ブログやアフィリエイトを始める際に、どんなドメイン名にしたらいいか迷いませんか?
WordPressでWebサイトを開設する際にも必ず独自ドメインを取得するので、ドメイン名の決め方を知っておく必要があります。
ドメイン名は、一度決めてしまうと簡単には変更ができません。
そのため、後から「なんでこのドメイン名にしたんだろう……」と後悔する人も多いのです。
- ドメイン名ってどうやって決めるの?
- いろいろなドメインの例が見たい!
- おすすめのドメイン取得方法は?
本記事では、失敗しないドメイン選びのために、ドメイン名の決め方や効果的なドメイン名にするコツを紹介します。
実際にあるセンスの良いドメイン名の事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ドメイン名の決め方のコツと事例
ドメイン名を決め方は、以下の5つのポイントをおさえましょう。
サイト内容がわかるようにする
ドメイン名は、サイト内容がわかる(簡単に推測できる)ような文字列にしましょう。
サイトの内容でぜんぜん関係のないドメイン名だと、なんか違和感を感じるし、信頼性を棄損してしまうリスクもあります。
ドメイン名からサイトのテーマが想像できるようのが理想!
たとえば、カフェを紹介するブログなら「cafe」を含めたり、ゲームジャンルのブログなら「game」が含まれているとわかりやすいですよね。
- 珈琲関連のブログの場合:「〇〇cafe.com」
- ゲーム関連のブログの場合:「××game.net」
ただし、雑記ブログだったり、今後ジャンルを変更する可能性がある場合は、この方法は使えません。
その場合は、後述するあなたの名前(ハンドルネーム)をドメイン名にするなどの方法もおすすめです。
短く簡潔にする
重要なポイントは、ドメイン名を短く簡潔な文字列にすることです。
ドメイン名が長く複雑だと、何が書いてあるか一発で頭に入らないですし、覚えてもらえない(直打ちやリピート訪問がされにくい)というデメリットがあります。
ブログ名もドメイン名も、シンプルが一番!
以下のよう長めの英単語は、省略してもOKです。
- 「insurance」→「ins」
- 「ecology」→「eco」
ハイフン(-)を使って分かりやすくする
どうしてもドメイン名が長くなってしまう場合は、ハイフン(-)を使ってテンポ良く区切るのもおすすめです。
ちなみに、ドメイン名に使用できる文字は、半角英数字(A~Z、0~9)・半角のハイフン「-」のみです。
他の記号では区切れませんのでご注意ください。
間違って全角にしないよう注意!
以下のように、ドメインをハイフンで区切ることによって、読みやすく覚えてもらいやすいドメイン名になります。
- 「investblog」→「invest-blog」
- 「hokenhikaku」→「hoken-hikaku」
ブログ名と同じにする
ドメイン名をブログ名・サイト名と揃えるのもおすすめです。
下記のようにドメインとブログ名が同じ場合、読者に覚えてもらいやすいため、認知度の向上や指名検索の増加にも効果があります。
- サイト名「マクサン」…… ドメイン名「makusan.jp」
- サイト名「DMM.com」…… ドメイン名「dmm.com」
文字列が取れるなら、この方法がもっとも理想かもね!
自分の名前を入れる
ドメイン名に自分の名前やハンドルネームを入れるのもおすすめです。
自分の名前とドメイン名をセットで覚えてもらいやすくなりますし、雑記ブログなどのテーマが決まっていないサイトでも使えるのでおすすめです。
- ハンドルネーム「マクリン」…… ドメイン名「makuring.com」
- 名前「山田○○」…… ドメイン名「yamada-○○.com」
おすすめのドメイン末尾(トップレベルドメイン)
ドメイン末尾とは「.com」や「.net」などの部分のこと。
トップレベルドメイン(TLD)ともいいます。
トップレベルドメインの種類によって登録できるサイトの種類や、取得費用・維持費用なども変わってきます。
代表的なトップレベルドメインには下記のようなものがあるよ!
TLD | 用途 | 対象 | 個人使用 |
---|---|---|---|
.com | 商用サービス | 世界中の誰でも使える | ○ |
.net | ネットワーク | 世界中の誰でも使える | ○ |
.org | 非営利団体 | 世界中の誰でも使える | ○ |
.info | 情報サービス | 世界中の誰でも使える | ○ |
.biz | ビジネス | 商用利用にのみ使える | ○ |
.blog | ブログ | 世界中の誰でも使える | ○ |
.mobi | モバイル | 世界中の誰でも使える | ○ |
.jp | 日本 | 日本国内に住所があれば使える | ○ |
.ne.jp | ネットワーク | ネットワークサービスなど | ○ |
.ac.jp | 教育機関 | 学校法人、大学、短期大学、職業訓練校など | × |
.co.jp | 会社 | 株式会社、合同会社、有限会社、信用金庫、企業組合など | × |
.go.jp | 政府機関 | 政府機関、省庁所属の研究所、独立行政法人、特殊法人など | × |
.or.jp | 法人 | 財団法人、社団法人、医療法人、監査法人、宗教法人など | × |
.ed.jp | 学校 | 保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校など | × |
.gr.jp | 団体 | 2名以上の個人による任意団体、2つ以上の法人による任意団体 | ○ |
この中でもブログやアフィリエイトサイトなどの個人メディアにおすすめのトップレベルドメインを、いくつかピックアップして紹介します。
世界でもっとも人気「.com」
「.com」は世界でも日本でももっとも人気の高いドメインです。
一般的にも知名度が高いため、ユーザーに安心感をあたえることができるでしょう。
商用サービス向けではありますが、企業や店舗のホームページ、大手Webサービス、ブログやアフィリエイトサイトなどの個人メディアまで、幅広く利用されています。
迷ったら「.com」を選べば間違いない!
2番目にメジャー「.net」
「.net」はネットワークを意味していますが、サイトの内容にかかわらず誰でも使用できます。
「.com」の次に人気があるメジャーなドメインで、法人・個人問わずさまざまなWebサイトで利用されています。
「.com」で希望の文字列がすでに使われていた際にどうぞ!
信頼感がある「.jp」
「.jp」は日本を意味するドメインで、組織・個人にかかわらず、日本国内に住所があれば誰でも使用できます。
シンプルで覚えやすい文字列であるとともに、ユーザーへ信頼感をあたえられるおすすめのドメインです。
個人でも使える「.org」
「.org」ドメインは「organization」の略で、非営利団体などのために用意されたものです。
ただし現在は非営利団体に限らず、個人利用も可能になっています。
「manablog.org」や「tuzukiblog.org」などの有名ブロガーも利用しています。
情報を意味する「.info」
「.info」ドメインは「information」、つまり情報・知識を意味します。
その名の通り、情報サービスを対象に用意されたドメインです。
現在は用途に制限はなく、誰でも自由に使うことができます。
ブログを意味する「.blog」
「.blog」は、WordPressが運営しているドメインで、名前の通り「ブログ」を表します。
2016年から加わった新しいドメインなのでまだまだ普及してはいませんが、これから利用する人が増えそうなドメインです。
一目でブログだと分かるので、一般的なブログを運営する人におすすめのドメインです。
ドメイン名はSEOに影響する?
ドメイン名について、初心者さんから以下のような質問をよくいただきます。
- 「ドメイン名によって検索エンジンからの評価は変わりますか?」
- 「SEOに強いドメイン名はありますか?」
結論からいうと、ドメイン名の違いによるSEOの影響はないです。
しかし下記のような場合は、ドメイン名が(間接的に)Webサイトのアクセスや収益に悪影響をあたえる可能性があります。
- URLが長すぎて、コピペミスが頻繁におこる
- 複雑で読みにくく、覚えられない
- サイト内容とまったく関係のないドメイン名だ
- 意味不明で乱雑な文字列でなんか怪しい
「ドメイン名の決め方のコツと事例」の章で紹介したとおり、読みやすく覚えやすい、サイト内容と合ったドメイン名にするようにしましょう。
直接的には影響はないけど、間接的には多少の影響はあるかもね!
ちなみに、Google検索セントラルブログでは、ドメインのSEOへの影響について下記のように記載されています。
検索において、特定の TLD のキーワードが有利に働くことも不利に働くこともありません。
引用:新しいトップレベル ドメイン(gTLD)に対する Google での取り扱いについて | Google 検索セントラル ブログ | Google Developers
TLDとはトップレベルドメイン(「.com」「.net」など)のことなので、少なくともトップレベルドメインにおいては「SEOへの影響はない」とGoogleが明言しているのですね。
トップレベルドメインは何を選んでも同じ!
SEO的にはね。
このようにドメイン名とSEOは無関係なので、新規でドメインを取得する際にSEOを意識する必要はありません。
しかし、Webサイトを運用するなかでは「ドメインを育てる」「検索エンジンからのドメイン評価を高める」ことはとても重要になります。
独自ドメインの育て方については、下記の記事にくわしく解説しています。
ドメイン選び・取得する際の注意点
ドメイン選びや取得をおこなう際には、以下の3点に注意しましょう。
取得費用・更新費用を確認する
ドメインを取得する前に、取得費用・更新費用を確認しておきましょう。
人気の文字列やトップレベルドメインは、取得費用が他よりも高い傾向があります。
取得と更新は別で考えよう!
また、取得費用が安くても、更新費が高いものや契約年数の縛りがあるものもあります。
取得費用の安さにつられると、後々痛い目に合う可能性があるので、取得費用だけでなく更新費用も確認しましょう。
Whois情報の代理公開ができるか
Whois情報とは、ドメイン名の登録者に関する情報をインターネットのユーザーなら誰でも確認できるサービスのことです。
Whoisで提供される情報には下記のようなものがあります。
– 登録ドメイン名
– レジストラ名
– 登録ドメイン名のプライマリおよびセカンダリネームサーバ
– ドメイン名の登録年月日
– ドメイン名の有効期限
– ドメイン名登録者の名前および住所
– 技術的な連絡の担当者の名前、住所、電子メールアドレス、電話番号
– 登録に関する連絡の担当者の名前、住所、電子メールアドレス、電話番号
引用:Whoisとは | JPドメイン名の検索 | JPドメイン名について | JPRS
このような個人情報を晒さないためにも「Whois情報の代理公開」を利用しましょう。
Whois情報の代理公開を利用すれば、ドメイン取得サービス側が用意した情報を公開してもらえます。
つまり情報を肩代わりしてくれる(貸してくれる)ってこと!
Whois情報の代理公開は、ドメイン提供サービスで取得の際に設定できることがほとんどです。
中には対応していないサービスもあるので、事前に確認をおこないましょう。
ほとんどの場合「Whois情報を代理公開」の欄にチェックを入れるだけだから簡単だよ!
信頼できるサービスか
ドメイン提供サービスが信頼できるかどうかも確認しておきましょう。
知名度のあるサービスを利用することで、以下のようなサービスを受けられるメリットがあります。
- 電話・チャット・メールサポート
- 自動更新
- ドメイン移管
- セキュリティ
初心者のうちはわからないことだらけなので、サポートが充実しているかどうかを確認しましょう。
おすすめのドメイン取得サービス3つを紹介
実際にドメインを取得するにはどのような方法があるのでしょうか?
本章では、おすすめのドメイン取得サービスを紹介します。
個人的には3つ目のレンタルサーバーとのセット契約がおすすめ!
取得費用も更新費用も永久無料になるサーバーもあるよ!
ムームードメイン
ドメイン数 | Whois情報代理公開 | ドメインロック | サポート |
---|---|---|---|
約400種類 | ○ | ○ | 電話 メール |
ムームードメイン は、GMOペバポ株式会社が運営しているドメイン取得サービスです。
ロリポップサーバーと12ヶ月以上契約することで、対象のドメインがずっと無料になります。
ドメインロック・2段階認証など、セキュリティが充実しているので安心です。
ドメイン料金
ドメイン名 | 登録料 | 更新費 | ドメイン移管 |
---|---|---|---|
.com | 750円 | 1,728円 | 1,728円 |
.net | 750円 | 1,628円〜 | 1,628円 |
.blog | 825円 | – | – |
.site | 53円 | 4,268円 | 4,378円 |
お名前.com
ドメイン数 | Whois情報代理公開 | ドメインロック | サポート |
---|---|---|---|
約580種類 | 年間1,078円 | 年間1,078円 | 電話 メール |
お名前.com はGMOグループが運営している大手のドメイン取得サービスです。
国内シェアNO.1で、大手の企業でも数多く利用されています。
ドメイン料金
ドメイン名 | 登録料 | 更新費 | ドメイン移管 | Whois代理公開 |
---|---|---|---|---|
.com | 1円〜 ※2個目以降750円 | 1,287円〜え | 1,012円 | ○ |
.net | 1円〜 ※2個目以降750円 | 1,507円〜 | 1,012円 | ○ |
.blog | 1円〜 ※2個目以降390円 | 3,058円 | – | × |
.site | 1円〜 ※4個目以降50円 | 4,268円 | 4,378円 | ○ |
.xyz | 1円〜 ※2個目以降290円 | 1,628円 | 1,628円 | ○ |
レンタルサーバーとセットで契約
レンタルサーバーとセットでドメインを契約するのもおすすめです。
大手のレンタルサーバー会社ではドメインを無料で取得できることが多く、ドメイン取得サービスで取得するよりもかなりお得になります。
ドメインが無料になるおすすめのレンタルサーバー
これらのレンタルサーバーを利用すれば、サーバーとドメインを別々で契約する必要がなく、面倒なサーバーとドメインの紐づけ作業も不要。
初心者でもめちゃくちゃ簡単にサーバー・ドメインの契約ができます。
手間も省けてドメインも無料になるので、一石二鳥だよ!
この中でも特におすすめなのは「ConoHa WING」。
国内最速のサイト表示速度をほこり、高機能・高性能で料金も安いというコストパフォーマンスが魅力です。
しかもConoHa WINGの長期割引プラン「WINGパック」を利用すると、なんとドメインが2本まで永久無料(取得費用と更新品用が契約中はずっと無料)になるんです!
ドメインを取得するならConoHa WING一択だね!
ConoHa WINGのレンタルサーバーを使ってWordPressを始める方法は、下記の記事でくわしく解説しています。
初心者でも最短10分で収益性の高いWordPressブログを作れるので、ぜひ参考にしてみてください!
マクサンなら500円割引の特典付きだよ!
ドメイン名の決め方に関するよくある質問
ドメイン名の決め方に関するよくある質問に回答します。
ドメイン名にキーワードを入れるとSEOに有利?
ドメイン名とSEO(検索エンジンからの評価)は無関係です。
(くわしくは「ドメイン名はSEOに影響する?」の章にて解説しています。)
少なくとも「ドメインにキーワードが入っていないからSEOで上位表示されない」ということはありません。
仮にドメイン名にキーワードを入れるのがSEOで有利だった場合、検索上位のドメインにはキーワードが含まれていることが多いはず。
しかし実際はそんなことはなく、ドメイン名を工夫するより、他のSEO対策をした方が効率が良いでしょう。
ドメイン名に商品名を入れるのはあり?
商標権に抵触する可能性があるので、ドメインに商品名を入れるのは避けたほうがよいでしょう。
また、万が一その商品の販売が終了してしまったり、商品名が変更になったりするリスクもあります。
co.jpドメインはSEOに有利?
「co.jp」ドメインは(間接的に)SEOに有利に働くと考えて良いと思います。
「co.jp」ドメインは日本国内に登記のある企業しか登録できない上に、1企業につき1つしか取得できないという制限があります。
これらの制限が「co.jpは企業ドメインだから安心!」というユーザーの信頼感にもつながるでしょう。
また、企業のWebサイトは個人メディアよりも良質な被リンクを集めやすく、Webサイトのテーマに関連する事業を展開しているはずです。
これらの理由から、「co.jp」ドメインは検索エンジンからの評価が高まり、結果的にSEOに強くなっていくと考えられます。
co.jpだからといって、すぐにSEOに強くなるわけじゃないよ。
おしゃれなドメイン例はある?
おしゃれなドメインの事例をいくつか紹介します。
個人ブログのドメイン例
ブログ名 | ドメイン名 |
---|---|
アフィリノオト | meril.co.jp |
副業フリー | fukugyo-free.com |
マナブログ | manablog.org |
Tuzuki Blog | tuzukiblog.org |
副業コンパス | tabivest.net |
ひつじアフリエイト | hituji-affiliat.com |
モフモフ不動産 | white-sun.co.jp |
転職アンテナ | tensyoku-antenna.com |
ハイパーメモメモ | proof0309.com |
基本的に運営者の名前・サイト名・ドメイン名を一緒にしている人が多い印象です。
ドメイン名の決め方で迷っている方はぜひ参考にしてください。
ドメイン名の決め方 まとめ
本記事では、ドメイン名の決め方・コツについて紹介しました。
重要なトピックを再度まとめてみます。
ドメイン名は1度決めてしまうと後から変更できないので、ドメインを取得する際にはよく考えてから決めるようにしてください。
わかりやすくシンプルで覚えやすいドメイン、Webサイトのテーマに合ったドメイン名を設定しましょう。
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