Twitterやブログで「顔出し」はするべきか？

テレビ・雑誌・ネット上であなたの素顔を公開する行為、いわゆる顔出し。

TwitterなどのSNS、ブログなどでも顔出しを行なっている方はたくさんいらっしゃいますよね。

彼ら曰いわく「顔出しをすれば信頼感や親近感が増す！」ということなのですが、これは果たして本当でしょうか？

また、僕のように顔を伏ふせて活動をしていると「顔出しもできないような匿名とくめいブタ野郎が！」みたいな

大変ありがたいご意見をいただくことも決して少なくありません。

匿名や顔出しをしないことは、はたしてそんなに悪いことなのでしょうか？

そんな今回は…

「Twitterやブログで顔出しはするべきか？」
「顔出しにはどんなメリデメがあるのか？」

などの疑問について、主観全開ドバドバな感じで解説させていただきます！

そもそも顔出しするメリットとは？

TwitterなどのSNSやブログで顔出しするメリットとしては、以下のようなものがあるそうです。

まず、顔出しをするとユーザーに覚えてもらいやすいというメリットがあります。

素顔は良くも悪くもインパクトが強いので記憶に残りやすいですし、それが純粋想起じゅんすいそうきにもつながります。

顔出しは、ブランディングやサイテーション（あなたの名前やサイトがネット上で言及げんきゅうされること）に有利に働くため、

知名度向上や、指名検索などのSEO上のメリットにもつながります。

それがSNSやブログなどのネットビジネスにおいては、とても大きなアドバンテージになるんですよね。

…このように、TwitterなどのSNSやブログで顔出しすることには、たくさんのメリットがあります。

しかし、顔出しにはそれ以上のデメリットやリスクも存在するのです。

次の章からは、顔出しをするべきではない理由についてご紹介しましょう。

顔出ししている方が怪しいから

あえて言おう。

「顔出ししてる人のほうが怪しい人多くない⁉️」

「顔出ししてる人のほうが必死で集金してて怖くない⁉️」

と…。

— サンツォ（時々ベランダ飯） (@UNDERCOVER_ing) June 27, 2019

これはもう完全に僕個人の感想なのですが…

顔出し＝信用みたいな意見が一般化されて久ひさしいですが

今となっては、顔出ししている人の方がむしろ怪しくありませんかね？

Twitterなどで顔出ししているインフルエンサーの人たちを思い浮かべてみてください。

あんな人こんな人、いっぱいいるけど、みんなみんなみんな怪しくないですか？？

え？僕だけ？

…まあ怪しさなんて人によって感じ方が違うのでどちらが正しいかなんて言うつもりはないですが、

顔出しで信頼をえて金をむしり取ろうとする魂胆こんたんが見え見えで、気持ち悪いんですよね。僕は。

元から有名人で顔出ししている人は別にいいんですけどね。。

イラストでもおなじ効果があるから

顔出しにはメリットがたくさんありますが

その多くは顔のイラストでもおなじ効果を得られます。

イラストでも充分じゅうぶんに親近感をえられますし、覚えてもらいやすいです。

アイコン化すれば純粋想起じゅんすいそうきにも役立ちます。

素顔ほどのインパクトはありませんが、

後述するセキュリティやコントロール性という面でも

顔のイラストのほうがリスクが圧倒的に少ないですよね。

メリットとデメリットを天秤てんびんにかければ

小学生でもわかるような単純な理論だと思います。

印象の影響が強すぎるから

人間が素顔から受けるインパクトは、僕らの想像以上に強力です。

顔から受けるイメージに（良くも悪くも）

印象が大きく左右されてしまうのです。

いったんネガティブな印象を抱かれてしまったら

なかなかその印象をくつがえすのは難しいです。

自分の素顔に自信がある人ならいいのですが…

そうじゃない人はイラストにしておきましょう。

印象をコントロールできないから

素顔というのは変えることができません。

もちろん表情や写真映うつりで印象は変わりますが、顔そのものを取り換えることはできませんよね。

つまり顔からうける印象というのは、自分ではなかなかコントロールすることができないのです。

顔のイラストであれば自由にコントロールできますので、演出がしやすくブランディングにも有利ですよね。

セキュリティ上危険だから

顔出しにはつねにセキュリティ上のリスクがつきまといます。

過去には故Hagexさんのように、ネット上で恨うらみを買って亡くなられてしまった例もありますよね。

自分は大丈夫だと思っていても、世の中には変な人がいっぱいいますから…

絶対に安全なんて保証はありません。

百歩譲ゆずってあなたは大丈夫だとしても、あなたの妻や夫、子供や恋人、家族はどうでしょう？

顔出しというのは、あなたの大切な家族や友人までも危険にさらす可能性もあるんですよね。

過去を消すことができないから

人間は誰しも間違まちがいを犯おかす可能性があります。

ついうっかりと失敗してしまうこともあります。

しょうがないですよね、人間だもの。

しかし残念ながら過去を消すことはできません。

デジタルタトゥーなんて言葉もありますが、

一度インターネット上で公開された発言や個人情報などが拡散してしまうと、

完全に削除するのは不可能なんですよね。

TwitterなどのSNSや、ブログで顔出しするということは

そういうリスクも覚悟する必要があるのですね。

あなたに覚悟はありますか？

まとめ｜顔出しは強者の戦略なのだ

「退路たいろを絶たって背水はいすいの陣じんをひくことが大切だ！」
「そのくらいの覚悟かくごがないと成功しない！」

…なんて主張する人もいますが、それは大きな間違いです。

また、

「顔出し・実名出ししてからモノを言え！」
「顔出しできないようなゴミは黙ってろ！」

…みたいな顔出しマウントをとってくる人もいますが、どこか論点ろんてんがズレていますよね。

顔出しというのは退路の必要がない強者の戦略です。

必ず勝てる勝算しょうさんがある人、万が一負けても死なないように保険をかけている人、

実名＆顔出しで誹謗中傷ひぼうちゅうしょうを受けてもなんのダメージも受けない、

防御力ぼうぎょりょく高めのサイコパスのための戦略なのです。

（もしくは単純に浅はかな人なのかも…）

だから僕ら弱者はあえて危険をおかす必要はありません。

少なくともどちらにしようか迷っているくらいなら、悪いこと言わんからやめておきましょうよ。

「顔出ししたら信用される」なんて、ぶっちゃけひと昔前のマーケティング手法ですしね。

…というわけで、いかがでしたでしょうか？

かくいう僕は、会社をクビになったら顔出しをするつもりでいます。

この酒と脂あぶらでパンパンに膨ふくれあがった四十路よそじの汚い髭面ひげづらを、

思う存分みなさんにお見舞い差しあげる予定でおります。

それは僕がサイコパスだからなのであって、良い子は決してマネしてはいけませんよ。

※本記事は顔出ししている人を否定するものではありません。顔出ししている人はそれなりの覚悟と目的を持ってやっているのでしょう。それはそれであっぱれな行為だと思います。

本記事は顔出しするかしないかを迷っている人に向けて「迷ってるくらいならしなくていいんじゃね？」という主旨なので、くれぐれも石をお投げにならないようお願い申し上げます！