どうも、平成を代表するへっぽこブロガーSanzzo(@UNDERCOVER_ing)です。
今回は、読者の皆様からたまにご質問いただく件について考えをまとめておきたいと思います。
ブログやアフィリエイトサイトは複数運営すべき?
それとも1つに集中すべき?
まぁいろいろな考え方があると思いますが
本記事では特にブログ初心者の方におすすめの方法を解説しますね。
結論!ブログは1つに集中すべし!
結論から書いてしまいますが…
個人的には1つのブログに集中して力を注ぐべきだと考えています。
ただし“あるタイミング”を迎えたら分散、
つまり複数のブログを並行運営することをおすすめします。
ブログの複数運営と一点集中には、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
運営者(あなた)の性格やライフスタイルとの相性もあるので、絶対にどちらかが良い!とは言い切れませんが、
少なくともブログやアフィリエイトの経験が少ない初心者にとっては、
まずは1つに集中してやりきってしまった方が成功確率が高く、成長も早いのです。
…と、結論は以上となりますが、
「どうしてそうなのか?」「それぞれのメリデメを詳しく知りたい!」という勉強熱心な方は、ぜひ続きをお読みください。
ブログを1つに集中させるメリット・デメリット
まずは運営ブログを1つに絞って運営するメリット・デメリットをいくつか挙げてみましょう。
- 更新頻度が増える
- ゆえに記事が増える
- 成長スピードが速い
- ドメインが強くなる(SEOに強い)
- いろんなテーマの記事が試せる
- リスクヘッジができない
- 専門性が薄れる
- 撤退時期を見逃しやすい
当たり前といえば当たり前ですが…
運営ブログを1つに絞れば、すべての時間・労力・お金を1つのブログに集中させることができますよね。
そのためブログの更新回数・記事数が増え、ブログの成長が早くなります。
独自ドメインを取得している場合は、検索エンジンからの評価がつくのも早いので、集客(アクセス)も安定します。
よく「違うテーマ(ジャンル)の記事を書きたいので、アカウントを分けたほうがいいですよね?」と聞かれるんですが、
確かに1つのジャンルに集中した方が、専門性を評価される傾向はあります。
なのでできれば専門特化で1つのジャンルに集中して取り組むべきだと思います。
ただしテーマが複数あると、いろいろなジャンルの記事をテストできるので、
新しい分野を気軽に開拓できるメリットもあります。
上手くいった分野が出てきたら、
後々アカウントをわけて新しい専門特化サイトを作るのもありですよね。
また、デメリットとしていちばん大きいのは、リスク分散がしにくいことです。
リスク分散については次章で説明しましょう。
ブログを複数運用するメリット・デメリット
ブログを複数にわけて運用するメリット・デメリットは下記の通りです。
- リスク分散になる
- 収益ポイントが増える
- 成功パターンを横展開できる
- テーマを分けてそれぞれに特化できる
- 運営がすごく大変
- どれも中途半端になりがち
- 成長スピードが遅くなる
- ドメインが成長しない(SEOに弱い)
いちばん大きなメリットは「リスク分散」です。
この場合のリスクとは、なんらかのミスでブログを削除してしまう、アカウントをBANされるなど
ブログ自体がなくなってしまう事故のこと。
万が一そうなった場合でも、サイトを複数もっておけばすべてを失うことはありません。
一応の保険にはなります。
…まぁそんなことは滅多におこらないですし
小まめにバックアップをとっておけば、リスクを限りなくゼロに近づけることが可能ですけどね。
あとはGoogleのアルゴリズム変動やペナルティなどで検索順位を大幅に落としてしまうリスク。
これもサイトを複数持っておけばリスクを分散するこができます。
…と思いきや、実際にはおなじ運営者(あなた)が、おなじやり方で作ったサイトならば、
おなじように順位が落ちてしまうでしょう。
(分野やタイミングに多少の違いこそあれ)
これらのことを踏まえると、リスク分散のメリットというのは、実はそれほど大きくないのですね。
また、無事にブログを成長させることができた場合、その成功パターンを横展開できるのもメリットです。
成功パターンを横展開できれば、マネタイズポイント(収入源)を増やし、収益の安定化につながります。
ただし、成功パターンを掴めるまえにブログを分散させてもまったく意味がないですけどね…。
一方でデメリットは、複数サイトの並行運用は単純にものすごく大変だ!という点。
僕も現在進行形で複数のサイトをもっていますが、ほとんどのサイトは休眠状態でしばらく更新できていません…。
もしあなたが専業ブロガーで時間的な余裕がある場合や、外注に依頼できるほどすでに儲かっている場合であれば可能かもしれませんが、
ほとんどの方はどのサイトも中途半端になってしまうでしょう。
中途半端な運営ではサイトの成長スピードが遅くなってしまいます。
記事数が少ないとドメインも育たないので、SEO効果(=検索からのアクセス)にも期待できません。
つまりアクセスも収益も伸びず、悪循環になってしまうのです。
初心者は1つのブログに集中すべき!
ここまでに説明した内容を踏まえると、
特に初心者の場合は、1つのブログに全力を集中させることのほうがメリットが多いことに気づくと思います。
初心者にブログの複数運営をおすすめしない理由を再度まとめ直してみましょう。
- 複数の並行運営はとっても大変
- リスク分散のメリットは意外と小さい
- すぐに諦めるクセがついてしまう
- ブログの成長が遅く結果が出にくい
- 成功パターンがわかる前に分散しても意味がない
複数運営するのは、1つのブログをある程度成長させてからで遅くはありません。
ブログのアクセスが伸び、収益が発生するまでにはかなりの時間がかかります。
(早いひとでも最低半年、普通は1年以上はかかるでしょうね。)
上手くいかなかったからといってすぐに新しいアカウントを立ち上げるみたいなことを繰り返していては、
一生成功なんてしません。
まずは1つのブログに集中して力を注ぎ、試行錯誤を積み重ねていくことがいちばんの近道なのです。
ブログを分散するべき場合とは?
逆に、ブログを複数に分散させる場合、または追加で新しいブログをはじめる場合についても考えてみましょう。
以下のようなタイミング・状況になった場合は、分散か新規開設を検討するのもありです。
- 充分に記事が増えサイトが充実したら
- アクセス・収益を安定維持できたら
- 時間やリソースに余裕ができたら
- やることが尽き、限界を感じたら
- 別の人格・キャラクターでやりたい場合
- 専門特化したブログを始めたい場合
- どうしても結果が出ず撤退する場合
実は、ブログやアフィリエイトサイトにも寿命があります。
どんなに一生懸命に運営していても、いずれは成長が止まりアクセスが落ちていきます。
マーケティングの世界では「製品ライフサイクル」という言葉がありますが、
ブログなどのWebサイトも同様に、下記のような曲線を描いていつかは衰退していくのです。
衰退する理由はいろいろありますが、
ニーズの変化・ユーザーや運営者の飽き・情報の鮮度悪化・強いライバルの出現・検索アルゴリズムの変化…などさまざまです。
衰退期をむかえたサイトは、残念ながらどんなに頑張っても回復することは稀です。
衰退がはじまってから対策しても遅いので、ピーク(成熟期)のうちに次の仕込をしておくことが大切なのですね。
なので記事数が充分に増え、アクセスや収益が安定してきたら、
なるべく早いタイミングで成功パターンの横展開の準備をはじめましょう。
新しいブログが成長するまでにも一定の時間は必要なので、
「好調な時期にこそ次の種まきをしておく」という心がけが大切です。
有名ブロガーたちは分散派?一点集中派?
では、実際にこの業界で成功をおさめている有名ブロガーたちは、実際にどのような戦略をとっているのでしょうか?
複数分散パターン、一点集中パターン、両方の成功事例を簡単にご紹介します。
一点集中パターン
一点集中で1つのブログを長年続けている有名ブロガーは数多くいらっしゃいます。
たとえば…
- 「ノマド的節約塾」松本博樹さん
- 「Chikirinの日記」ちきりんさん
- 「まだ東京で消耗してるの?」イケダハヤトさん
- 「ヨッセンス」ヨスさん
- 「gori.me」ゴリさん
- 「クレジットカードの読みもの」
- 「暮らしラク(旧ももねいろ)」遠藤みき(旧 橘桃音)さん
いずれの方も1つのブログを5年以上、10年以上という長い期間運営されています。
(もちろん他のブログを持っている方もいらっしゃるとは思いますが、基本は一点集中のスタイルですよね。)
戦略としては「メインの専門特化テーマ+それ以外のサブテーマ」のような形が多いです。
メイン+サブの組み合わせでうまく個性を出しながら1つのブログを長期運用しています。
なんでもごちゃ混ぜの雑記ブログではなく、柱となるテーマがあるところがポイントですよね。
複数分散パターン
複数分散パターンを実践しているブロガーは、著書『ブログ飯』でも有名な染谷昌利さんではないでしょうか。
ブログ界の草分け的存在、レジェンドですよね。
染谷昌利さんは2004年にブログを始めて以来、すでに15個以上のブログを立ち上げてきました。
代表ブログとしては「Xperia非公式マニュアルZ」などがありますが、ほかにも下記のようなブログを運営されています。
基本的にほとんどのブログは放置に近いような感じですが、たまにメンテナンスや記事追加をしているような運営スタイルです。
ブログを立ち上げた経緯や更新をやめた理由などについては、こちらで紹介されていますので、興味のある方は読んでみてください。面白いですよ。
ちなみに僕Sanzzoも染谷さんに近い運営スタイルです。
今現在はこの「マクサン」をメインで運営していますが、もともとは節約・貯金術などを発信するマネーハックブログ(無料ブログ)をやっていました。
ピーク時には月間150万PVほど、収益も単体で月100万円以上を稼いでいましたが、
無料ブログが検索エンジンに評価されにくくなったなどの理由から衰退期をむかえ、アクセスや収益がどんどん減っていき、
なによりも僕自身がお金のネタに飽き飽きしてウンザリしていたこともあり、累計ユーザー数が1,000万人を超えたことを期に放置モードに入っています。
それでも月に10万円近くは今でも稼いでくれてるんじゃないかな?
ぜんぜんウォッチしていないので分かりませんが…。
僕はこのほかにもお金系のブログを2つ、育児情報ブログを1つ、転職・働き方系ブログを1つ(記事はマクサンに移植)、珍しいものではLGBTに関するブログなども持っています。
いずれも更新はストップしていますが、それぞれ数万円ずつのお金を稼いでくれています。
そのうち気が向いたらリニューアル&更新を再開するかもしれないですし、ドメインを熟成させる(笑)ためにも閉鎖しないでたまに軽くメンテナンスしながら維持しています。
ブログを複数運営するパターンでは、すべてを全力で並行運営するのはキツイので、このように半放置プレイにしておくと良いかもしれませんね。
ちなみに、僕ははじめの無料ブログ(livedoorブログ)以外はすべてWordPressで作っています。
WordPress+独自ドメインでブログを開設しておけば、放置していても”ドメインがゆっくりと成長し続ける”というメリットがありますのでおすすめですよ。
まだ無料ブログを使っている人は、この機会にWorPressをはじめられてはいかがでしょうか?
コメント
コメント一覧 (9件)
こんにちは。
いつも楽しくブログ見させてもらっています。
質問があるのですがワードプレスのテーマは賢威とSTORKだとどちらがおススメでしょうか?
以前、賢威を購入していたので今は賢威を使っていますが、
STORKもかなり綺麗なテンプレートでちょっと惹かれています。
性能にはあまり差はないですかね^^;
ちなみに僕のブログは賢威7を使っています。
ブログ初心者ですいませんがよろしくお願いします。
きょーすけさん、コメントありがとうございます!
申し訳ございませんが、僕は有料テーマにあまり詳しくないんですよね。STINGERは過去に使っていたことがありますが。
無料テーマでもCSSとプラグインがあれば大体のことは実現できますし、特に機能の差も効果の差もないかなと思っているので…。
だから賢威とSTORKの差も良く理解していません。ごめんなさい。
初めまして。
いつも拝見させて頂いております。
現在一つのブログを運営しておりまして今回違うジャンルのブログも立ち上げてみたいと思っているのですが、こういった場合に新規のドメインで立ち上げるのか中古ドメインで立ち上げるのか迷っています。
2020年現在、どちらが良いと思われますでしょうか?
アドバイスいただけたら嬉しいです。
kzyさん、コメントありがとうございます!
中古ドメインの効果はないとは言いいませんが、しばらくするとリセットされますよね。
で、リセットされるまでのスパンも短くなっていると思います。
関連性もないので評価が下がるのも早いと思います。
個人的にはあまり費用対効果は良くないと思ってるので、僕自身は1度も使ったことないですね。
正攻法が一番だと思いますよ。
朝起きたら自分の書いた1つの記事にコメント数が18もあり驚いたのですが、
アナリティクスで確認したその記事の閲覧数は、それよりも少なかったんです。
これってどういうことか分かりますか?
URL が貼ってあるコメントとかではない普通のコメントなので、返信しようと思うのですが、ちょっと怖くて聞いています。
記事の閲覧数をどの指標でご覧になっているかにもよりますが、
たとえば1人の人が複数回コメントしたらPV数よりもコメント数の方が多くなりますね。
それが全然違う人たちなんです。
時間もバラバラです。
コメントのプラグイン設定が間違っている可能性もありますが、全て英語のコメントです。(英語なのは記事の内容的にもありえるはありえるので大丈夫だと思います。)
う~ん、すべて英語なんてことが通常あるかどうかは疑問ですが、
英語圏からの攻撃は非常に多いので注意したほうがいいかもしれませんね。
内容を見てみてスパム的なものであれば、海外IPをブロックなどの対応を考えてもいいかもしれません。
参考にさせていただきます。
いつもありがとうございます。