読者からたまに聞かれる質問の一つに
「ペラサイトを量産していかないと稼げませんか?」というものがあります。
ペラサイトとは、1ページ(または数ページ)しかないミニサイトのこと。
ペラサイトを量産しては放置し、アフィリエイトで収益を得るという手法が、
一部の初心者のあいだで“稼げる手法”として信じられているようですね…。
まず結論から言ってしまいますが、
ペラサイト量産型のサイトアフィリエイトは「オワコン」です。
正しくいうと、ペラサイトを量産するのは作業効率が悪いですし、サイトパワーも貧弱になりますし、
成功確率が悪い手法なのでまったくオススメできません。
それよりも1つのサイト(ドメイン)内に集中して記事コンテンツを投下していった方が
圧倒低に成功確率が高くなります。
言いたかったことは以上なのですが…
もっと詳しく知りたいという方は続きをお読みいただければと思います。
※唯一、ペラサイト(というかミニサイト)を作って稼ぐ筆者おすすめの方法があります。
記事の最後に書いてありますが、先に知りたい方はここからスキップできます。
ペラサイト量産がよいとされている理由
では、そもそもなぜペラサイトが稼げる手法として信じられているのでしょうか?
この記事を書くにあたってペラサイトを推奨している記事をひと通り読みあさってみたところ、
下記の点がメリットとして挙げられていました。
ペラサイトのメリット?
❷ 一度つくったら放置で稼げる
❸ サイトが飛んでもリスク分散できる
❹ ペラサイト同士で被リンクを貼りあえる
❺ 稼げるジャンルを見つけやすい
❻ 初心者でも短期間で稼げる
…こんなところでしょうか?
うーん。アフィリエイト歴がそんなに長くない私からみても、かなりナンセンスな感じはするのですが、、
初心者の方には真偽がわからないと思いますので、Q&A方式で1つ1つ論破していきましょう。
Q1.ペラサイト量産は1ページ完結だから楽?
そんなことはない。いちいちサイトを新規開設する必要があるぶん逆に効率が悪い。
ペラサイトは1ページで完結するサイトなので、
ブログみたいに毎日コツコツ更新する必要がないから楽なんだそうです。
でも、ブログだって別に毎日更新する必要はありませんよね。
たとえば私は週に2本くらいしか記事を更新してませんが、それでも月に150万円以上稼げています。
ペラサイトだから更新しなくても稼げる、ブログだから毎日更新しないと稼げない…
なんてことはまったくありませんから、条件はおなじです。
でも、ペラサイトはたった1ページのコンテンツを作るために
毎回毎回ドメインを取得してサイトを開設しなくてはならないんですよね?
ブログなら記事を書くだけでいいですが、
ペラサイトは毎回サイトを新たに作って、さらに記事も書く必要があるわけです。
よけいな手間がかかるぶん、コンテンツ本数を増やすペースが遅くなるというデメリットもあります。
明らかにペラサイトを量産するほうが効率が悪いですよね。
Q2.ペラサイトは一度つくったら放置で稼げる?
そもそも量産するんだから放置ではない。更新するか新規開設するかの違いだけで、どちらかというと新規開設のほうが作業的には大変。
ペラサイトはブログみたいに更新する必要がなく、
一度サイトを作ったら放置でOKという意見もよく見かけました。
しかし放置でOKというなら、ブログだって一度書いた記事は放置で構いませんよね。
もちろん、定期的に記事をリライトしたりメンテナンスを入れた方が、
検索エンジンに高評価を受ける可能性が高くなります。
ただそれはペラサイトもブログも条件はおなじですので、
特にペラサイトに優位性があるわけではありません。
もっと言うと、ペラサイト量産は次々にサイトを新規開設していくわけですが、
これは実質 放置ではないのでは?と思います。
だって「更新」と「新規開設」の違いだけで、結局は作業が発生するわけですよね。
ブログ記事を更新するのと、サイトを新規開設するのではどっちが大変でしょうか?
…私はペラサイトの方が大変だと思います。
また、コスト面を考えるとどうでしょう?
ペラサイトを量産するということは、1回1回すべてドメインを新規購入しなくてはならないですし、
その後もドメインの費用が発生し続けるわけです。
1,000円/年のドメインを100個購入したとすると、それだけで年間10万円のコストです。
5年間続けたら50万円になります。
ペラサイトを量産するというのは、作業面でもコスト面でも負担がかかるわけですね。
Q3.サイトが飛んでもリスク分散できる?
リスク分散を考えるなら2~3サイトあれば充分なので、量産する必要はない。そもそもサイトが飛ぶリスクはペラサイトのほうが圧倒的に高い。
検索エンジンのアルゴリズム変更やブラックSEOによるペナルティによってサイトの順位が大きく下落してしまった場合に、
ペラサイトを量産しておけば、1つや2つサイトが飛んでも大丈夫、リスク分散ができる、という意見もよく見かけます。
たしかに、サイトが1つしかない状態よりも複数のサイトを保有していた方がリスク分散になるでしょう。
その点は否定しません。
しかしサイトが飛ぶ可能性が高いのは、どちらかというとペラサイトの方なんですよね。
ペラサイトはドメインパワーが弱いので、そもそも検索上位に上がりにくいですし、
運良く上がったとしてもすぐに下落する可能性が高いです。
また、次の章で説明するような自サイトによる自演リンクなどをやってしまうとサイトが飛ぶ可能性が格段に高くなってしまいます。
まあ、通常のブログやWordPressサイトで普通にホワイトハットSEOをやっていれば、
まずサイト全体が飛ぶなんて事態にはなりません。
順位が落ちたとしても問題のある記事だけです。
なので1つのブログで複数の記事・複数のアフィリエイト商材をあつかっていれば、充分にリスクヘッジになります。
どうしても心配でリスク分散したいのであれば、
ペラサイト量産ではなくブログを2つ3つ作っておけば済むだけの話ですよね。
Q4.ペラサイト同士で被リンクを貼りあえる?
そんなことしてもSEO効果なんてないし、最悪ペナルティを受けるので絶対にやっちゃダメ。
量産した自分のペラサイト同士を被リンクでつなぎ、検索エンジンからの評価を上げることができる
…なんて意見もありました。
もうこれはナンセンス中のナンセンス。良い子は絶対にマネしてはいけません。
なぜなら検索エンジンからペナルティを受ける可能性が非常に高くなるから。
たしかに昔はこうゆう自演リンクも効果があったのかもしれませんが、
いまの検索エンジンはこうゆう不自然な自演リンクをかなりの高確率で見抜くことができますし、
さらに被リンク自体を量ではなく質で評価するようになっています。
しっかりと育ててある質の高い(かつ関連性の高いジャンルの)サイトから自演リンクを貼るのであれば問題ありませんが、
ジャンルも違う1ページだけの内容ペラペラなサイト群から被リンクが貼られていたとしても…
当然検索エンジンは評価しませんし、逆にペナルティを受けて最悪サイトが飛んでしまいます。
絶対にそんな被リンク手法を使ってはいけません。
Q5.稼げるジャンルを見つけやすい?
特にペラサイトだからといって見つけやすいわけではない。雑記ブログのようにさまざまなテーマで記事をかけば条件はおなじ。
ペラサイトはいろいろなジャンルのサイトを作るので、成果が発生するジャンルを探しやすい。
成果が発生しやすいジャンルを見つけたら、そのジャンルを集中的に攻めればOK…なんて意見もあります。
でも、これってブログじゃできないことですかね?
いろいろなジャンルのネタをあつかう「雑記ブログ」をつくり、
その中から成果が発生しやすいジャンルを見つけ、あとはジャンルを絞り込んでいけばいいだけなので、
やり方としてはまったく同じですよね。
おなじブログ・サイト内に違うジャンルの記事が入っていてはダメ…なんてことはまったくないわけですから。
もっと言うと、1ページのみのペラサイトよりも
たくさんの記事があるブログ・サイトのほうがユーザーが回遊する可能性が高いですし、
さらにはドメインパワーも上がりやすくなるので、
どう考えてもペラサイトじゃない方がいいですよね。
Q6.初心者でも短期間で稼げる?
そんことはない。ペラサイト量産は逆にデメリットが多く初心者にはおすすめできない。
これにいたっては、特にもっともらしい理由も見つけられなかったのですが…
まあここまでに書いたものを読んでもらえれば
「そんなわけねぇだろ!」ということをご理解いただけると思います。
ペラサイト自体の可能性を否定するわけではないですが、
どう考えてもペラサイトのほうが効率が悪く、目立ったメリットも見つからないですよね。
なのでこれからブログやアフィリエイトで稼ぎたいと考えている初心者の皆さま方におかれましては、
「ペラサイトなら稼げる!」「ペラサイトを量産しよう!」
なんて馬鹿馬鹿しいデマに惑わされることなく、
WordPressで普通にサイトを開設して、
1つのサイト(ドメイン)をまずはじっくりと成長させることを強くおすすめいたします。
そのほうが断然効率よく成功に近づくことができますよ。
マジで。
ペラサイトで稼ぐ唯一の方法
…とまあ、さんざんペラサイトの悪口を書き連ねてはきましたが、
「これならばペラサイトでも稼げる!」とおすすめできる方法が1つだけ存在します。
それは“ミニサイト”を作ることです。
ミニサイトとは?
ミニサイトとは、あまりページ数の多くない(でも1枚ペラではない)
小規模のアフィリエイトサイトを作り、
ある特定の分野(キーワードや商材)に特化・集中して、検索上位表示を狙う方法です。
5〜10ページほどの小規模サイトを作る
ニッチな特定分野を狙い撃ちする
関連キーワードを網羅しつつサイト構成
キーワードマップなどでキーワード調査
…と詳細はここでは書ききれないのですが、
コツとしては、関連キーワードが数個〜10個ほどの小規模のキーワード群を狙うことです。
上記はOMUSUBIという無料ツールを使い、
「酵素ドリンク ダイエット」のキーワードマップを抽出したものです。
この要素1つ1つごとにページを1枚作るかたちでミニサイトを構成していきます。
この例のように、キーワードマップが比較的小さい(5~10個くらい)ものであれば、
ミニサイトでも検索上位表示を狙えますし、アフィリエイトで稼ぐことが可能です。
ミニサイトの作り方
ミニサイトを作るには、
「ペライチ」という小規模サイトの制作に特化したサイト作成サービスをおすすめします。
ペライチを使えば、難しいWEB制作の知識がなくても簡単にミニサイトを作ることができます。
ペライチの特徴
綺麗なテンプレを豊富に用意
登録ユーザー数17万以上
月額0円〜2,980円の4つのプラン
ペライチのドメイン自体がSEOに強い
SSL化、スマホ最適化、独自ドメインに対応 ※プランによっては非対応
ちなみに、ペライチのドメインパワーは執筆時点で78.0とかなり強いです。
まあ独自ドメインを使うならあんまり関係ないのですが、
サービスサイト自体がちゃんとSEOに強いというのは安心できますよね。
ペライチには無料プランもありますが、ページが1枚しか作れないので、ミニサイトにはおすすめしません。
ミニサイトに使うのであれば、レギュラープラン以上をおすすめします!
レギュラープランなら邪魔くさいフッダー広告を削除できますし、アクセス解析もついてきます。
あとからデザインを修正したと思った時にも、HTML/CSSなどを埋め込みできるので、
カスタムの自由度が広がるので嬉しいですよね。
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コメント
コメント一覧 (6件)
初めまして。
ずっと、マクサンを拝見させて頂いてました。
いつかコメントをと思いながら読み逃げばかりですみません。
サンツォさんの記事は、どれも有益で多大な知識を与えてくれます。
お仕事をされるなか、これだけの記事を書き上げるなんて素晴らしいです。
よく勉強された、頭の切れる方なのだろうと想像します。
ユーモア溢れる文章と知識たっぷりの記事が毎回、楽しみです。
(コメントも楽しませていただいてます。)
一ファンとして、これからも通わせていただきます!!
ご挨拶まで。
cuteさん、cuteなコメントありがとうございます!嬉しいです!
いえいえ、僕は頭の弱いデブで薄らハゲの老害ジジイですので、話半分で読んでいただければと思います。
またいつでもコメントください!
私も以前高額塾に入っていた時、ペラサイト量産をするように指示されて全く稼げず2年の歳月を無駄にしてしまいました。
塾退会後は、サンツォさんのブログのような優良ブログを参考にしながら、一つのブログを育ててまいりました。そのおかげか、始めて1年程経過した最近、やっと月1万円ほど稼げるようになりました。
ただ、現在はPV数が伸び悩み、今のテーマでは書くネタも尽きてしまったので、別のジャンルのブログを開設しようか迷っています。
今のブログを雑記ブログにするか、新しいブログを立ち上げるかどちらがいいと思いますか?ぜひ、ご意見聞かせていただければありがたいです。
migさん、コメントありがとうございます!
1つのサイトに注力するべきか?複数のサイトを作るべきか?
これはとても難しいテーマで、かつどちらが正解とは言い切れないと思います。
ただ1つ言えるのは、すでにmigさんは今のブログにモチベーションを失っていると言う事実です。モチベーションがあればネタが尽きるということはそうそうないですからね。
モチベーションが下がったまま続けても結果が出ないと思うので新しい分野に切り込むべきかと思います。
もし今のサイトのドメインがある程度検索エンジンからの評価を得ているのであれば、同じドメイン内でやった方が結果は早く出やすいかと思います。
特に評価がついていない、もしくは短期間での収益化を求めていないのであれば、別サイトで運営するのもありだと思います。
参考になれば幸いです。
ご丁寧にコメントくださりどうもありがとうございました。
早速、今後の参考にさせていただきます。
いえいえ~。ぜひ一緒に頑張りましょう!