていただければいいと思いますよ。
「マナー」を守って正しくネットを閲覧しましょう!
はじめまして。
とても勉強になりました!点や丸の打ちどころもそうですが、
1文約50文字が黄金バランスが・・・特に参考になりました。
ありがとうございました(*^_^*)
ありがとうございます!
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
私は、今まで、1文に句読点を4つ以上付けてしまっていました。(何個までか理解できていなかったから)。しかし、さんつぉさんありがとうございました。
何個までって決まっているわけではないですけど…
読者が読みやすいようにその時々で工夫してあげるべきですよね。
句読点について、私の周りでは結構な割合で、文と文の間に読点「、」を付ける人がいます。
例)私の高校生活はここまで順調に来ている、この前のテストでは、全科目90点を超えた、これは毎日の朝の勉強が功を奏している。
などです。私としては気持ち悪くて、句点「。」に訂正させたいのですが、これまで納得のいく説得が出来ていません。これはどちらが正しいのでしょうか。
コメントありがとうございます。
文章についてはなにが100%の正解なのかを断じることはできません。
(公的文書もあれば、自由な趣味として・作品としての文章もあれば、コミュニケーションのためだけの文章もあるので)
でも、そもそも句点というのは一般常識的に文末に付けるものですよね。
一文が終わっているので句点ではなく読点を使うというのは、読みにくいのでやめましょう、でいいと思いますよ。
個人的には放っておくかなぁ…(;^_^A
読点の「並列関係にある単語の区切りに」について、「」なしと、「」ありとで、どうなんでしょうか?
〔「」なし〕
1 北海道、2 青森、3 秋田…
〔「」あり①:読点をつける〕
「1 北海道」、「2 青森」、「3 秋田」…
〔「」あり②:読点を省く〕
「1 北海道」「2 青森」「3 秋田」…
「」ありの①②にルール等はあるものですか?
コメントありがとうございます!
基本的にカッコの前後には読点を打たないので
「北海道」「青森」「秋田」じゃないですかね。
番号を前につける場合は、そもそもカッコはつけないと思います。
パソコン、紙面、公式な(役所)で、スマホで。同じ文章でも場面によって句読点って違ってきますよね?特にスマホとか。ルールって無くならないっすかね?句読点で、こいつ頭悪いとか教養がないとか思われるのって無くならないっすかね?
コメントありがとうございます!
あなたのようなせっかちなお馬鹿さんは、最後の一文まで読んでからコメントしてください!
ネットの普及のせいか、日本語の肝となる「、」の使い方が近年、特に酷いな、と感じる事が多々あります。
「、」は、ネットなど目視のみで読む時と、原稿など声に出して読む文書のそれとは、違うのでしょう。
私個人は本来同じだと思っていましたが、現代社会においては、やはり異なる様子。
「、」の代わりに、改行する事で読みやすくしている、と言うのが精一杯で、本来の助詞を意識する、もしくは一息で読めるかどうか、という目安が過去の遺物になりつつあるのか、と暗澹たる気持ちになってしまいそうになります。
縦詰めの原稿用紙を用いる機会が極端に減少した弊害かな?と勝手に推測。
縦詰めであれば、タイトルと名前の次の文字は、当然本文が入ってきますが、段落の行頭の1マスは空ける、というルールを知らない人もいるのでしょうね。
全体の意味が正しく伝われば、結果的になんでも良いのでしょうが、侘び寂びの観点から垣間見た時、しかしやはり違和感を感じる事を禁じ得ません。
特に、心理描写の文章に句読点は、その威力を発揮していると、強く強く信じております。
句読点も日本語特有の一部であるはずなのに、軽んじられがちなこの時代の流れに、何かが忍び寄る畏怖すら感じてしまっています。