数ある文章生成AIのなかでも、もっとも知名度が高く、さまざまな用途に活用できるのが「ChatGPT」です。
ChatGPTでブログ記事を作成する人も増えてきており、時間や費用をおさえつつブログ記事を手軽に作ることができます。
ChatGPTでブログ記事が作れるの?
僕はほとんどのブログ記事にChatGPTを活用してるよ!
ChatGPTはプロンプトと呼ばれる指示文を書くことで、指示に従いテキストを出力してくれます。
出力の精度はプロンプト次第で決まり、良いブログ記事を書けるかどうかは良いプロンプトをつくれるかどうかで決まります。
使い方次第では、SEOに強いブログ記事を、短時間でたくさん作ることもできるでしょう。
- ChatGPTの特徴
- ChatGPTを利用するメリット・デメリット
- ChatGPTを使ってブログを作成する具体的な方法
- すぐに活用できるテーマ別のプロンプト
本記事では、ChatGPTを使ったブログ記事の作成方法について、具体例を使ってくわしく解説します。
ChatGPTの概要と特徴
ChatGPTの概要と、ChatGPTでブログ記事を作成するにはどんな方法があるのかを解説します。
ChatGPTとは?
ChatGPTは、人工知能の研究開発を行うOpenAI社のGPT(Generative Pre-trained Transformer)をベースとして開発されたチャットボット形式の生成AIツール。
GPT は大量のテキストデータの学習によって高レベルの言語理解能力を身につけており、次の予測や推測ができるようになった「次世代型の大規模言語モデル」です。
GPTはとても優秀な人工知能 (AI) で、人間が書いたものと見分けがつかないような自然な文章を生成することができます。
生成AIってなに?
大量のデータからの学習を元に、新たなコンテンツを生み出せるAIのことだよ!
ChatGPT以外にもたくさんの生成AIが次々にリリースされていますが、
ChatGPTはGPTを作ったOpenAI社が開発した生成AIであり、次に紹介する「プロンプト」と呼ばれる指示文を使うことで、さまざまなタスクをこなすことができる自由度の高さが魅力です。
ChatGPTの活用にはプロンプトが重要
プロンプトとは、簡単にいうとAIに対する指示文のこと。
プロンプト(指示文)を入力することで質問に対する回答を得られるのはもちろん、記事タイトルの作成・見出し構成の作成・本文の作成・簡単な表の作成……など、さまざまなテキストコンテンツを生成できます。
プロンプトの作り方次第で出力の精度が大きく変わる!
ChatGPTをうまく使いこなせないという人のほとんどは、プロンプトを正しく理解していなかったり、精度の高い回答を得るためのコツを知らないからです。
「ブログ記事の作成に必要なプロンプトを知りたい!」という人は、後述するChatGPTでブログを作成する際に活用できるプロンプトを参考にしてみてください。
ChatGPTでブログ作成をする2つの方法
ChatGPTやGPTでブログを作成するには、以下の2つの方法があります。
- ChatGPTに直接プロンプトを入力してコンテンツを作る
- GPTと連携しているカスタムツール(AIライティングツール)を使う
ChatGPTに直接プロンプトを入力する方法では、最適な回答を得るにはプロンプトをブラッシュアップする必要があり、最初は思うような回答が得られないかもしれません。
プロンプトの作り方やコツが理解できると、生成されるテキストの質が高まり、良い記事が作れるようになります。
難易度は高いけど、やり方次第で質が高いものが作れるってことね。
一方、カスタムツールはプロンプトが不要なものが多く、その記事で上位表示を狙う検索キーワードを入力するだけで、キーワードに沿った記事を作ってくれます。
有名なカスタムツールには「ラクリン」「Creative Drive」「Catchy」などがあります。
ChatGPTとカスタムツールのメリット・デメリットは以下のとおりです。
作成方法 | ChatGPTを使う | カスタムツールを使う |
---|---|---|
メリット | ○プロンプト次第で質の高い記事が作れる ○自由度が高い ○さまざまな用途に使える ○無料でも充分に使える ○有料版も月額20ドル(約2,600円)と安い | ○プロンプトが必要ない ○簡単操作で記事構成・本文を作成できる ○SEOなど付加機能がある ○さまざまなツールから目的にあわせて選べる |
デメリット | ×プロンプトを学ぶ必要がある ×記事作成だけに特化しているわけではない | ×料金が高い(ものが多い) ×プランによって使える回数に制限がある ×自由度が低く、出力の精度が低い ×プロンプトが身に付かない |
どちらの方法にも長所・短所がありますが、個人的にはChatGPTで直接AIに指示を与えるプロンプトを覚えたほうが、AI活用の能力が身に付くのでメリットが大きいと思います。
今後AIは爆発的に世の中に広まると予測されているので、ブログだけではなく仕事やプライベートを含めさまざまなシーンでAIリテラシーが求められるようになるでしょう。
AIによる記事制作やAIライティングツールをもっと知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
ChatGPTでブログ記事を作成するメリット
ChatGPTを利用してブログ記事を作成するメリットをくわしく解説します。
制作コストを削減できる
ブログ記事を制作する際、ライターさんに費用をお支払いして外注化している人も多いでしょう。
もし記事単価1万円で月に10本の記事作成を依頼している場合、それだけで10万円のコストがかかってしまいますよね。
でもChatGPTなら0円!
ChatGPTなら無料でブログ記事を作成することも可能!
有料プランを使った場合でも、月々20ドル(約2,600円)ほどの支払いで使いたい放題です。
制作コストをかけずに大量に記事を作ることも可能なので、ブログ運営のコストを大幅に削減することができます。
もし月10本なら、1記事たったの260円⁉
ChatGPTの無料版とChatGPT Plus(有料版)には下記のような違いがあります。
プラン | 無料版(ChatGPT) | 有料版(ChatGPT Plus) |
---|---|---|
料金 | 無料 | 月20ドル(約2,600円) |
できること /特徴 | ・GPT-3.5 ・2021年9月までの情報のみ ・回答の速さは普通 ・回答の精度が劣る ・入力・出力の文字数が少ない ・プラグインは使えない | ・最新のGPT-4 ・プラグインで最新の情報も参照できる ・回答の速さが高速 ・回答の精度が高い ・入力・出力の文字数が多い ・プラグインなど様々な機能が使える |
ChatGPTの無料版は速度・精度・機能などがやや劣りますが、通常の範囲では十分に使えるでしょう。
有料版であってもライターさんに外注することを考えればかなり安いので、個人的には有料版の契約をおすすめします。
特にプラグインが使える点が強い!
有料版であれば「WebPilot(ウェブパイロット)」というプラグインが使えるため、指定したURL(Webページ)の内容を読み取ることができます。
最新の情報を反映できるほか、ブログ記事を生成する際に公式サイトなど他のWebサイトを参考にできるので、内容をより良いものにするために役立ちます。
無料版と有料版の違いについては「有料版を使う」でも後述しています。
ブログ制作にかかる時間を短縮できる
ChatGPTを活用することで、ブログ記事制作にかかる時間を大幅に短縮可能です。
通常の記事制作では、以下のような作業を行う必要があります。
- キーワード選定
- キーワード調査
- ペルソナ設定
- 競合調査
- 見出し構成の作成
- 本文の執筆
- タイトルの作成
- リライト
- コーディング・公開作業
これを一人でやるとなると、かなり時間がかかる……
しかし、ChatGPTを活用すると⑸~⑺のライティング部分はもちろん、
⑶のペルソナの想定を出したり、前述のプラグインを使って⑷の競合調査も可能です。
⑻のリライトにも活用できますし、⑼のコーディングの一部も任せることができるでしょう。
ブログ記事制作のほとんどに役立つよ!
プロンプトに関しては、あらかじめ定型分を作成しておいて、コピペして一部を変更すると効率的です。
自由度が高く、さまざまな面でブログに役立つ
他のカスタムツールなどに比べて自由度が高いのも、ChatGPTのメリットの一つ。
例えば下記のような使い方ができます。
- ブログの記事ネタなどのアイデア出し
- ブログ全体やキーワードのターゲットを考察
- 関連キーワードを与えてSEOに強い記事を作成
- webpilotを使って参考用のページを読み込ませる
- ちょっとした質問、調べもの
- 簡単な表の作成 など
ChatGPTはブログ制作の優秀なサポート役ね!
ただし、活用の幅を広げるにはプロンプトを作るための勉強や経験が必要なことを覚えておきましょう。
ChatGPTを利用するデメリット
ChatGPTを利用するデメリットは、以下の3つがあります。
プロンプトの入力を学ぶ必要がある
ChatGPTを使い始めたからといって、すぐに思い通りの記事が作れるわけではありません。
単純に調べものをするくらいの使い方であれば特に勉強の必要はありませんが、
より精度の高い回答を短時間で導き出せるようになるためには、プロンプトの作り方やコツを覚える必要があります。
最初はなかなか期待したレベルの回答が出てこないけど……
コツをつかめば、精度の高い記事を、超スピードで作れるようになるよ!
現状はまだ情報の信頼性やクオリティが低い
ChatGPTは既存の情報をもとに回答を生成するため、情報が少ないものや最新情報が必要なものはうまく生成できずに、
現段階では信頼性やクオリティが低いものが出てくることがあるのがデメリットです。
人の目のチェックは絶対に必要……
ChatGPTの無料版は2021年9月までの情報をもとにしており、それよりも新しい情報は「提供できない」という答えが返ってきます。
(有料版でプラグインを使えば、この問題は解決可能)
また、新しい内容ではなくても、間違った情報を出力することがすくなくありません。
例えば「桃太郎」の内容を聞いてみたら、以下のような回答でした。
4匹目? 零余子(ぜろよし)ってなんぞ?
零余子って「むかご」だよね……
実際に調べると「零余子」なんて種類のキジも動物もいません。
このように、正確ではない情報も高頻度で含まれるため、最終的には人間の目でチェックが必要です。
SEOに特化していない
ChatGPTはSEOライティングに特化したツールではありません。
そのまま使うだけでは、SEOに強いブログ記事は作れないでしょう。
また、下記のようなSEO上の課題もあります。
- コピーコンテンツと判断される可能性がある
- 内容が間違っていたり、情報が古かったりする可能性が高い
- オリジナリティが低くなり、低品質のコンテンツと評価される可能性がある
ChatGPTを使う際は、キーワード調査や競合調査をあらかじめおこない、それらの参考データをプロンプトで与えるなどの手間が必要です。
(たとえば再検索キーワードやサジェストキーワード、共起語などの一覧を与え、それらを含めるように文章を生成してもらうなど)
面倒だけど、生成の材料となる参考情報があると一気に精度が上がるよ!
また、オリジナル要素を加えたり読者目線のブログ記事にするためには、ChatGPTで作成したものに人間が手を加える(リライトする)必要があります。
ChatGPTが生成したものをそのまま使っちゃダメなんだね……
逆に、ひと手間をかけてやり方やプロンプトを工夫すれば、SEOに強い記事を作ることは可能です。
実際に筆者がChatGPTを利用して作成した記事でも、下記のとおり検索上位に上げることができています。
- KW/順位:「グリドルパン おすすめ」 1位
- KW/順位:「マルチグリドルパン おすすめ」 1位
- KW/順位:「マルチグリドル ランキング」 1位
- KW/順位:「soto st-340 レビュー」 1位
- KW/順位:「st-340 レビュー」 2位
- KW/順位:「soto 310 340 比較」 3位
- KW/順位:「ベアボーンズ ランタン 口コミ」 3位
- KW/順位:「ベアボーンズ マイナーランタン」 2位
- KW/順位:「barebones マイナーランタンled」 5位
- KW/順位:「ジャクリ1000 口コミ」 1位
- KW/順位:「jackery ポータブル電源」 4位
- KW/順位:「ポータブル電源 ジャクリ」 3位
- KW/順位:「イムコ 自動炊飯シリンダー 口コミ」 2位
- KW/順位:「自動炊飯シリンダー 比較」 1位
- KW/順位:「イムコ 自動炊飯シリンダー」 8位
- KW/順位:「キャンプ 土鍋 おすすめ」 5位
- KW/順位:「キャンプ 土鍋」 8位
- KW/順位:「キャンプ 土鍋 ご飯」 9位
※上記実績は執筆時点のものであり、閲覧時点では順位変動が発生している可能性もあります。
ChatGPTでブログを作成する具体的な方法
ChatGPTでブログ記事を作成する具体的な方法は、以下の手順です。
ChatGPTに登録
まずはChatGPTへの登録手順を、無料版と有料版に分けて解説します。
無料版への登録
まずは、赤枠で囲ってある「Sign up」をクリックします。
続いて、アカウントの作成を行います。
アカウント作成では、メールアドレスを入力するか、GoogleやMicrosoft、Appleのアカウントで作成可能です。
あとは、流れにそって登録を進めていきます。
登録が完了すると以下の画面が表示されて、ChatGPTを使い始められます。
有料版への登録
有料版では、月々20ドルのサブスクリプションに登録する必要があります。
ChatGPTのトップ画面で、赤枠の「GPT-4」を選択します。
赤枠で囲っている「プラスプランにアップグレード」をクリックしてください。
サブスクリプションに申し込むための支払い情報を入力します。
問題がなければ、以下の画面が表示されるので「Continue」をクリックします。
トップ画面が以下のように【GPT-4】に変わり、問題なくが利用できれば完了です。
キーワードの選定・調査
登録が完了したら、キーワード選定をおこないます。
キーワード調査や競合調査を行い、どのキーワードで上位表示を狙うか、どんな内容の記事を作るべきかを決めます。
このへんの調査をChatGPTに任せるのは難しいため、人の手で実施するのがよいでしょう。
キーワード選定はめちゃくちゃ重要だから、慎重に行おう
SEOに重要なキーワード選びやキーワード調査は、以下の記事にくわしく解説しています。
プロンプトを入力
実際にChatGPTで記事を作るために、プロンプトを入力しましょう。
ChatGPTを開いた画面の下にあるメッセージ入力窓(下記図の赤枠部分)にプロンプトを入力してください。
実際に入力するプロンプトにはさまざまな種類があります。
見出し構成を作るプロンプト、本文を作るプロンプト、記事タイトルを作るプロンプトなど……。
そんなにいっぱいあるの?
一度作っちゃえば、次からは流用できるからね。
1つのプロンプトですべてまとめて作っちゃうことも可能ですが、
個人的には見出し構成を自分で作っちゃってから、各見出しごとに本文を生成したり、タイトル・導入文・まとめ文などを1つ1つ生成するのがおすすめ。
そのほうがSEOに効果のある質の高いブログ記事を作成することができます。
いっぺんにやろうとすると、なかなか良いものが出ない。
ちなみに、ブログ作成時にそのまま活用できるプロンプトを「ChatGPTでブログを作成する際に活用できるプロンプト」で紹介しているので確認してみてください。
リライトやファクトチェックを実施
最後に、リライト(手直し)とファクトチェック(事実関係の確認)を行います。
はじめは精度が低いので、SEOに強いブログ記事を作るには50~70%くらいのリライトは必要でしょう。
そんなにリライトするの?
プロンプトが磨かれていくと、20~30%でも大丈夫になるよ!
また、ファクトチェック、権利侵害(著作権・商標権・個人情報など)の確認、コピーチェックは必ず実施するようにしてください。
知らないうちに他人のコンテンツをパクってしまっていたり、著作権などの権利を侵害してしまっていることもあります。
絶対にそのまま公開しないでね!
ChatGPTなどの生成AIはとても便利ですが、まだまだ発展途上のツール。
記事制作の最初(キーワード選定や調査)と最後(リライトやファクトチェック)においては、人の手が必要と覚えておきましょう。
ChatGPTでブログを作成する際に活用できるプロンプト
ChatGPTでブログ記事を作成する際に実際に活用できるプロンプトを、以下の5つの工程ごとに解説します。
これ以外にもたくさんのプロンプトがありますが、自分自身で試行錯誤してブラッシュアップしてみてください。
自分が使いやすいようにカスタマイズしていってね!
記事タイトルを作るプロンプト
まずは、ChatGPTでブログの記事タイトルを作成してみましょう。
対策キーワードを指定するだけのプロンプトでもOKなのですが、より精度の高い記事タイトルを作成するには、細かな条件を指定するのがポイントです。
例えばターゲット・記事の大まかな内容・使いたい関連キーワードなどを条件に加えてみましょう。
あなたはを〇〇〇〇〇〇について発信するブロガーです。以下の条件に従って、ブログ記事のタイトル案を5つ作成してください。
#ターゲット:
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
#対策キーワード:
「〇〇〇〇〇」
#記事の内容:
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
#関連キーワード:
〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇
#出力の条件:
・対策キーワードは必ず含める
・関連キーワードもなるべく含めるようにする
・文字数は30文字から38文字の間にする
実際に作成したプロンプトと、実際に出力された結果は下記のとおりです。
文字数などは言うことを聞いてくれませんでしたが、アイデアとしては使えるものを出力してくれました。
数秒くらいで出してくれるのね!
自分で作成したタイトルの改善案を出してもらう使い方もできるよ。
見出し構成を作るプロンプト
次に、ChatGPTでブログ全体の見出し構成(目次)を作成してみましょう。
繰り返しになりますが、個人的には見出し構成は自分で作ったほうがいいと思いますが、もしChatGPTで作るとしたら下記のようなプロントがおすすめです。
あくまで参考程度ね。
手順としては、下記の3ステップです。
- 対策キーワードで上位表示されている競合見出し(上位3~5つほど)をChatGPTで抽出
- 対策キーワードの関連キーワード(サジェストキーワード、再検索キーワードなど)を自分で調査
- 上記2つを材料に、ChatGPTで見出し構成を生成
このプロンプトではURLの読み込みをおこなうため、有料版ChatGPTとプラグインのWebPilotを利用します。
また、見出しの抽出は1つ1つ個別でおこなう仕様にしています。
一度に複数URLの読み込みをおこなうとエラーになりやすいためですが、このへんは様子をみつつ調整してください。
#プロンプト1
下記のURLを読み込み、見出し構成を抽出してください。
{検索上位記事のURL①}
この抽出結果はあとで利用するので覚えておいてください。
————————
#プロンプト2
下記のURLを読み込み、見出し構成を抽出してください。
{検索上位記事のURL②}
この抽出結果はあとで利用するので覚えておいてください。
————————
#プロンプト3
下記のURLを読み込み、見出し構成を抽出してください。
{検索上位記事のURL③}
この抽出結果はあとで利用するので覚えておいてください。
————————
#プロンプト4
下記のURLを読み込み、見出し構成を抽出してください。
{検索上位記事のURL④}
この抽出結果はあとで利用するので覚えておいてください。
————————
#プロンプト5
下記のURLを読み込み、見出し構成を抽出してください。
{検索上位記事のURL⑤}
この抽出結果はあとで利用するので覚えておいてください。
————————
#プロンプト6
あなたは○○○○○○を発信するブロガーです。
「○○○」という検索キーワードで上位表示を狙う記事を作成します。
下記の条件を参考に、理想的な見出し構成を提案してください。
##条件1:
見出しを生成する際は、下記のプロンプトで抽出した各ページの見出し構成を参考にしてください。
・プロンプト1
・プロンプト2
・プロンプト3
・プロンプト4
・プロンプト5
##条件2:
見出しには下記の関連キーワードを必ず含めてください。
・○○○○○
・○○○○○
・○○○○○
・○○○○○
・○○○○○ ……
実際に入力したプロンプトと、出力された結果は、以下のポストを参考にしてみてください。
ちなみに関連キーワードを出す際には柏崎剛さんの「再検索キーワード調査ツール」を利用しています。
リード文を作るプロンプト
ChatGPTでリード文(導入文)を作成します。
手作業で記事を作る際は最後に作ることをおすすめしていますが、ChatGPTで作成する場合は、記事タイトルと見出し構成があれば作ることができます。
仮のものとして作っておき、最後に人の手で清書するのがおすすめです。
これは僕自身も頻繁に使うプロンプトだよ。
あなたは○○○の情報を、○○○向けに発信するブロガーです。
「○○○○○○○○○」というタイトルでブログ記事を書きます。
検索上位を狙っているSEO対策キーワードは「○○○」です。
下記の条件を基に、このブログ記事に最適な導入文を作成してください
##条件1:導入文は300文字以内で出力してください
##条件2:導入文は、下記の見出し構成を要約してまとめてください。重要度はH2〉H3です
##条件3:導入文には下記の言葉を必ず含めてください。
・「重要なサジェストKWや再検索KW」
・「重要なサジェストKWや再検索KW」
・「重要なサジェストKWや再検索KW」 ……
##見出し構成:
【H2】○○○○○○
【H3】○○○○○○
【H3】○○○○○○
【H2】○○○○○○
【H3】○○○○○○
【H3】○○○○○○
【H3】○○○○○○ ……
けっこう使える文章を出してくれるわね!
実際に入力したプロンプトと、出力された結果は、以下のポストを参考にしてみてください。
本文を作るプロンプト
ChatGPTで本文を作成するときは、見出しごとに作成するのがおすすめです。
見出しごとの関連キーワードや共起語を材料とするだけでも生成可能ですが、
さらにプラグインのWebPilotを使って上位表示ページのURLを読み込ませることで、精度の高い文章が作成できます。
これも、かなりの高頻繁で使う!
あなたは○○○の情報を発信するブロガーで、初心者向けに○○○に関するブログ記事を書きます。
「○○○」という見出しの本文を、下記の条件を基に作成してください。
この見出しで意識するSEOキーワードは「○○○」です。
##条件1:見出し本文は400文字以内で出力してください。
##条件2:下記のURLの内容を読み込み、情報をまとめてください。
・{URL}
・{URL}
・{URL}
##条件3:見出し本文には下記の言葉を必ず含めてください。
・「共起語や必ず入れたい言葉」
・「共起語や必ず入れたい言葉」
・「共起語や必ず入れたい言葉」 ・・・
いっぺんに読み込むURL数が多いとうまくいかない可能性があるので、3つ(多くても5つ)くらいが理想です。
見出しと関係ないURLを読み込ませても意味がないので、その見出しごとに最適な、関連性の高いページを指定してあげてください。
これはめちゃくちゃ使えそうなプロンプトね!
見出し毎の本文を作る際には、以下のポストを参考にしてみてください。
推敲に使えるプロンプト
記事の完成後には、ChatGPTに改善すべき点を洗い出してもらうこともできます。
誤字脱字チェックにも活用できるでしょう。
そんなことにも使えるんだ!すごい!
以下のテキストを確認し、より分かりやすい文章に改善してください。
テキスト:
”ここにテキストを入力”
##やるべきこと
・誤字脱字をチェックする
・文章の修正と加筆を行い、推敲をする
・専門知識がない人が読んでも理解できるような文章にする
##回答例
・改善後の文章:
・改善点:
ただし、複数の見出しをまたぐ文章などでは、見出し構成を無視して再構成してしまうので、見出し毎に細かく分けてあげることが必要です。
また、ChatGPTは箇条書きにまとめがちなので、その際は「箇条書きを使わずに」「箇条書きをせずに平文で」などをプロンプトに条件として追加するのも良いでしょう。
短く要約してしまうことが多いので、「そういうまとめ方もあるかな」くらいでOKだと思います。
あくまで部分的に使うことが前提かな。
アイデアとして参考にする感じね。
ChatGPTでブログを量産するコツ
ChatGPTでブログ記事を効率よく量産するコツを解説します。
有料版を使う
有料版を使うことで、より効率的にブログ記事が制作できます。
ChatGPTでは、現在GPT-3.5とGPT-4の2つの言語モデルを取り入れており、有料版は性能の高いGPT-4を採用。
無料版と有料版の違いは下記のとおりです。
無料版(GPT-3.5) | 有料版(GPT-4) | |
---|---|---|
費用 | 無料 | 月額20ドル(約2,600円) |
機能 | 文章生成 | ・文章生成 ・画像や音楽の生成 ・プログラミングコードの生成 ・プラグイン機能が活用可能 |
性能・精度 | 高い | 米国の司法試験に合格するほど精度が高い |
応答の速度 | 混雑状況や質問の長さによって遅くなる場合がある | ・基本的に速い ・プラグイン使用時には遅くなる |
アクセス制限 | 混雑状況にとって制限される | なし |
回答制限 | なし | 3時間ごとに最大25回まで |
特に最新情報を参考にする必要のあるテーマの場合、2021年9月までの情報しか学習していない無料版では、間違いが多かったり、そもそも回答を得られないなどの可能性が高いです。
また、一番大きいのが有料版ではプラグインが使える点。
特にURLを読み込めるWebPilotはとても便利で、最新の情報を参照できたり、他のWebサイトを参考に文章を生成することができます。
個人的には有料版は必須だと思うよ
プラグインを活用する
繰り返しになりりますが、有料版に登録することで、ChatGPTの機能を拡張できるプラグインが活用できます。
プラグインを導入したら何ができるの?
プラグインはたくさんの種類があり、それぞれに異なった機能をもっているので一概に「何ができるか」を説明するのは難しいですが、
例えば、ブログ運営に役立つChatGPTプラグインには下記のようなことができます。
プラグイン名 | 機能概要 |
---|---|
SEO.app | SEO機能。WebサイトのSEOスコアを自動的に計算し、改善のためのアドバイスをおこなってくれる。また、SEOに強い記事作成もおこなえる。 |
WebPilot | 指定したURLを読み込める。ネットから最新情報を入手できるとともに、ページ内の情報を要約したり、内容を抽出することができる。 |
Scraper | 指定したURLの情報をスクレイピングできる。たとえばAmazonの検索結果ページから、価格・星・評価数などを抽出するなどの使い方が可能。 |
Prompt Perfect | ユーザーが入力したプロンプト(指示文)を自動的に最適化し、より精度の高い出力が得られる。ChatGPTに最適化したい指示を伝えて’perfect’と入力するだけ。 |
Kakaku.com | 「価格ドットコム」のWebサイトを参考に、さまざまな商品の価格が比較できるプラグイン。リンクも出力されるので、最安値の調査などに活用できる。 |
PlugFinder | ChatGPTプラグインを検索できる。便利なプラグインの発見に役立つ。 |
Now | GoogleやTwitterのトレンドを調べることができる。記事ネタなどのアイデアを得る目的に活用できそう。 |
Color Palette | イメージや目的などを伝えると、最適なカラーパレット(色の組み合わせ)を作成してくれる。ブログのデザインなどに役立つ。 |
daigr.am | データを入力すればグラフの作成してくれる。円グラフ・棒グラフ・折れ線グラフなどスタイルも豊富で、記事内にグラフを挿入したい際に役立つ。 |
BizToc | 興味のある分野の情報収集をおこなってくれる。その日のニュースなどを即座にリストアップしてくれるので、ブログのために情報収集が欠かせない人におすすめ。 |
ScholarAI | 4千万以上ある論文から目的のものを検索してくれる。別途「ChatwithPDF」でPDFを読み込むことも。ブログ記事内に論文を引用したい時におすすめ。 |
Copywriter | Webサイトの改善点のアドバイスを瞬時にリストアップしてくれる。意外と的確な指示をくれるのでおすすめ。 |
Capcut | プロンプトを入力し、動画をアップロードすると、プロンプト通りに動画の編集を自動で行ってくれる。ブログとYouTubeを平行運用している人には大きな武器になる。 |
プラグインでChatGPTを自分好みに強化しよう!
プラグインの導入と使い方は以下の通り。
トップ画面の「GPT-4」にカーソルを合わせると「Plugins Beta」が表示されるのでクリックします。
「Plugin store」の矢印をクリックしてください。
検索バーを使ってプラグインを探します。
プラグインを見つけたらインストールを行います。
トップ画面に戻り、赤枠の部分をクリックします。
使いたいプラグインにチェックマークがついていれば、活用できます。
プラグインは最大3つまで同時に使用可能です。
複数のプラグインにチェックを入れている場合は、質問に応じて必要なプラグインを自動選択してくれます。
プラグインの活用事例として、以下のポストを参考にしてみてください。
よく使うプロンプトをテンプレ化しておく
ChatGPTを利用してブログ記事を作成する際には、よく使うプロンプトをテンプレ化しておくことをおすすめします。
コピペし、必要な部分だけを書き換えればいいので、とても時間短縮になるでしょう。
同じ内容を毎回打ち込むのは効率悪いもんね……
もう少しハイレベルな話をすると「カスタムインストラクション」を使うという方法もあるよ。
カスタムインストラクションとは、ChatGPT上でのやり取りに考慮すべき設定や条件を、あらかじめ設定しておくカスタム機能。たとえばユーザーの属性や背景などの情報を背一定しておけば、プロンプト毎にいちいち入力する必要がなくなる。ストラクションでは、ユーザーの背景や属性などの情報や、ChatGPT からの出力を事前に指定することができます
「ChatGPTでブログを作成する際に活用できるプロンプト」で紹介したプロンプトを、メモなどに貼り付けておけば、「○○○」の部分だけを変更すればいいので、時間短縮が可能です。
ChatGPTを使ったブログ作成についてよくある質問
ChatGPTを使ったブログ作成について、よくある質問に回答します。
- ChatGPTでブログを作成する際のポイントは?
-
ポイントは、以下の3つ。
- プロンプトの作り方にこだわる(具体的な指示にする、役割を与える、条件をつけるなど)
- 出力する内容を分ける(タイトル、1つ目の見出し、導入文など)
- 有料プランを活用する
プロンプトの作り方が、ChatGPTでブログを作る際の要です。
ChatGPTに慣れていない人は、まずは「ChatGPTでブログを作成する際に活用できるプロンプト」の内容を参考にブログを作ってみてください。
- ChatGPTでもSEOに効果的なブログは作れる?
-
ChatGPTでもSEOに効果的なブログを作ることは可能です。
前述のとおり、実際に僕がChatGPTを活用して作成した記事でも、検索上位を取れています。
ただし、ChatGPTはSEOに特化したAIライティングツールではないため、関連キーワードや共起語などを事前調査して情報を与えたりなど、SEOツールの併用が必要。
また、生成してもらった内容に対して、十分なリライトやオリジナル要素の追加などが必須です。
- ChatGPTはブログのリライトにも活用できる?
-
ChatGPTは、ブログのリライトにも活用可能です。
リライトする際のポイントは、事前の分析と競合調査です。
また、ChatGPTの有料版に登録し「WebPilot」というプラグインを導入するのがおすすめです。
ChatGPTを使ったブログ作成まとめ
本記事では、ChatGPTを使ったブログ記事の作成について解説しました。
ChatGPTのメリットとデメリットは、以下の通りです。
ChatGPTによるブログ記事の作成には、多くのメリットがあります。
しかし、リライトやファクトチェックなど人の手を加える工程は必須で、それを怠った場合はSEOに強い記事どころか読み物として成立しないケースが多い印象です。
また、ChatGPTを上手に活用するうえで鍵になるのが「プロンプト」。
ChatGPTでSEOで戦えるブログ記事を作るには、SEOに関する知識の底上げと、プロンプトの作り方に慣れることが重要でしょう。
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