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Needs Metとは?E-E-A-Tやクエリとの関係とあわせてくわしく解説!

Needs Metとは
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NeedsMet(ニーズメット)とは、検索結果が検索ユーザーのニーズを満たすものかどうかのこと。

Googleの検索品質評価ガイドラインにも記載され、Googleの検索品質評価者が、その検索結果(コンテンツ)がユーザーの役に立つものがどうか、ユーザーを満足させるものかどうかの評価基準です。

ユーザーのニーズを満たすには、キーワード(クエリ)検索意図を知る必要があります。

サンツォ

読者はなにを目的に検索したのか、どんな疑問・問題・欲求を解決したいのかを知るのが大切!

本記事では、Needs Metとはなにか・どのようにブログに活用していくのか解説します。

目次

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1976年生まれ。東京都出身。合同会社田舎暮らし代表。複数の業界にて20年近くWebマーケティングの仕事に携わる。2013年より副業でブログを開始。 複数のブログ・SNSを運営した経験を活かし、ブログやアフィリエ イトのノウハウを発信する当ブログを開設。またブロガーのためのオンラインサロン「マクサン」の共同オーナーを務める。フォロワー10万人を抱えるInstagram「ベランダ飯」も運営。借金地獄のどん底からブログ一本で這いあがり、月収300~400万円を稼げるように。2020年2月には累計収益が1億円を突破。著書に『マクサン式Webライティング実践スキル大全(マクサン本)』(大和書房)などがある。GMOのオウンドメディア「ワプ活」で全記事の監修も務める。本名は吉岡 智将

いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。 副業でガジェットサイト「マクリン」の運営を2017年5月に開始し、2019年12月に副業を株式会社makuriに法人化。2020年4月に合同会社レイテラスを設立し、コワーキングスペース「レイテラス」を開店。撮影スタジオ「レイテラススタジオ」もスタート。ブロガー向けオンラインサロン「マクサン」の共同オーナーをつとめ「マクサン本」の共著者。

※当ページの情報は執筆時点のものであり、最新の情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。
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【結論】Needs Metとは検索者のニーズを満たすこと

検索意図、ニーズ

Googleの検索品質評価ガイドラインの概要には以下の記載があります。

The General Guidelines primarily cover Page Quality (PQ) rating and Needs Met (NM) rating

引用元:General Guidelines December 15, 2022 – Google
日本語訳(筆者意訳)

検索品質評価ガイドラインは主にPage Quality (PQ) 評価と Needs Met (NM) 評価をカバーします。

つまり、Needs Metはガイドラインの評価方法のひとつというわけです。

Needs Metについては以下のように説明されています。

Needs Met rating tasks ask you to focus on user needs and think about how helpful and satisfying the result is for the users .

引用元:General Guidelines December 15, 2022 – Google
日本語訳(筆者意訳)

ユーザーのニーズに焦点を当て、その結果がユーザーにとってどれほど有益で満足できるものであるかを考えてください。

Page Qualityがコンテンツの品質(内容や信頼性)を重視しているのに対し、Needs Metはユーザーのニーズ、つまりユーザーが検索をした目的を果たせているかを基準に評価します。

Needs Metの詳細

SEO,検索順位が上がる

Needs MetとGoogleの検索品質評価ガイドラインについてくわしく解説します。

Googleの検索品質評価ガイドラインとは

Googleの検索品質評価ガイドラインとは、検索結果を評価する際に用いられるマニュアルのこと。

Googleは検索品質を向上させるためにさまざまな取り組みをしています。

取り組みのひとつとして、Googleに委託された評価者が、検索結果の品質やユーザーの評価を満たしているかをテストします。

検索品質評価ガイドラインは、評価の項目や基準を示したマニュアルで、これを基に世界中の評価者が同じ視点で評価を行うのです。

サンツォ

基準がないと、評価者の価値観で
評価されてしまうからね

Needs Met 5段階の評価

Needs Metはコンテンツを5段階に分けて評価します。

評価評価の基準
Fully Meetsほぼ全てのユーザーのニーズを満たす
Highly Meetsほとんどのユーザーのニーズを満たす
Moderately Meets一部のユーザーのニーズを満たす
Slightly Meets少数のユーザーのニーズを満たす
Fails to Meetユーザーがいない、またはごく少数のユーザーのニーズを満たす
Needs Met 5段階の評価

Fully MeetsとHighly Meetsは、Needs Metのなかでも高い評価です。

Fully Meetsはほぼ全てのユーザーを満たすため、検索意図が明確で限定的な場合にしか評価されません。

よめちゃん

「検索意図が明確で限定的」ってどういうこと?

サンツォ

たとえば「上野動物園 定休日」は、ユーザーの知りたいことがはっきりしているよね

Highly Meetsはほとんどのユーザーのニーズを満たすほか、品質権威性情報の新鮮さなどの要素が満たされている場合に評価されます。

Moderately MeetsSlightly Meetsは検索意図がずれていたり、信頼性が低い、情報が古いなどの改善点があります。

マイナスになっているポイントを見つけて改善できると、評価が上がる可能性が高いでしょう。

Fails to Meetは検索意図と内容が全く合っていないケースのほか、有害なサイト(詐欺やなりすましサイト)、検索意図にはない犯罪やポルノに関するコンテンツが当てはまります。

サンツォ

倫理的にアウトなケースも多い

Needs Metの評価はランキングに影響する?

Needs Metの評価は検索順位について、直接的な影響はありません

Fully MeetやHighly Meetsと評価されることが検索結果にプラスに働くことはなく、Needs Metで良い評価をされたら必ずしも検索上位をとれるわけではありません。

直接的な関係がないNeeds Metと検索順位ですが、両者の結果は一致するケースが多いです。

なぜならば、どちらも検索意図を満たしているコンテンツを評価するからです。

検索意図を満たし、Needs Metで良い評価をもらったコンテンツは、検索エンジンからも評価される可能性が高くなります。

よめちゃん

とにかく検索意図を満たせばいいってことだね

サンツォ

それだけではないけど、検索意図は超重要!

検索意図とは

検索意図とはユーザーが検索を行う目的です。

たとえば「ハンバーグ レシピ」の検索意図は「ハンバーグを作りたいからレシピを知りたい」ですね。

Needs Metは直訳すると「満たされたニーズ」となり、検索意図を満たしているかを評価します。

検索意図を満たすには、検索意図を正しく把握する必要があります。

検索意図を把握する方法
  • キーワードを分析する
  • 上位表示されているページの見出しを調べる
  • Q&Aサイトを参考にする

キーワードの分析は、サジェストキーワードや再検索キーワード、検索ボリュームなどの結果から検索意図を調べます。

その際、ラッコキーワードやGoogleキーワードプランナーなど便利なツールを使うと、キーワードの分析が素早くできるので活用してみてください。

上位表示されているWebページは、そのキーワードの検索意図を満たしている可能性が高いです。

つまり、上位サイトの内容を網羅できると、必要な情報が盛り込まれたコンテンツになるのです。

サンツォ

ただのパクリにならないように注意

Yahoo!知恵袋や発言小町のようなQ&Aサイトは、ユーザーが悩みや質問を投稿するため、ニーズの把握に役立ちます。

他のサイトにはないリアルな声が聞けることもあるため、活用できると差別化につながるでしょう。

検索意図を把握する方法は、下記でくわしく解説しています。

Nneeds Met の評価に関わる要素

ブログのSEO対策

Needs Metの評価に関わる3つの要素を解説します。

クエリとは

クエリはユーザーが検索窓に入力した語句のこと。

クエリには4種類の検索意図があります。

Know クエリ

Know クエリは「知りたい」という検索意図です。

Know クエリの例
  • SEO とは
  • 大阪 明日の天気
  • クエリ 種類

言葉の意味や疑問など、シンプルな「知りたい」ニーズのKnowクエリは、種類が多いクエリといえます。

Go クエリ

Goクエリは、特定のWebサイトに「行きたい」という検索意図を持ちます。

Go クエリの例
  • マクサン ブログ
  • 合同会社田舎暮らし
  • 楽天市場 ログイン

Goクエリは、実際の場所というよりも誰かのブログやSNS、特定の企業、ショッピングサイトなど、特定のWebサイトに行きたいときのクエリです。

ちなみにGoogleの検索品質評価ガイドラインにGoクエリという言葉はなく「Website クエリ(特定のWebサイトを訪問したい)」や「Visit-in-person クエリ(特定の企業や組織を探したい)」と表現されています。

Do クエリ

Doクエリには「したい」という検索意図があります。

Do クエリの例
  • キャンプ 準備
  • 居酒屋バイト 求人
  • 投資 始め方

Doクエリは具体的な方法や、行動につながるWebサイト(予約サイトなど)を探しているときに使われます。

Buy クエリ

Buyクエリには「買いたい」という検索意図があります。

Buy クエリの例
  • 食洗機 おすすめ
  • ルンバ 最安値
  • 航空券 購入方法

どの商品やサービスを購入するべきか、値段や購入方法を知りたい、というときに使われるのがBuyクエリです。

BuyクエリはGoogle 検索品質評価ガイドラインには記載されていないクエリですが、収益につながりやすいためアフィリエイトブログなどを運営するときに重要なクエリです。

E-E-A-Tとは

E-E-A-Tとは「経験」「専門性」「権威性」「信頼」を表し、SEOでも重要な役割を表す言葉です。

以前からE-A-T(専門性、権威性、信頼性)はGoogleの検索品質評価ガイドラインに記載がありましたが、2022年12月15日の改正で新たにExperience(経験)が加わり、E-E-A-Tという概念に変更されました。

Googleの検索品質評価ガイドラインではE-E-A-Tについて以下のように説明されています。

Experience, Expertise, Authoritativeness and Trust (E-E-A-T) are all important considerations in PQ rating. 

引用元:General Guidelines December 15, 2022 – Google
日本語訳(筆者意訳)

経験、専門知識、権威、信頼 (E-E-A-T) はすべて、PQ (Page Quality)評価の重要な考慮事項です。

E-E-A-TはPage Qualityの評価に用いられる基準ですが、Needs Metにおいても重要なポイント。

サンツォ

E-E-A-Tの低いコンテンツは、情報の信憑性に欠けるためユーザーの役に立たない可能性が高い

Needs MetでもSEOでも超重要なE-E-A-Tのそれぞれの項目についてくわしく解説します。

Experience(経験)

Experience(経験)は新たに追加された項目で、Googleの検索品質評価ガイドラインで以下のように説明されています。

Consider the extent to which the content creator has the necessary first-hand or life experience for the topic. 

引用元:General Guidelines December 15, 2022 – Google
日本語訳(筆者意訳)

コンテンツ作成者がトピックについて必要な人生の経験をどの程度持っているかを検討してください。

たとえば「SNSで話題のリップクリームの口コミ」よりも「話題のリップクリームを実際に使ってみたレビュー」の方が説得力がありますね。

自身の経験に基づく情報を「一次情報」と呼び、SEOでは以前から一次情報が重要だといわれてきました。

今回Googleが「経験」を追加したことで、その重要性が増していると予想できます。

Expertise(専門性)

Expertise(専門性)はコンテンツを作成している人のスキルや経験を指します。

 Consider the extent to which the content creator has the necessary knowledge or skill for the topic. 

引用元:General Guidelines December 15, 2022 – Google
日本語訳(筆者意訳)

コンテンツ作成者がトピックについて必要な知識やスキルをどの程度持っているかを考慮します。

同じ英語のテキストをおすすめするブログ記事でも「1ヶ月前に英語を勉強し始めた会社員」と「勤務歴10年の高校の英語教師」では説得力が違いますね。

コンテンツの分野に精通する専門的な知識やスキルは権威性や信頼性にもつながります。

Authoritativeness(権威性)

Authoritativeness(権威性)は、コンテンツの情報源が世間からどの程度認知されているか、についての項目です。

 Consider the extent to which the content creator or the website is known as a go-to source

 for the topic. While most topics do not have one official,

引用元:General Guidelines December 15, 2022 – Google
日本語訳(筆者意訳)

コンテンツ作成者または Web サイトが信頼できる情報源として、どの程度認識されているかを検討します。

「3年間ダイエットブログを運営している」だけでは権威性としては不十分で「月間PV数が100万を超えるダイエットブログを運営し書籍も出版している」というような具体的な数字や実績があることが重要です。

サンツォ

信頼できるサイトからの被リンクも権威性が高くなるよ!

Trustworthiness(信頼性)

Trustworthiness(信頼性)は、E-E-A-Tの中心にある重要な要素であると書かれています。

The most important member at the center of the E-E-A-T family is Trust.

引用元:General Guidelines December 15, 2022 – Google

経験、専門性、権威性は信頼性を支える要素ともいえますね。

信頼性の内容については以下のように説明されています。

Consider the extent to which the page is accurate, honest, safe, and reliable.

引用元:General Guidelines December 15, 2022 – Google
日本語訳(筆者意訳)

ページが正確で、正直で、安全で、信頼できる程度を考慮します。

コンテンツに書いている内容が嘘であれば、そこに価値はありません。

信頼性を高めるには、以下のような点に注意してコンテンツを作成しましょう。

  • 実体験に基づいている
  • 信頼できる機関やサイトから引用、発リンクを行う
  • 常に正確な情報を書く
  • 古い情報は新しい情報に書き換える
  • 運営者、執筆者を明記する

モバイルでの操作性

Googleの検索品質評価ガイドラインでは「検索ユーザーを理解する」という項目に以下の記載があります。

People use Internet search engines to perform many different tasks in different environments using different types of devices, such as mobile phones, tablets, laptops, or computers. 

引用元:General Guidelines December 15, 2022 – Google
日本語訳(筆者意訳)

人々は 携帯電話、タブレット、ノートパソコン、またはコンピューターなどのデバイスで検索エンジンを使用して、 さまざまな環境と検索エンジンでさまざまなタスクを実行します。

ユーザーはモバイル端末を含むさまざまなデバイスで検索を行っている、ということ。

よめちゃん

確かにちょっとした検索なら基本的にスマホで済ませちゃう

サンツォ

モバイルユーザーがGoogleの基準になってきているよ

Googleは2015年、スマホでの閲覧に適さないWebサイトの順位を下げるモバイルフレンドリーアップデートを実施しました。

2018年にはGoogleの公式ブログにてモバイルサイトを基準に検索順位の評価を行うモバイルファーストインデックスの開始を発表しました。

これらはモバイルで検索を行う人が急増したことを受けての対応で、今後もモバイルでの操作性が重視されるでしょう。

Needs Met まとめ

窓際でGoogle検索をする

Needs MetはGoogleの検索品質ガイドラインで定められている評価基準で、ユーザーの検索意図が満たされているかを基準に評価されます。

検索意図を把握し悩みや疑問を解決できるコンテンツは、ユーザーの役に立つとしてNeeds Metで高い評価を得られます。

Needs Metと検索順位に直接的な関係性はありませんが、どちらもユーザーの問題を解決することやユーザビリティの高さを評価します。

検索意図を満たす、E-E-A-Tを高める、モバイルでの操作性を意識するといったSEO対策を行っていればNeeds Metでも高く評価されるケースが多いでしょう。

Needs Metとは

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