ネット文章・ネット記事に最適な文章の書き方を徹底解説します!
インターネットで読まれる文章・記事は、本や雑誌などの「紙の文章」とはまったく別物です。
読まれ方もまったく違うので、紙の文章の常識は通用しません。
では、読まれるネット文章・ネット記事を書くには、どんな点に注目すればいいのでしょうか?
さて、「郷にいれば郷にしたがえ」という言葉もあります通り、
場所や環境が変われば、私たち自身もその変化にあわせて変わっていくことが求められます。
世の中に急速にパソコンやスマホが普及し、いまやインターネットが私たちの生活に欠かせないインフラに加わったことも
人類史上まれにみる大変革といっても過言ではありませんよね。
最近の調査では10~20代のネット接触時間は1日3~4時間にもおよび、テレビの約2倍になっているとのこと。
ネットやモバイル端末が将来的にさらに広まっていくことが予想される中で、私たちもまさに“変化”を求められているのです。
…ということで今回は、「インターネットやスマホに最適な文章・記事の書き方」についてまとめてみました。
ブロガーやアフィリエイター、ライターとしてお金を稼ごうという気持ちが少しでもある方は、ぜひお読みいただければと思います。
ネット文章は「ルールに縛られてはいけない」!
正しいルールを知ることは大切だが、ルールに縛られすぎてはダメ!
ルールよりも、読者にとって読みやすい・分かりやすいことのほうが大切!
こういう「文章の書き方」「文章のルール」についての記事を書くと、かならず意地の悪い人がコメントしてきて、
「○○は△△と書くのが正解なのでは?」とかドヤ顔でコメントしてくるんですよね。
でもね、個人的には文章に正解とか間違いとかってないと思うんですよ(こんな記事を書いておいてなんですが)。
だって言葉なんて時代とともにどんどん変わっていくものですから。
過去の日本語の歴史をみたってそうでしょ? 言葉の使い方や文章のルールなんて、その時代時代のニーズや状況にあわせて変化してしかるべきなのです。
だから前提として、ネット文章・ネット記事を書くときにはルールに縛られすぎてはいけません。
唯一絶対に守るべきルールというものがあるとすれば…
それは「読者にとって読みやすく分かりやすい文章を書く」ということだけです。
ネット文章は「スマホだけを意識」せよ!
今はスマホ全盛の時代! スマホで読まれることを前提に文章を書くべし!
あえて言うまでの事でもないのですが、今はモバイル(スマホ)の時代です。
Googleが「モバイルファースト」「モバイルオンリー」という考え方を提唱してからはや幾年ですが、あらためてこの2つの言葉の意味をおさらいしておきましょう。
モバイルファースト
今後どんどんPCは使われなくなり、スマホ(をはじめとするモバイル端末)が世の中を席巻していきます。
だからスマホを最優先にしましょう! …というのが「モバイルファースト」です。
モバイルオンリー
っていうかPCなんてもう無視していいんじゃない? スマホだけに力を入れればいいんじゃない?
…というのが(とても乱暴に説明すると)「モバイルオンリー」です。
実際ほとんどのWebサイトやブログなどは、もうずいぶん昔からモバイルの流入数がPCの流入数を上まわっているかと思いますので、
今後ネットで文章・記事を書こうとするのであれば(PCはひとまず置いておいて)スマホで読まれることを意識して書くべきでしょうね。
ネット文章は「三行以上はストレス」と心得よ!
長い文章はNG。1文は3行(50文字前後)までが限度である!
繰り返しますが、今はスマホ全盛の時代ですのでスマホで読みやすいように文章・記事を書く必要があります。
スマホ向けの文章・記事で絶対にNGなのは、ゴチャゴチャと長ったらしい文章を書くことです。
1つの文(文頭から句点「。」まで)はどんなに長くても、3行くらいが限界じゃないでしょうか?
それ以上の文章のカタマリは、読者に不要なストレスを与えてしまいます。
この記事のように2~3行(50文字前後)書いたら1行分の空白を空け、また 2~3 行書いたら1行空け…
くらいの感じが、ネットの文章としては適切なんじゃないですかね。
ネット文章は「細かくグループ分け」して書け!
長文を書くときは、文章をいくつかのグループ(章)に分けて離脱を防ぐべし!
ネット文章・ネット記事は全体をいくつかの“章”に分けて書きましょうという意味です。
この記事でいうと、今読んでいただいている「細かくグループ分けして書け!」というグループ(見出し+本文)が1つの“章”ですよね。
長い文章を一気に読ませるのは、読者にストレスを与えてしまいます。
ストレスを感じる文章なんてだれも読みたくないですから、途中で離脱されてしまう確率がグッと高くなります。
しかし、上記図の右の例ように全体がいい感じでグループ分け(章分け)されていると、テンポ良く読み進められるため読者のストレスはかなり低減されます。
とくにネットの世界では、紙の本のような長い文章を読むことに慣れていない人も多いので、
ネット文章・ネット記事を最後まで読んでもらうためには適度に区切って小休止をしてもらう工夫が必要なのです。
ネット文章は「 拾い読みでも伝わるように」書け!
ネットユーザーは拾い読みが中心なので、拾い読みでも内容が伝わるように工夫せよ!
実はあなたの書いた記事はほとんど読まれません。
ほとんどのネットユーザーは、見出しや強調部分(太字・マーカー・文字の色)をなんとなく拾い読みするだけです。
文書を書いている身からするととてもショックな現実ですが、現実は直視しないといけません。
読者が拾い読みしかしないなら、拾い読みでも記事・文章の趣旨が伝わるようにすればいいだけの話です。
大切なのはキッチリとすみずみまで読んでもらうことではなく、読者の悩みやニーズを解決することですからね。
具体的には、
「各章の見出しを、本文を端的に要約したものにする」
「太字などの強調部分を読むだけでもだいたいの内容が伝わるように書く」
…などの方法が挙げられます。
ネット文章は「相手は中学生」だと思って書け!
文章はなるべくシンプルに、なるべく簡単に分かりやすく書くべし!
ネット文章・ネット記事を書くときは、相手は中学生だと思って書くようにしましょう。
つまり、中学生にも伝わるように分かりやすく簡単に説明しなさいということです。
たとえば下記のような工夫を試してみてください。
- 専門用語はなるべく使わない
- 使う場合は解説をかならず入れる
- 漢字は全体の20%以下が理想
- 具体例や簡単な置き換えで説明する
- 難しい漢字をつかうときは「ふりがな」「るび」をふる
なにも読者を見下して幼稚な文章を書け、と言っているわけではありません。
シンプルで分かりやすい文書のほうが、万人がストレスなく読めるからですね。
ネット文章は「コメントも大切なコンテンツ」だ!
コメントは本編の補足にも読者サービスにもなり、SEOにも好影響である!
新聞や本などにはないネット文章・ネット記事の大きな特徴の1つとして「コメント欄」の存在があります。
軽視している運営者も多いですが、コメントも重要なコンテンツの1つとして考えるべきです。
ちなみに、コメントが活発にやりとりされているページ(やサイト)は、SEOの効果が高く集客にも有利になることが知られています。(ただしスパムなどの不正のない健全なコメントに限る)
コメント欄は筆者と読者とのあいだのコミュニケ―ションや、質問と回答、テーマのより具体的な深掘りなどに積極的に活用するようにしましょう。
ネット文章は「 画像や図表をうまく使え」!
ビジュアルはテキストに優る! うまく活用すれば読者の滞在時間や理解度もおおきく向上する!
文字などの“テキスト”に比べて、イラストや写真などの“ビジュアル”はより短時間でより印象的に情報を伝えることができます。
文字だとまず文章を読んで内容を理解し、さらに頭のなかで想像する必要がありますが… ビジュアルなら一瞬ですからね。
むずかしい物事も図表やグラフを使って説明することで、分かりやすく伝えることができると思います。
また、写真などの画像にはいわゆる箸休めの効果も期待できます。
長い記事は途中で読むのがイヤになってしまいますが、イメージ画像などがテンポよく使われている記事だと、疲れずに最後まで読むことができます。
読者を最後まで飽きさせずに引きとめておくには、画像はとても重要な役割を果たすのです。
ネット文章を書くなら「 動画も勉強しておく」べし!
これからは動画の時代になる! いまから勉強しておこう!
近い将来「文字」で情報を伝える時代は終焉をむかえます。
ユーチューバ―やショートムーバーなど、動画で情報を伝えることが急速に“あたりまえ”になってきていますし、
うちの子供たちを見てても、暇さえあればYouTubeやAmazonなどで動画を見ているので
この子たちが大きくなるころには、インターネット上のコンテンツは動画中心になっているんだろうなぁ…と思うわけです。
ただしまだもう少しだけ時間があると思うので、これからもネットのコンテンツでお金を稼ごうと思っている人は、ブログと一緒に動画も勉強しておくべきですね。
撮影も編集作業もiPhoneアプリだけで完結できるので、とっても簡単ですよ。
アプリは「FilmStory」か、もしくは「Adobe Premiere Clip」があればひと通り動画は作れますので、まずは試しにチャレンジしてみてはどうでしょうか?
このマクサンでもYouTubeの始め方や動画のノウハウを解説しているので、ぜひ合わせてお読みください。
ネット文章なんて「読者は読んでくれない」!
ネット文書・ネット記事は「読まれない」ことを前提として工夫をすべし!
繰り返しになりますが、実はネットの記事・ネットの文章なんてほとんど読んでもらえません。
あなたが思う以上に、読者はあなたの文書を読まないのです。
面白そうなタイトルだったらなんとなくクリックして、ざざっと飛ばし読みしつつ、興味のある部分だけチェックして、あきたらすぐに他のコンテンツに移ってしまいます。
自分のふだんの行動をふりかえってもらえれば分かると思いますが、
ド素人が書いたネット記事を最初から最後まで一文一句を逃がさずに読むなんて、ほとんど経験ないですよね?
だから、ネットで文章・記事を書くときは読まれないことを前提に書くのが鉄則です。
読まれない前提だからこそ、少しでも興味をもってもらえるようにタイトルや冒頭部分に心血を注いだり、読みやすいようになるべくシンプルに書いたり、
ストレスがかからないよう写真や図表を使ったり、改行やスペースを工夫したりする努力が必要なのです。
どうしたら読んでもらえるか? どうしたら理解してもらえるか?
せっかく情報を求めて来てくれたお客様を逃がさない“おもてなし”が必要なのですね。
今回ご紹介した以外にもいろいろなテクニックがあると思いますが、ぜひあなた自身で「どんな文章・記事がベストなのか?」を考えながら書くようにしてみてください。
考えることが良いネット文章を書く秘訣だと思いますよ。
コメント
コメント一覧 (6件)
>だって言葉なんて時代とともにどんどん変わっていくものですから。
言葉が時代とともに変わることの一つの要因に言葉の誤用があります。間違った言葉を使っているのにそれが一般化したことで間違った用法が一般的に用いられるようになっているケースが少なくありません。
ですので、やはり間違った言葉遣いは訂正されるべきであり、できる限り言葉は変わるべきではないと私は思います。
コメントありがとうございます!
言葉は変わるべき、変わるべきではない、というのは私たちが決めるのではありません。それは長い年月を経て勝手に変わっていくものです。
誤用も、みんなが誤用するなら、それは正に変わってしまうのです。残念ながら…。
言葉は変わらなければ進化しません。新しい言葉も生まれていきません。
いま私たちが平安時代の言葉で生活することができないように、新しい時代に合わせて言葉はどんどん変わっていくのです。
あなたはもうちょっと変化に寛容になるべきかと思いますよ?
ダーウィンの有名な言葉を思い出してみてください。
>それは「読者にとって読みやすく分かりやすい文章を書く」ということだけです。
分かりやすい文章であるべきだというのは言うまでもないことです。読者が理解できない文章に何の意味もありません。
私は、自分で書いた文章を後で読み直して意味が分からないことがあります。書いた本人が分からないのに他人が分かるはずはありません。
同時に、私は、他の人の文章をすんなり読めないことがよくあります。それは、著者と私とで言葉に対する認識の違いがあることが一因です。私がおかしいと思う言葉の用法を著者はおかしいと思っていない訳です。どうしてこのような認識の違いが生まれるのか。そのことを考えると、私は言葉はできる限り変わるべきではないと思います。
コメントありがとうございます!
それは相手の文章が悪いのか?それともあなたの理解度が低いのか?実際に見てみないと断定できませんが…
もうちょっと変化に寛容になるべきかと思いますよ。
その言葉が正しいか間違っているのかよりも、その人の書く文章が世に求められているかどうか、のほうが遥かに重要ですからね。
特にインターネットの世界では…。
頭ではなんとなく分かっていたのですが、それを整理出来ていなかったのでとても参考になりました。
動画についての勉強も少しずつ始めています。
いつも為になる記事を本当にありがとうございます!
かねなしさん、コメントありがとうございます!
文章はその時代に合わせて常に変化していく必要があり、逆に考えるとどこまで突き詰めても100%の正解はありません。
でも、だからこそ文章って面白いんですよね。これかりも一緒に頑張りましょう!