会社員や公務員ならだれもが一度は夢を見る『脱サラ』。
満員電車やわずらわしい人間関係、厳しいノルマや残業から逃れ、自由に自分の好きなことをして生きていくって…
憧れますよね。
でも、脱サラしても本当に生活していけるだろうか? 失敗して食べていけなくなったらどうしよう?
そんな不安が頭をよぎり、なかなか一歩を踏み出せない人がほとんどだと思います。
今回は、過去にさまざまな個人ビジネスに挑戦しては失敗をくり返し、今は会社の給料以外に月400万円以上稼ぐ筆者が考える
「失敗しない脱サラのポイント」「脱サラ成功の秘訣」についてを解説していこうと思います。
脱サラの意味とは?
脱サラとは「脱サラリーマン」の略で、会社員や公務員などを辞めて、独立して商売(ビジネス)を始めることです。
会社を辞めてラーメン屋やパン屋、カフェなどの飲食店を開業することはもちろん脱サラ。農業や漁師で生活していくことも脱サラ。
自分で起業して会社を作ることも脱サラ。デイトレーダーのような投資家も、フリーランスなども脱サラです。
サラリーマンの「サラリー」とは「俸給・給料・月給」を意味する言葉なので、
つまり会社からお給料をもらわないで生活をしていく生き方のすべてを脱サラと呼ぶのですね。
本業を持ちながら自分自身でもお金を稼ぐ「副業」についても
会社のお給料だけに依存しないという意味では、広義で脱サラに含めてよいかと思います。
脱サラの魅力・メリット
では脱サラをすると、具体的にどんな良いことがあるのでしょうか?
脱サラの魅力や利点(メリット)をいくつか挙げてみましょう。
- 通勤・出社しなくてよい
- わずらわしい人間関係がない
- 誰にも命令されない・怒られない
- 好きな時に働き・好きな時に休める
- 儲けたお金はすべて自分のもの
・・・などなど。
まあ良いことだらけですよね。笑
あのストレスいっぱいの満員電車から解放され、眠たいだけのムダな会議にも出席する必要はありません。
ノルマや売上目標のことで怒られたり詰められることもありません。誰からも指示・命令を受けることはありません。
なにせ脱サラしたらあなたがいちばん偉いのですから。
フリーランスであれば、好きな時間に起きて好きな時間に寝ることもできます。気分が乗った時だけ働けばOKです。
そのうえ、自分で稼いだお金は100%自分のふところに入ります。
どんなに頑張っても、どんなに業績に貢献しても、ほとんどお給料が上がらないサラリーマンとは大違いですよね。
まったく脱サラとはなんて幸せな生き方なのでしょう!
脱サラの恐さ・デメリット
・・・でもちょっと待ってください。
脱サラはそんな良いことずくめではないですよね。
デメリットもいっぱいあるはずです。
- 収入が保障されていない・不安定
- 自分が稼げなければ収入ゼロ
- 病気やケガをした時の保証がない
- 社会保険は100%自己負担
- すべてを自分でやらなくてはならない
- 情報や人脈が狭く限られてしまう
・・・などなど。
サラリーマン(会社員)だった時にはほとんど意識しないことなのですが、
実際に会社を辞めると、いかにサラリーマンが恵まれた立場だったのかということに気付かされることになります。
言い方は極端ですが・・・ サラリーマンであればとりあえず出社さえしていれば何もしていなくても毎月お給料がもらえます。
たとえ自分自身は1円も売上に貢献していなくても、会社に社員として所属さえしていれば、お給料やボーナスがもらえるんですよね。
会社のパソコンでソリティアをしていようが、1日中新聞を読んでお茶を飲んでるだけであろうが・・・ 毎月安定した収入が保証されます。
これはめちゃくちゃ魅力ですよね。
もしあなたが脱サラした場合、あなたが自分自身で稼がないと収入が発生しません。
どんなに頑張っても、寝食を忘れて働いても、お金を稼げなければ収入は0円です。飢え死にです。
ケガや病気になっても(もちろん保険に加入することもできますが)基本的には収入が途絶えてしまいます。
また、社会保険についてもサラリーマンはとても恵まれたお得な立場です。
なぜなら健康保険や厚生年金などの社会保険は、会社と従業員が半分ずつ負担する(会社が半分負担してくれる)から。
脱サラしてしまうと社会保険料は100%自己負担ですので、けっこうな負担になるんですよね…。
しかもこのへんの税金や保険料などの計算や手続きも、すべて自分自身でやらなくてはなりません。面倒くさいですよね。
・・・と、ほかにもいろいろとデメリットはありますが、
やはり基本的にはお金まわりの不安や心配事というのが、脱サラをする上でいちばんのデメリットとなるでしょうね。
脱サラにおける失敗とは?
この記事のタイトルは【失敗しない脱サラ】ですが、そもそも脱サラにおける“失敗”とは何でしょうか?
それは収入が途絶えて生活が出来なくなってしまうことですよね。
会社を辞めた途端に収入がゼロになってしまったり・・・ 収入が不安定すぎて日々の生活に困窮したり・・・
起業するための初期投資をおこない、結局失敗して巨額の借金を背負ってしまった・・・ なんてのも大失敗のパターンです。
つまり、脱サラに失敗しないためには、下記のような要素が必要になるのです。
- 収入の不安定さを回避すること
- 脱サラ前に成功確率を上げておくこと
- 再起不能なダメージを負わないこと
「とにかく1秒でも早く脱サラしたい!」「会社勤めから逃げたい!仕事に行きたくない!」
…その気持ちは痛いほどよく分かりますが、
何も考えずに無計画に脱サラしてしまっては、かなりの高確率で失敗してしまうでしょう。
そうすると今よりももっと苦しくて辛い現実を突きつけられてしまいます。そんなの嫌ですよね?
そのためには、脱サラ失敗の可能性をあらかじめ潰しておくことが必要です。
失敗しない脱サラ!5つのポイントは?
脱サラで失敗して後悔しないためには、下記の5つのポイントを厳守しましょう。
- 初期投資が不要 or 少額の脱サラを!
- 勢いで会社を辞めてはダメ!
- 事前に副業であたりをつけておく!
- 小さい収入源を複数作るべし!
- 失敗した時に逃げられるようにしておく!
初期投資が不要or少額の脱サラを
脱サラをする上で最もやってはいけない失敗は、
多額の借金を背負ってしまうなど、初期投資に大金を使ってしまうこと。
さらにそれを回収できずに事業に失敗してしまうことです。
このような再起不能なダメージを負うようなリスクの高い方法は
絶対に避けなければなりません。
初期投資のかからない個人ビジネスや起業の方法はいくらでもあります。
大金を投資するのは、事業が軌道に乗ってからいくらでもできますので、
それまではできる限りリスクを抑えるようにしましょう。
初期投資が少額であれば、万が一失敗したとしても
また別の事業にチャレンジすることができますからね。
勢いで会社を辞めてはダメ
会社が嫌だからといって、会社から逃げ出すためだけに会社を辞めてはいけません。
逃げることを目的によく考えないで脱サラをしてしまうと、より苦しい未来が待っているだけですからね。
巷のインフルエンサーの中には「会社なんてとっとと辞めるべき!」という人もいますが、
そういうことを言う人はだいたい、会社を辞めても何とかなるだけの算段がもともとあった人なんですよね。
あなたには何かアテはありますか?
ないのであれば、無計画に勢いだけで会社を辞めては120%後悔しますよ。
脱サラはよく考えて、よく調べて、計画的に進めるようにしましょう。
焦らなくても脱サラは逃げませんからね。
事前に副業であたりをつけておく
個人的には、脱サラをしたいのであれば
“副業”から始めてあたりをつけておく(足掛かりを作っておく)ことをおすすめします。
まずは副業から始めて感触をつかんでおき、「いける!」と思えるようになってから会社を辞めればいいじゃないですか。
焦る必要はないんです。
もっとも避けたいのは、脱サラしてビジネスを始めたのはいいけど、それが思ったほど儲からなかった時です。
貯金はどんどん減っていくし… でも自分で始めたビジネスもなかなか軌道に乗らない…
そういう状態がいちばん恐ろしいですからね。
脱サラとはサラリー(月給)を会社からもらって生活する状態を脱することです。
副業である程度稼いでサラリーだけに依存しない状態を作れれば、それは広い意味で脱サラでなんですよね。
自分の事業なんてどうせすぐには成功しないのですから、まずは副業でいろいろと試してみるといいですよ。
※下記におすすめ副業を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
小さい収入源を複数作る
脱サラなんていうと、一大事業を立ち上げなくてはならないかのように考えてしまいがちですが・・・
残念ながら素人がいきなり大きな事業を始めても失敗するだけです。
大きな事業はかかるお金も、かかる手間や時間も膨大です。
大きなリスクを初めから背負ってしまうのは賢い方法とは言えません。そんなものはただのギャンブルです。
それよりもまずは小さな事業から始めましょう。
小さなビジネスを複数立ち上げて、収入源をたくさん増やしていきましょう。
月30万円の収入が発生する事業をめざすのではなく、月3万円のビジネスを10個積み上げるほうが絶対に賢いわけです。
個人ビジネスというのはとても不安定で貧弱です。
何かちょっとした状況の変化が起これば、一瞬で消えてしまうような儚い事業なのです。
しかしつねに複数の収入源を持っておくようにすれば、何かあっても大きな痛手を追うことはありませんよね。
収入源の分散&リスクの分散は、脱サラで生き残るために必ずやっておかなくてはなりません。
失敗した時に逃げられるようにしておく!
日本ではよく「退路を断つ!」みたいなことが美徳として語られがちですけど…
一流のビジネスマンはそんな馬鹿なことはしません。
「リスクを取る!」みたいなカッコイイ発言も単なるポーズで
裏ではしっかりと退路を確保しているものです。
具体的には下記の3つに注意しましょう。
- 撤退ポイントを決めておく
- 退路を確保しておく
- サラリーマンに戻れるようにしておく
「これは失敗だな…」というのをどの時点で判断するのか?
撤退ポイントを明確に決めておき、ズルズルと失敗を引きずって傷口を大きくしないこと。
失敗した時の代替え案、逃げ道をしっかりと確保しておき、致命傷を負わないようにしておくこと。
失敗してもまたサラリーマンに戻ることはできます。
しばらく月給をもらいながらまた再チャレンジすればいいのですから。
そのためには「二度と会社勤めに戻れない…!」なんてことがないように
円満退職を心がけ、人間関係を軽視しないようにしましょう。
人間関係を良好に保っておけば、なにか困ったときに協力してくれる人も現れるはずです。
筆者おすすめの脱サラは?
ここまでの内容をふまえると、失敗しない脱サラは下記の条件を満たしている必要があることになります。
- 個人の参入ハードルが低い
- 初期投資が不要または少額
- 副業で小さく始められる
- 収入源を複数作ることができる
これらの条件を満たす個人ビジネスは・・・ネットビジネスです。
中でも特に筆者がおすすめするのは「ブログ」や「アフィリエイト」で広告収入を得ること。
筆者も色々な個人ビジネスを試してきましたが、いまは「ブログ」「アフィリエイト」を中心に毎月200~250万円の収入を安定して得られています。
ブログやアフィリエイトは初期投資がほとんど必要なく、日本語の読み書きさえできれば誰でも始めることができます。
パソコンやスマホがあれば、会社勤めの合間を縫って副業から小さく始めることができます。
他のネットビジネスとも相性が良いので、収入源を複数に分散しておくことができます。
ブログやアフィリエイトの始め方については、下記の記事にめちゃくちゃ詳しく解説してありますので、
興味がある人はぜひ参考にしてみてください。
まとめ|脱サラの成功とは?
では今回のまとめです。
- 脱サラにはメリットもデメリットもある。それらをあらかじめ理解しておくことが必要。
- 脱サラで失敗しないためには、事前にしっかりと考え、収入の不安定さを回避し、再起不能なダメージを負わないことが大切。
- 初めはなるべく初期投資が小さい事業を選ぶべし。月給をもらいながら事前に副業で試しておこう。
- 大きな事業を立ち上げるのではなく、小さな事業をいくつも立ち上げよう。収入源の分散とリスク分散は鉄則。
脱サラと聞くと、難易度が高くてお金も時間も必要なものと考えてしまいますが、
実際にはリスクの少ないスモールビジネスから始めればいいのです。
大きく成功する必要はありません。
小さい成功を積み重ねて、まずは最低限食っていけるだけのお金を稼げればいいのです。
今回の内容があなたの脱サラに少しでもお役に立つことを祈っております。
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