近年、自社商品の販売促進や顧客獲得などの目的で、オウンドメディアを構築・運用する会社が増えています。
オウンドメディアとは、企業や個人が自ら運営し、情報発信するメディアのこと。
狭義ではWebサイトを指しますが、広義ではSNSアカウントやメルマガなどを含む場合もあります。
オウンドメディアは、広告や外部メディアに依存せず、自由にコンテンツを提供し、自力でブランド価値の向上や集客をおこなえる点がメリットです。
適切に運用すると、費用を抑えてマーケティング施策を強化するのに効果的ですが、ノウハウがないことで制作を躊躇している会社も多いのではないでしょうか。
でも、オウンドメディアってなんだか難しそう……
正しい手順やコツを理解すれば、ぜんぜん難しくないよ!
本記事では、10社以上のオウンドメディアの立ち上げ・運営に携わってきた筆者の知識や経験をもとに、
オウンドメディアをはじめて立ち上げる会社・担当者に向けて、オウンドメディアの始め方から成功のコツまでをくわしく解説します。
- オウンドメディアの始め方
- オウンドメディアを成功させるコツ
- オウンドメディアの成功事例5選
実際のオウンドメディアの成功事例も紹介するので、ぜひ制作・運営の参考にしてください。
オウンドメディアの始め方
オウンドメディアの始め方を、5つのステップで解説します。
目的を設定する
オウンドメディアを始めるにあたっては、目的の設定が必須です。
一般的にオウンドメディアの運営には、下記のようにさまざまな目的があります。
- 販売促進
- ブランディング
- リード(見込み客)獲得
- 採用強化
なぜオウンドメディアを始めたいのか、運用することで何を達成したいのかを決めておくことで、情報発信の方向性が定まります。
例えば、販売促進が目的なら商品情報や使い方のコンテンツ、ブランディングが目的なら企業理念や商品の開発ストーリーがメインという感じです。
採用強化が目的なら、自社社員の声や職場の日常を発信することが多いよね
目的が変わると、コンテンツの内容もかなり変わるんだね!
この段階で明確に目的を決めておくと、このあとの作業もスムーズに進みやすくなります。
集客チャネルを決める
次に、オウンドメディアの集客チャネル(集客に必要な媒体や経路)も決めましょう。
集客チャネルは、下記のように多岐にわたります。
- SEO(検索エンジンからの自然流入)
- SNS
- Web広告
- 動画プラットフォーム
- 被リンク
- プレスリリース
- メルマガ
- LINE公式アカウント
それぞれの手段にはメリット・デメリットがあるため、オウンドメディア運営の目的や予算、人的なリソースに合ったものを選びましょう。
また、安定的に集客をおこなうには、複数の手段を組み合わせるとより効果的。
Webサイトの流入経路として最も重要なのはSEOですが、上位表示されるには多大な時間と労力が必要だからです。
SEOとは日本語で「検索エンジン最適化」の意味。自社サイトを検索結果の上位に表示させる施策全般を指す。
SEOは効果が出ると強力だけど、多くの人に読まれるのに早くても数ヶ月はかかるよ
そのため、SNS・YouTubeなどの動画・メルマガなど、複数のチャネルを組み合わせて運用するのがおすすめです。
初心者向けのSEO対策の基本については、下記の記事でくわしく解説しています。
ターゲット(ペルソナ)・コンセプトを決める
オウンドメディアのターゲットやペルソナやコンセプトを決めます。
ターゲットとは、メディアを読んでほしいざっくりとしたユーザー層のこと。
さらに、ペルソナ(より具体的な一人の人物像。年齢・性別・居住エリア・職業・家族構成・趣味など)も設定すると、より効果的なメディア運営ができます。
あわせて、それぞれのペルソナが抱えるニーズ(悩み・問題・欲求)も考えてね
コンセプトとは、情報発信の軸となる概念・考え方のこと。
下記の手順で設定しましょう。
- ペルソナにコンテンツを読んでどうなってもらいたいかを考える
- スローガンを決める
- SWOT分析をする
ターゲットにコンテンツを読んでどうなってもらいたいかを明確にすることで、発信するメッセージに説得力が生まれ、首尾一貫したメディアになります。
スローガンはコンセプトを要約したキャッチコピーのようなもの。
完結でキャッチーな言葉にまとめることで、ユーザーやスタッフ自身の行動に対する意識を高めることが可能です。
有名なオウンドメディアは、独自のスローガンを持っていることが多いよね!
スローガンの作り方は、下記の記事で解説しているので、参考にしてください。
オウンドメディア運営の効果をさらに高めたい場合は、SWOT(スウォット)分析もおこないましょう。
「SWOT」とは「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の頭文字を取ったもの。
内部環境と外部環境をプラス要因とマイナス要因に分けることで課題を発見し、解決方法を分析するマーケティング手法です。
くわしいSWOT分析の方法は、下記の記事を参考にしてください。
運用スタッフをアサインする
次に、オウンドメディア運用に携わるスタッフをアサインします。
メディア運用には、企画立案・コンテンツ(記事)制作・SEO対策・Web制作などのスキルが必要です。
下記のような人材を集めましょう。
- ディレクター
- エンジニア
- 編集者
- ライター
- Webデザイナー・コーダー …など
自社でスタッフを確保する場合、各部門から適任者を選出してチームを編成します。
適任者が社内にいない場合、予算に応じて、Web制作会社への委託やスキルを持つ人材の採用を検討しましょう。
なお、自社でメディアを運用する場合と外部に委託する場合のメリット・デメリットは、下記のとおりです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
自社運用 | コストをかけずに制作・運用できる | 立ち上げ・コンテンツ作成に時間がかかる 外部委託よりクオリティが低くなることが多い |
外部委託 | 自社運用するより、高いクオリティのサイトを構築できる | コストが高い |
自分たちでできることは自社でやって、一部を外部に委託する方法もあるよ
すべてを外部委託するより、コストを抑えられるね!
スタッフを確保したら、チーム内でコミュニケーションを円滑におこない、目的やビジョンの共有を心がけましょう。
Webサイトを作成する
オウンドメディアを自社で制作する場合、下記の手順でWebサイトを作りましょう。
CMSを決める
まずは、オウンドメディア制作に使うCMS(コンテンツ管理システム)を決めましょう。
CMSを使うと、Web制作の経験のない自社スタッフでも、簡単にオウンドメディアを制作できます。
プログラミングの知識がなくても大丈夫なものが多いよ!
代表的なCMSには、下記のようなものがあります。
- WordPress(ワードプレス)
- ShareWith(シェアウィズ)
- Drupal(ドルーパル)
- Movable Type(ムーバブル・タイプ)
- Wix(ウィックス)
- Studio(スタジオ)
このうち世界で圧倒的なシェアNo.1を誇り、初心者でもあつかいやすいのは、無料オープンソースのWordPress。
難しい専門知識がなくても、テーマや豊富なプラグイン(拡張機能)を活用することで、おしゃれで機能的なメディアを作れます。
WordPressの始め方は、下記の記事を参考にしてください。
キーワードを選定する
次に、検索エンジンで上位表示を狙うキーワードを選びます。
キーワードとは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンに入力する語句。
下記の流れで選定しましょう。
- キーワードの候補を挙げる(複数OK)
- 検索ボリュームを調べる
- 検索意図を把握する
- 狙うキーワードを決定する
ユーザーがどんな情報を求めているのかを考えつつ、検索ボリューム(検索回数)や競合メディアを調査・分析しながら決める必要があります。
何も考えず適当に決めると、検索結果で上位表示されずアクセスも伸びないよ!
くわしいキーワードの選び方は、下記の記事を参考にしてください。
記事構成を作る
キーワードを選んだら、記事構成(見出し構成)を作ります。
記事構成とは、どんな見出し、どんな話の順序で記事を書くかを決めること。
記事構成を決めるためには、そのキーワードの検索意図をしっかりと把握することが大切です。
検索意図とは、ユーザーがそのキーワードで検索した目的、知りたい情報のこと。
検索意図ってどうやって把握するの?
いろいろあるけど、下記を参考にしてみて
- 関連キーワード(サジェストキーワード、再検索キーワードなど)を調査
- 競合ページのタイトル・見出しを確認する
- Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトを参考にする
- バーティカル検索の並び順を見る
検索意図については、下記の記事を参考にしてみてください。
なお、記事構成は、見出しを読んだだけで大まかな内容が分かるように作成しましょう。
くわしい記事構成の作り方は、下記の記事も参考にしてください。
記事本文を執筆する
ここまで準備ができたら、いよいよ記事の執筆です。
いきなり書きたいままに書いても、記事は読まれません。
想定読者の検索意図を深く掘り下げ、PREP法(プレップ法)にそって分かりやすく書きましょう。
- Point:最初に結論・答えを提示する
- Reason:その理由を述べる
- Example:具体例・詳細・根拠などをくわしく説明する
- Point:また結論でしめる
PREP法をマスターすると、分かりやすく説得力のある文章が書けるよ!
また、執筆の際は、下記の7点も意識してください。
- 誤字脱字に注意する
- ですます調で書く
- 漢字の使用は文字全体の2~3割にとどめる
- 1文の長さは40~60文字程度におさめる
- 同じ語尾は3回以上連続させない
- 専門用語は極力使わない
- 具体的な数字や事例を入れる
ライターが複数人いる場合は、書き方にばらつきが出やすいので、執筆ルールを統一しておきましょう。
オウンドメディアを成功させるコツ
オウンドメディアを成功させるために、下記4つのコツを意識しながら運用しましょう。
目標を明確に設定する
オウンドメディアを成功させるには、最初に決めた目的に対して、明確な目標を設定しましょう。
目的を決めていても、いつまでに何を達成するのかを明らかにしないと、取り組むべき施策が決まらずメディア運営の方向性も定まりません。
下記のように、短期・中期・長期で目標を設定しましょう。
- 目的:安定的に見込み客を獲得する
- 短期:立ち上げから2ヶ月以内に月30件のリード獲得を達成する
- 中期:立ち上げから半年以内に月50件のリード獲得を達成する
- 長期:立ち上げから1年以内に月100件のリード獲得を達成する
明確な目標を決めておくことで、取り組むべき施策が明らかになり、メンバーのモチベーションも維持できます。
やるべきことが分かると、中だるみも防げるよね
また、目標は1度作ったら定期的に見直し、必要に応じて調整することも大切です。
質の高いコンテンツを制作する
オウンドメディアを成功させるには、質の高いコンテンツ作りが不可欠です。
質の高いコンテンツってなに?
いろんな定義があるけど、もっとも重要なのは「読者が満足すること」だよ
では、読者が満足するコンテンツってなんでしょう?
それは読者の知りたい情報を最適な形で提供し、読者が抱える悩み・問題・欲求を解決してあげることです。
ユーザーにとって本当に価値のある情報を提供することが、メディアの信頼性と人気を高めるカギとなるのですね。
そのためには、前述した「検索意図」を正確に把握し、検索意図にもとづいたコンテンツを作ることが大切です。
SNSやメルマガ、LINE公式アカウントと連携させる
オウンドメディアを成功させるには、SNSやメルマガ、LINE公式アカウントとの連携が効果的です。
集客チャネルを組み合わせることで、より多くのユーザーにリーチし、メディアへの流入を増やせます。
例えば、Instagramでは視覚的に興味を引くコンテンツ、X(旧Twitter)ではコンテンツの内容を短文や図解にまとめて記事へのリンクを貼るのが効果的。
メルマガやLINE公式アカウントは、最新情報のリリースを知らせたりユーザーが求める情報を要約して該当コンテンツへ案内したりすることで、ユーザーとの関係性を深められます。
各手段の特性を理解して、適切な形で発信しよう!
なお、SNS・メルマガ・LINE公式アカウント経由のユーザーの行動は、定期的に分析してコンテンツ改善に活かすことが重要です。
定期的に分析・改善をおこなう
オウンドメディアを成功させるには、定期的な分析と改善が必須です。
いくらコンテンツを作り続けていても、現状を把握しないままでは目標を達成できません。
下記に挙げたようなツールを活用し、メディアの状況を定期的に把握しましょう。
ツール | 概要 |
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Googleサーチコンソール | Google検索からのアクセス数・キーワード・検索順位などを計測するツール |
Googleアナリティクス | サイト内のユーザーの行動、流入経路などが分かるアクセス解析ツール |
ヒートマップツール | ページ内の読まれている場所・読まれていない場所・離脱ポイントなどを視覚的に確認できるツール。Clarityやミエルカなどがある |
順位チェックツール | Google・Yahoo!・Bingの検索順位をチェックするツール。GRC・ランクトラッカー・GMO順位チェッカー・Nobilistaなどがある |
サーチコンソール・アナリティクスは無料だから、必ず連携しておこう
数値的に状況を把握し続けることで、ユーザーのニーズに合ったメディアへと進化し、成功につながるのです。
Googleサーチコンソール・アナリティクスの連携方法は、下記の記事も参考にしてください。
オウンドメディアの成功事例5選
オウンドメディアを成功させるには、既存メディアの事例を参考にしながら構築・運用すると効果的です。
ここで、代表的なオウンドメディアの成功事例を5つ見ていきましょう。
北欧、暮らしの道具店
画像引用:北欧、暮らしの道具店
運用会社 | 株式会社クラシコム |
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運用目的 | 企業ブランディング |
成果 | 2025年1月時点でFacebookで42万人、Instagramで137万人、YouTubeで61万人のフォロワー獲得 スマホアプリがリリースから3年で300万ダウンロード突破 売り上げ増・リード獲得にも成功 |
公式サイト | https://hokuohkurashi.com/ |
北欧、暮らしの道具店は、株式会社クラシコムが運用するECサイト兼オウンドメディア。
北欧のライフスタイルをテーマにした「ライフカルチャープラットフォーム」として「買いもの」と「読みもの」の2軸でコンテンツを発信しています。
商品販売だけじゃなく、顧客との関係を重視しているよ
北欧、暮らしの道具店の特徴は、広告ではなくコンテンツを通じて顧客との接点を作っていること。
既存の顧客だけでなく、見込み客も興味を持ちそうな情報を発信し、コンテンツを楽しんでもらう工夫をしています。
そして、興味を持った人に日々新しいコンテンツを提供し続けることで、購買動機を生み出しているのです。
広告で商品を売り込まないマーケティング手法なんだね!
北欧、暮らしの道具店は、WebサイトだけでなくYouTube、FacebookやInstagramなどのSNS、スマホアプリの運用も展開しています。
複数の集客チャネルで情報を発信し続けた結果、YouTubeやSNSで200万人以上のフォロワーを獲得し、スマホアプリも3年で300万ダウンロードを突破。
売り上げを伸ばすだけでなく、コンテンツを楽しみたいユーザー(将来的に購入の可能性がある見込み客)の獲得にも成功しています。
mercan(メルカン)
画像引用:mercan (メルカン) | メルカリの“いま”と“未来”を伝える
運用会社 | 株式会社メルカリ |
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運用目的 | 採用強化(採用ミスマッチの低減) |
成果 | 応募が増加 採用マッチング率が向上 |
公式サイト | https://careers.mercari.com/mercan/ |
mercan(メルカン)は、フリマアプリでおなじみのメルカリが2016年5月から運営するオウンドメディア。
「メルカリの『人』を伝える」というスローガンのもと、採用ブランディングを目的に開設から8年間で2,200本以上のコンテンツを発信しています。
すごいコンテンツ量!
メルカリは、既卒者をベースに人材を採用してきましたが、以前はミスマッチの多さが課題でした。
そこでmercanを立ち上げ、業種・職種を紹介するだけでなく、社員へのインタビューや社内イベントのレポートを活発に発信。
株式会社メルカリへの就職を検討する人に対して、メルカリの価値観や文化を広く深く伝えてきました。
海外人材の確保のため、英語版でも発信しているよ!
その結果、メルカリの価値観・理念に共感した人からの応募が増加し、採用面接時の会話もスムーズに進むようになりました。
採用ミスマッチの低減にも成功しています。
参照:「メルカン」はメルカリのカルチャーそのもの ── 理想の採用に貢献するオウンドメディアのあり方とは | Business Insider Japan
サイボウズ式
画像引用:サイボウズ式 | 新しい価値を生み出すチームのメディア
運用会社 | サイボウズ株式会社 |
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運用目的 | ブランディング |
成果 | 第三者から評価されるほどに認知度が向上 就職希望者が増加 |
公式サイト | https://cybozushiki.cybozu.co.jp/ |
サイボウズ式は、「kintone(キントーン)」や「サイボウズ Office」などのサービスで知られるサイボウズ株式会社が運営するオウンドメディア。
「新しい価値を生み出すチームのメディア」をコンセプトに、働き方やチームワークなどに関するコンテンツを展開しています。
2012年から運営されている人気老舗メディアだよ!
サイボウズ式の大きな特徴は、企業ブランディング目的で運用しているため、あえてPV数や成約数などのKPIを設定していないこと。
直接売り上げを出すことは考えておらず、オウンドメディアでよくあるお問い合わせフォームや資料請求への導線も一切引いていません。
「自分が読み手だったら『読みたい』と感じる情報」を届け続けた結果、第三者から「働きがいのある会社」や「ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれるほど認知度が向上し、就職希望者も増えています。
「自分たちが伝えたい情報」じゃなくて「想定読者が求める情報」を発信することが大事なんだね!
参照:【後編】サイボウズ式に学ぶ、「製品のPRにはつなげない」オウンドメディア運営術 | SELECK [セレック]
LISKUL(リスクル)
画像引用:LISKUL
運用会社 | 株式会社ソウルドアウト |
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運用目的 | リード獲得 |
成果 | 開設後11ヶ月で月間100件以上のリードを獲得 月間PV80万以上、資料ダウンロード1,000件以上(2021年03月実績)のメディアへ成長 |
公式サイト | https://liskul.com/ |
LISKUL(リスクル)は、インターネット広告事業をおこなっているソウルドアウト株式会社が運営する、マーケティング支援メディア。
中小・ベンチャー企業のWebマーケター向けに、デジタルマーケティングや広告運用などに役立つノウハウを提供しています。
これからオウンドメディアを運営したい人も必見!
LISKULの特徴は、ユーザーの悩み・疑問から選定したキーワードタグで流入を集めている点。
無料でダウンロードできるホワイトペーパーも含め、マーケティングに関する幅広い悩みの解決に役立つ情報を提供することで、リードを獲得しています。
無料で活用できる資料はありがたいよね!
2014年1月の開設から、社内スタッフが地道に良質なコンテンツの更新を続けた結果、半年で月間35万PVを実現。
当初は月間100件のリード獲得を目的としていましたが、開設した年の12月に達成しました。
2021年3月時点では、月間のPV数が80万以上、資料ダウンロード数が1,000件以上を誇るメディアへと成長しています。
ferretメディア(フェレットメディア)
運用会社 | 株式会社ベーシック |
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運用目的 | リード獲得 |
成果 | 2024年12月時点で月間PV数が550万、月間UU数が約350万、会員数50万人以上 Webマーケティング分野で知名度と信頼性も向上 |
公式サイト | https://ferret-plus.com/ |
ferretメディア(フェレットメディア)は、マーケティング事業やSaaS事業を展開する、株式会社ベーシックのオウンドメディア。
「マーケターのよりどころ」というコンセプトで、マーケティングに関するノウハウやツール紹介など幅広いコンテンツを提供しています。
日本最大級のWebマーケティングメディアだよ!
ferretメディアの特徴は、初心者からベテランまで満足できる多様なコンテンツを発信していること。
初心者には、ノウハウ記事やテンプレートだけでなく、知らない用語をすぐに調べられるWebマーケティング用語辞典も提供しています。
Webマーケティングは難しい用語が多いから、辞典があるのは助かる!
また、事例・インタビュー記事が豊富で幅広い業界のマーケティングの成功例も多く紹介しており、ベテランマーケターも満足できる内容です。
SEO対策からSNS運用まで多くのマーケターの悩みに応え続けた結果、2024年12月時点で月間PV数が550万、月間UU数が約350万、会員数50万人以上のメディアへ成長。
Webマーケティング分野において、知名度と信頼性も向上しました。
オウンドメディアの始め方に関するよくある質問
オウンドメディアの始め方に関するよくある質問に答えます。
オウンドメディア立ち上げにかかる費用は?
オウンドメディアの立ち上げにかかる費用は、目的や規模、自社制作するか外注するかによって大きく異なります。
すべて自社制作した場合は、立ち上げ費用は高くても数万円程度で済みます。
Web制作会社に戦略立案やコンサルティングも含めて依頼すると、立ち上げだけで数十万~数百万円はかかるでしょう。
すごい金額……
そこにさらに、月々の維持費用もかかるよ
少しでもコストを抑えたいのであれば、無料CMSのWordPressで開設し、できる限り自社リソースを使って運用しましょう。
オウンドメディアの立ち上げ・運用は個人でもできる?
オウンドメディアは個人でも立ち上げ・運用できます。
本記事で解説した手順を参考にして立ち上げ、コンテンツを充実させましょう。
なお、個人オウンドメディアは個人ブログと共通する部分もありますが、ブログよりも高い目的意識を持ち、ユーザー目線で発信することが重要です。
オウンドメディアの始め方まとめ
本記事では、オウンドメディアの始め方や成功させるためのコツ、成功事例を紹介しました。
オウンドメディアを始める手順は下記のとおりです。
自社制作する場合は、無料オープンソースCMSのWordPressを利用するのがおすすめ。
キーワード選定・記事構成の作成をしたうえで、記事を書きましょう。
また、オウンドメディアを成功させるためには、下記の4点のコツを意識することが重要です。
オウンドメディア作成経験のない会社も、成功事例を参考にしながら、ぜひ立ち上げ・運用をしてみてください。
成果が出るまでに時間はかかりますが、長期的に取り組むことで売上増やリード獲得、採用マッチング率向上などを実現できるでしょう。
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